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麻しん(はしか)
麻しん(はしか)は、感染後に潜伏期10日から12日を経て発症します。38℃前後の発熱が2日から4日間続いたのち、一旦少し解熱した後に再び高熱が出て、耳の後ろ、首から額に発しんが出現し、翌日には顔面、体幹部、上腕に、2日後には四肢末端にまで広がります。
発しんが全身に広がるまで、発熱(39.5℃以上)が3日から4日間続きます。その後、解熱し、全身状態も回復しますが、発しんは色素沈着がしばらく残ります。
合併症のないかぎり7日から10日後には回復しますが、体力等が戻って来るには1ヶ月位を要することも珍しくありません。
麻しん(はしか)は感染力が強く、免疫がない場合はほぼ100%感染すると言われています。
発熱する頃から、発しんが出るまでの間、強い感染力があります。
学校保健安全法では、解熱した後3日を経過するまで出席停止とされています。
麻しん(はしか)の合併症
麻しん(はしか)では30%近くに合併症を併発します。その約半数が肺炎です。
そのほか、中耳炎やとくに小児の場合には喉頭炎や喉頭気管支炎を併発することがあります。
頻度は1,000例に0.5から1例ときわめて低いものの脳炎を併発することがあり、脳炎を併発してしまうと致死率は約15%にのぼり、後遺症を残すこともまれではありません。
<麻しん発生状況について>
国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト(外部サイトへリンク)
大阪府内の麻しん(はしか)の発生状況(大阪府感染症情報センター)(外部サイトへリンク)
大阪府感染症情報センター(麻しん・風しん情報)(外部サイトへリンク)
<関連ホームページ>
厚生労働省ホームページ(麻しんおよび風しんについて)(外部サイトへリンク)
麻しんに関する特定感染症予防指針(PDF:270KB)
麻しん(はしか)に関するQ&A(外部サイトへリンク)
麻しん(はしか)の予防について
麻しん(はしか)はワクチンにより予防できる病気です。麻しん(はしか)にかかったことのある人はすでに免疫を獲得していますが、かかったことがない人では2回のワクチン接種を受けることで免疫を獲得できます。
①小児における定期接種について
麻しん(はしか)の定期予防接種(MRワクチン)は以下の期間に2回の接種が必要です。
<定期接種スケジュール>
第1期:1歳の1年間(1歳の誕生日の前日から2歳の誕生日の前日まで)
第2期:5歳以上7歳未満で、小学校入学前の1年間
※予防接種についての詳しいお問合せは、お住まいの市町村予防接種担当課まで
大阪府内の各市町村担当課一覧
②海外への渡航を予定している者について(任意接種)
海外では麻しん(はしか)が流行している国が存在します。特に、麻しんにかかったことがない方で、予防接種歴が0回または1回の方、接種歴が不明な方は、渡航前に予防接種をご検討ください。
<関連ホームページ>
厚生労働省(FORTH)予防接種実施機関検索について(外部サイトへリンク)
厚生労働省(FORTH)海外渡航のためのワクチン(外部サイトへリンク)
厚生労働省検疫所(外部サイトへリンク)
外務省海外安全情報(外部サイトへリンク)
医療機関のみなさまへ 「発熱と発しんのある患者には麻しん(はしか)も疑ってください」
麻しん診療についてのお願い(PDF:464KB)
麻しん(はしか)は感染症法上「5類感染症」に位置付けられ、全数届け出るよう規定されています。
医療機関は、診察時に症状から麻しん(はしか)と診断した際には保健所に発生届を提出します。(麻しん発生届出様式 (PDF:162KB))
届出を受理した保健所は、患者さんの検体(血液)を大阪府健康安全基盤研究所(大阪府の場合)などに送り、検査で診断を確定します。
また、医療機関における平時の対応や、麻しん(はしか)を疑われる患者が受診する際には、『医療機関での麻疹対応ガイドライン』に基づくご対応をお願いします。
『医療機関での麻疹対応ガイドライン 第七版』(平成30年5月 国立感染症研究所感染症疫学センター作成)(外部サイトへリンク)
日本は、平成27年3月27日、世界保健機関(WHO)から、麻しん(はしか)の「排除状態」にあると認定されました。
国内に土着しているウイルスによる感染が3年間確認されない場合に「排除状態」と認定されます。
日本では日本土着の麻しんウイルスによる感染は「排除」が確認されていますが、海外では麻しん(はしか)が流行している国はあります。
このため、排除認定後も、渡航歴のある患者や、その接触者からの患者の発生が散見されてきました。



