(1)農山漁村地域整備交付金の活用について
農山漁村地域整備交付金は、自治体が農山漁村地域のニーズにあった計画を自ら策定し、農業農村、森林、水産、海岸の各分野における公共事業を自由に選択し、農山漁村地域の総合的な整備を推進することを目的に国が平成22年度に創設したものです。
この交付金は計画の目標や、目標の実現状況等を評価するための指標を定め、計画期間内に実施すべき対象事業等を記載するとともに、その内容をホームページ等で公表することとなっています。
(2)農山漁村地域整備計画
農山漁村地域整備計画 | 計画 [PDFファイル/87KB] | 計画 [Excelファイル/62KB] |
計画対象地域図 | 地域図 [PDFファイル/767KB] | |
計画事前評価 | 評価 [PDFファイル/92KB] | 評価 [Excelファイル/30KB] |
(3)計画における事業内容
1.ため池等の改修 【府事業名:ため池整備事業、用排水施設等整備事業】
[事業の目的]
老朽化した ため池や水路、井堰が決壊・溢水した場合、農地や農業用施設だけではなく、
公共用施設並びに家屋・人命等に甚大な被害を及ぼすことが予想されます。
このため、ため池や農業用水路等を改修することにより、災害の未然防止を図り、安全な地域づくりを目指します。
[事業実施による効果]
10地区の老朽ため池や水路等を改修することにより、
約204ha(甲子園球場の約52個分(総面積換算))の湛水被害等を未然に防止します。
2.水路の整備による水辺づくり 【府事業名:用排水施設等整備事業】
[事業の目的]
農業用水の確保のほか、水と緑豊かな水辺づくりをめざして、農業用水路の総合的な整備を行うとともに、住民参加による農業用水路の水辺環境を守る活動を支援します。
[事業実施による効果]
2地区において、農地面積約75haへの用水の安定供給及び排水機能を確保するとともに、良好な水辺環境を創出します。
3.営農環境の整備 【府事業名:農空間整備事業】
[事業の目的]
ほ場整備(農地の区画整理)や農道、水路等の農業用施設、集落道の整備等を行い、
都市農業の推進と地域の利便性の向上を図ります。
[事業実施による効果]
6地区で約109haの農地において農業生産性の向上を図ります。
4.農道・集落道の整備 【府事業名:農空間整備事業】
[事業の目的]
都市と農村のアクセスとなる基幹的な農道・集落道を整備し、
農産物輸送の効率化、農村集落の生活環境の改善、農村と都市の交流の促進等を図ります。
[事業実施による効果]
2地区で約2,480haの農業振興地域内農地において物流の効率化とともに、
都市と農村間の地域間交流を促進します。
5.農業用施設のストックマネジメントの推進 【府事業名:農空間整備事業、ため池整備事業、用排水施設等整備事業】
[事業の目的]
農業水利施設の計画的な更新整備による機能保全を行い、
農業用水の確保や施設周辺および下流域の安全確保を目的としています。
[事業実施による効果]
3地区で農地面積約359haへの用水の安定供給の確保及び1地区で約60haの湛水被害を防除するとともに、
施設の長寿命化を進めます。
このページの作成所属
環境農林水産部 農政室整備課 農空間整備グループ
ここまで本文です。