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更新日:2024年5月28日

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薬剤の使用上の注意点

殺虫剤と殺そ剤及び使用上の注意点

殺虫剤

戦後の混乱期には衛生害虫の媒介による伝染病の発生が多く、これを駆除するため,Ddtが大いに活躍しました。Ddtは、塩素系薬剤の特徴として、安定性がよく、使いやすく、優れたものでしたが、環境汚染の原因、人畜に対する体内蓄積が起こるなど種々の問題を生じ、使用禁止となりました。これに代わって、低毒性で分解の早い有機リン系の薬剤が時代にマッチしたものとして使用され始め、今日に至っています。
一方、昔から使われていた蚊取線香の主成分である天然成分のピレスロイド系の殺虫剤が合成可能となり改良が進むにつれて、安定性、残効性など有機リン系に匹敵する性能の薬剤が開発されて来ています。
これらの殺虫剤は、ほとんどが、虫の神経系に殺虫効果をあげていますが、幼虫の成長ホルモンに作用し、その、成長を阻害することによって、害虫の発生を阻止しようとするものもや、最近では、昆虫の繁殖を制御する物質、昆虫行動制御剤も検討されています。

殺鼠剤

殺そ剤はその作用機構のうえから、累積毒剤(クマテトラリル、フマリン、ワルファリン)と急性毒剤(α-ナフチルチオウレア、シリロシド、ノルボルマイド)に分類できる。累積毒剤は、抗凝血作用のあるクマリン誘導体の殺そ剤で、ごく微量であっても5日間以上の喫食すると極めて高い殺そ力がある。このため新鮮な毒餌を5日間以上連日配置する必要がある。忌避性はなく、喫食性がよい。また、連日誤食の危険性も少ないので安全である。

殺虫剤の使用上の注意

  1. 使用前には、薬剤の説明書をよく読む
  2. 薬剤散布は中毒防止の輻湊をする。
  3. 薫煙剤は出火と誤認されやすい
  4. 油剤や乳剤現役は引火性があります。
  5. 薬剤汚染に注意する。特に食品・食器・乳幼児の衣類・ペット等。保管や毒えさ配置には。誤飲、誤食に注意する。
  6. 使用する際は、周囲に配慮しましょう。

殺そ剤の使用上の注意

  1. 使用前には、薬剤の説明書をよく読む。
  2. 説明書に書かれている「用法・用量」に従い、また「使用上の注意」を良く守ること。
  3. 使用目的にあった製剤、製品を選ぶこと。
  4. 誤食を避けるため、食品と間違えられるような食器や容器に入れないこと。
  5. 子供や家畜、愛玩動物による誤食を避けるため、手の届かない所に配置すること。
  6. 就寝前に配置し、翌朝回収すること。
  7. 殺そ剤を配置したことを家族等に周知させること。
  8. 飲食物・食器・飼料・おもちゃ等に触れないようにすること。
  9. 粉剤は吸い込まないようにすること。

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