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百日咳(ひゃくにちぜき)が流行中!感染防止対策を心がけてください!
令和7年第25週(6月16日から6月22日)までに報告された大阪府内における百日咳の累積患者報告数が「1738人※」と観測史上最多を更新しています。また、15週(4月7日から4月13日)以降、1週あたりの報告数が80人以上を推移しており、報告数が高止まりしています。
(参考:1週あたりの平均報告数:6.84人(2018-2024年))
百日咳は、百日咳菌による長引く咳が特徴の呼吸器感染症で、飛沫・接触感染により感染します。大阪では9歳〜14歳の小児で多く発生しています。また、ワクチン未接種の乳幼児で重症化しやすいです。乳児への定期予防接種や、手洗いや咳エチケットなどの感染防止対策を心がけてください。
〇百日咳とは
百日咳は百日咳菌によって引き起こされる呼吸器感染症です。特有のけいれん性の咳発作が特徴で、いずれの年齢でもかかりますが、小児が中心となっています。乳児では重症になり、肺炎、脳症を合併し、まれに死に至ることもあります。感染経路は、飛沫感染、接触感染により伝播します。
〇感染防止対策のポイント
手洗いと咳エチケットが重要です。小児の重症化予防には、定期接種の5種混合ワクチン等が有効です。
〇受診のポイント
咳が2〜3週間続く場合は、速やかに医療機関を受診してください。
6月26日時点の速報値
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