黄熱について

更新日:2024年3月28日

黄熱とは

 黄熱ウイルスを持った蚊に刺されることで感染する病気です。黄熱流行地
ネッタイシマカが媒介蚊とされています。(日本には現在、生息していません。)
 国内では50年以上患者の報告はありませんが、アフリカ、中南米で発生しており、渡航者が感染する可能性もあります。人から人への直接的な感染はありません。
また、黄熱の予防接種証明書を携帯していないと入国できない国や、複数の国を渡航する場合に予防接種証明書の掲示を求められる国があります。

 海外に渡航する前に、その地域で黄熱が流行っていないかを確認しましょう!
流行地域に渡航する場合は、黄熱の予防接種が推奨されています。
海外の流行地については、以下をご確認ください。
厚生労働省検疫所:黄熱に注意しましょう

さらに黄熱について知りたい、以下のページをご確認ください。
厚生労働省:黄熱に関するQ&Aについて(外部サイト)

感染経路と症状

黄熱ウイルスを持っている蚊に刺されることで感染します。
潜伏期間は3から6日ほどで、発熱、寒気、頭痛、筋肉痛、吐気などの症状が出現します。
感染しても症状がないか、軽い症状のみで終わってしまう場合もあります。
症状を呈した患者のうち、15%が重症になり、黄疸や出血傾向が現れ、そのうち20から50%の患者が死亡すると言われています。

有効な治療薬はなく、感染した場合は対症療法を行います。

海外で蚊に刺されて、発熱等の症状が出た場合は、医療機関を受診し渡航先や蚊に刺されたことを医師に伝えましょう。

予防について

流行地へ渡航する際は、予防接種を行うことが望ましいとされています。黄熱チラシ黄熱予防接種
厚生労働省検疫所:黄熱予防接種医療機関一覧(外部サイト)

また、長そで・長ズボンの着用、虫よけスプレーを使用するなど蚊に刺されないように気をつけましょう!
予防や対策について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

厚生労働省検疫所:中南米での黄熱予防接種証明書の掲示強化に注意してください(外部サイト)

関連ホームページ 

厚生労働省:黄熱について(外部サイト)
国立感染症研究所:黄熱とは(外部サイト)
厚生労働省検疫所:黄熱に注意しましょう(外部サイト)
日本感染症学会:蚊媒介感染症専門医療機関一覧(外部サイト)

このページの作成所属
健康医療部 保健医療室感染症対策課 防疫グループ

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