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更新日:2025年1月21日

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令和6年度第2回大阪府戦略本部会議【議題1】

議題1「府政運営の基本方針2025(案)について」

議題に係る資料

資料名 PDFファイル
資料「府政運営の基本方針2025(案)」 資料(PDF:660KB)
別紙「令和7年度 仮収支試算」 別紙(PDF:270KB)

 

 

 

 

【山口副知事】

  • 来年度、万博の成功のために最重点で取り組むというのはその通りだと思うが、それと併せて万博後を十分に見据えてやっていく必要があると思う。
  • 今、「Beyond EXPO 2025」の検討状況はどうなっているのか。

【政策企画部長】

  • 9月13日に、副首都本部会議で「Beyond EXPO 2025」について検討するようにということで、知事・市長より、ご指示をいただいた。
  • その後、大阪府市合わせた関係部局で、イノベーション、生産性・付加価値向上、都市魅力・観光、まちづくり・都市基盤、人材という5つのタスクフォースを設置し、今、各タスクフォースで、現状の大阪の到達点の確認、並びに万博において、どこを加速させていかないといけないのかという新しい方向性の見出しと有識者ヒアリングを行い、議論をしている。
  • 12月末に、一旦新しい方向性を取りまとめるとともに、令和7年度から速やかに立ち上げなければならない事業については、財政議論にのせるということで、財務部長とも相談しながら進めているところである。

【山口副知事】

  • 「Beyond EXPO 2025」は中期的な計画になると思うが、政策企画部長から発言があったように、来年度から取り組まなければいけないものも、いくつかあると思う。
  • 例えば、都市魅力づくりやレガシーに通じるものなど。そこはしっかり財政議論に間に合うようにしてもらうことが必要だと思う。特に財政の日程からすると12月末でぎりぎりぐらいか。

【財務部長】

  • おっしゃる通り。ただ12月末は、すでに課長計数整理を終えた後で知事に一旦ご報告するので、私どもとしては、より早く急いでいただくということでお願いする。
  • 十分な議論をするために、一定の時間がないと難しいと思っているので、順に出来上がってきたものからでも結構なので、財政議論に持ち込んでいただきたいと思っている。

【山口副知事】

  • 従来の日程感ということではなく、ある程度案ができれば財政議論をして、最後は1月に知事に判断をしていただくことになると思うが、そこの日程感を持って、来年度やる必要があるものは何かというのは十分吟味してもらいたい。

【政策企画部長】

  • 承知した。

【山口副知事】

  • もう一点、組織体制について。特に来年万博に向けて重点化した組織でやっていくのはその通りだと思う。ただ、万博自体は4月から10月までということで、年度後半は万博協会に派遣している人とか、あるいは万博局もどういうふうに縮小するのかということは議論になってくると思う。
  • 組織編成をするときに、従来のように全て人事異動でやるということではなく、各部局からその半年間応援をしてもらうとか、応援した後、年度後半はどういう形でどういう組織を作るのか、どういう体制で新たな業務や基幹業務に取り組むのか、という視点を持ってほしい。
  • 年度当初からそこは計画的に人事課としてやってほしいと思うが、いかがか。

【総務部長】

  • 万博期間が年度途中までということだが、万博局あるいは協会に伺うと、万博期間が終わってすぐにもう人が要らないようになるということではなく、一定期間は残務処理とか、そういう部分も必要と聞いている。
  • 副知事がおっしゃるように、年度後半の部分で、当然、一定数、一定規模のロットで府の中に戻ってくるということなので、通常の組織定数という観点で言うと、1年間人員を配置して、年度当初に再配置するというような基本的な考え方があるが、万博という特殊な一大イベントで年度途中に終わるということなので、年度当初から各部と認識合わせをして、定数を減らすということではなく、例えば応援とか、そういうような形で柔軟な対応ができるように十分調整させていただきたいと考えている。

【山口副知事】

  • そこはよろしくお願いしたいと思う。
  • かつてない大きな取組なので、そこのところをよく考えた人員体制や、もちろん先ほどの政策と予算の関係もそうだが、万博というものに合わせた取り組み方というのを各部局とよく共通認識を作ってもらって、スムーズに事務作業ができるようにお願いしたいと思う。

【知事】

  • いよいよ、来年、あと5ヶ月後、万博が開催される。今まで皆さん準備をしっかり進めてもらっているけれども、今一度最終の準備を整えて、素晴らしい万博を実現したいと思うのでよろしくお願いする。来年は非常に重要な年になると思う。そのための人員体制・組織体制というのも今日議論があったが、しっかりと整えてもらいたいと思う。
  • それから人事といえば、基本的には年度ごとになるが、先ほど副知事から話があった通り、万博にぐっと人が集まることになっているし、今も推進局にぐっと集まっている。万博そのものは来年の秋に終了することになるので、当然残務はあると思うが、人事については1年ごとにやるということではなく柔軟に考えるように、それも含めた頭の整理をしてもらいたいと思う。この点については山口副知事としっかり相談してもらって、年度途中、年度内の人事のあり方というのもしっかり考えてもらいたいと思う。
  • 万博期間中は、しっかり万博を成功させるために全庁を挙げてやってもらいたいと思うのでよろしくお願いする。
  • 万博については、もちろん期間中も大事だが、レガシーが非常に大事だと思う。そういう意味で「Beyond EXPO 2025」という計画も検討しているので、ここをより実効的なものにして、万博のレガシーを受け継いだ持続的な大阪の成長・発展に繋がる、そういったものが非常に重要だと思っているのでよろしくお願いする。
  • そういった観点からも、財政規律をしっかりと維持しながら、必要な施策に財源の重点配分を行っていきたいと思うので、この基本方針のもとで進めていきたい。これは財務部もよろしくお願いする。
  • 次に、財政課の報告もあった人件費のところ。人事委員会勧告で約200億円と非常に大きな規模の給料アップになる。これは社会が給料アップしているので当然のことだと思っているし、何とかこれまでも財政を立て直してきた中で、職員の皆さんにしっかり能力を発揮してもらいたいと思っている。
  • これは給与面だけではなく、働く場所や空間、環境も、人にとってはすごく重要なことだと思う。
  • とりわけ我々は公に尽くす立場なので、より働きやすい環境とか、自分がやっていることが公にとっていいことだとなれば、職員も一生懸命働く。尽くそうという思いがやっぱり強いと思う。民間会社ではないので。そういった意味で働く環境、パワハラとかセクハラとかは絶対ダメだと思うし、そういうことがない環境にぜひしてもらいたい。職場で何か起きたときは、すぐに外に出して対応する。職員の皆さんが働きやすい環境をしっかりと整えてもらいたいと思う。
  • その中で来年1月から、職員が週休3日制を選択できるフレックスタイムが制度として導入される。より柔軟な働き方が可能になるので、多くの職員の皆さんが制度を利用しやすいように周知を図ってもらいたいと思う。
  • 管理職の皆さんの空気感を職員の皆さんは察知するので。とりわけこの制度だけではなくて、制度に魂をいれるために、管理職の皆さんがそういうことに積極的なんだ、という空気感をしっかりと持ってもらいたい。働きやすい中、仕事も一生懸命して、そして家庭で子育てもあったりするだろうし、自分の私生活を充実させることも、職員の能力を発揮できる場面をつくるのも、大阪府にとってプラスなので、しっかりとやってもらいたいと思う。
  • それからそこにも関連することで、本庁舎の勤務時間外における空調について、今年度は夏の非常に暑い状況の中で、まず改善できるところから対応してもらったが、気候もだいぶ変わってきており、残業は基本的にしないのが原則だが、どうしてもの場合が現実にある。真夏の暑い中で残業というのは、職場環境としてよくないと思っているので、空調についても改善を来年度からしっかりとしてもらいたいと思う。
  • また、極めて軽微というか、戦略本部会議で決定することではないかもしれないが、服装は軽装、クールビズ・ウォームビズで1年間通じてできるようにしようと。
  • TPOはもちろん大事だが、みんながスーツを着てネクタイをしなければならない環境ではないだろうと思っているので、働きやすくて、冬場は暖かく夏は涼しいような服装、もちろん半パンやサンダルはダメだけれども、常識的な範囲で自由な服装で働きやすく仕事をしたほうがいいと思っている。
  • このあたりの上司の空気感はとても大事。ルールは総務部の中で作ってもらいたいが、働きやすい環境を年間通じてできるようにやってもらいたいと思うのでよろしくお願いする。
  • 来年は万博。10年くらい前に始めたことがいよいよ現実化する。
  • 私も会場に行くと本当に面白そうだと、最近行けば行くほどわくわくし始めているが、これからどんどん内部のタマ込めも始まってくるし、いろんな人が参加することに意欲を持って、そしてこれは日本だけではなくて、各国が社会課題を解決するために参加し、本当に熱心に取り組んでいるので、非常に素晴らしい万博になると思う。
  • 地元自治体として、これを成功させるために、来年、特に来年度の前半までは正念場になると思うので、しっかり対応をよろしくお願いする。
  • 安全面も協会との連絡も含めて、安全に万博を終えるという意味でも、万博会場はもちろん、それだけではなくて、万博会場以外でもいろいろ出てくると思う。交通混雑も出てくるだろうし、いろんな環境も出てくる。これは大阪市とも連携しないとなかなかできない。来年の前半はかなり多くの人が大阪に来られることになるので、そのときの環境のあり方、今TDMなどいろいろ詰めているが、考えられる対応をしっかりと予測しながら、会場外のことも含めて大阪市と連携して対応していきたいと思うので、よろしくお願いする。

【政策企画部長】

  • ご審議いただいた「府政運営の基本方針2025(案)」については、ただいま知事から働きやすい環境づくりについてご指示いただいたので、一部修正の上で決定したいと思う。
  • また、当初予算が固まる来年2月に基本方針の策定を行うが、基本的な考え方等に大きく変更がない場合については、個別決裁によって意思決定をしたいと思う。

 

 

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