ダニは、足が8本ある節足動物で、昆虫ではなくクモの仲間です。ダニは地球上には、50万種前後存在すると推測されていますが、現在知られているのは4万種くらいいると考えられています。国内には、約1700種のダニが知られています。
「マダニ」は、家に住むダニ(イエダニやチリダニ)とは違います。マダニは硬い殻に覆われていて、山や草の多く生えているところに生息しており、国内では少なくとも47種いると言われています。
マダニのエサは、動物の血液で、人の血を吸うこともあります。吸血前のマダニは、数日から数週間かけて血を吸い、吸血前の10倍ぐらいの大きさになることもあります。
大阪府内で見つかっている主なマダニを紹介します。(写真提供元:地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所)
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マダニの寿命は、1から3年程度です。春から秋にかけて、活動が活発化します。
「出典:国立感染症研究所「マダニ対策、今できること」」
マダニは、家庭内に生息しているダニとは違い、山林や裏庭といったイノシシやシカ、
野ウサギなどの野生動物が出没する環境に多く、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などにも生息しています。
(写真提供元:地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所)
ウイルスやリケッチアなどを保有しているマダニに咬まれることで重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱などの病気に感染する可能性があります。
詳しくは、「ダニ媒介感染症について」をご覧ください。
このページの作成所属
健康医療部 保健医療室感染症対策課 防疫グループ
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