感染性胃腸炎は一年を通して発生する可能性があるので、日頃から予防を心がけましょう。
ウイルスが違っていても予防方法は変わりません。感染予防のために、次の3つのポイントに注意しましょう!
1.【手洗い】 正しい手洗いを行い、手の汚れをしっかりと洗い流しましょう!(外部サイト)
2.【食中毒の予防】 食べ物を調理する際に、熱湯消毒や洗浄、加熱をしっかりと行いましょう!
3.【適切なおう吐物、便の処理】 症状のある人のおう吐物や便を処理する際は要注意!塩素系消毒薬による正しい処理が重要です。
<感染性胃腸炎の発生状況>
大阪府内の発生状況は以下をご覧ください。
感染性胃腸炎関連情報(大阪府感染症情報センター) (外部サイト)
ブロック別年齢別発生状況(大阪府感染症情報センター)(外部サイト)
<参考>
全国の過去10年との比較グラフ(感染症発生動向調査週報IDWR)(外部サイト)
ノロウイルス | ロタウイルス | サポウイルス |
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(1) 人から人への感染
感染者のおう吐物や便を触った手や、手で触れたものを介して口に入り感染します。
また、おう吐物の飛沫から感染する場合もあります。人によっては、感染しても発病しない(不顕性感染と呼びます)がウイルスを排出する場合があり、知らない間に周りの人が感染してしまっていることもあります。
(2)汚染された食品や水からの感染
食品取扱者がノロウイルスに感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合、汚染されていた二枚貝を生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合、ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合に感染します。
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1.すぐに拭き取る・乾燥させない 2.きれいに拭き取ってから消毒する 3.しっかり手洗いをする |
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ノロウイルスの感染を広げないために [PDFファイル/375KB]※大阪府チラシ(ダウンロードしてご活用ください!)
<おう吐物、便の処理方法>
処理する人以外(子ども、高齢者等)が感染しないよう、処理が終わるまで、その場から遠ざけましょう。
それが不可能な場合は、少なくとも3m以内に近づかないようにすることが必要です。
<準備> |
1)処理する人は、使い捨てのビニール手袋、マスク、ガウン、靴カバー等を着用し、できれば目の防御のためメガネを着ける。 2)消毒剤として、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系消毒剤や家庭用塩素系漂白剤を準備。 また雑巾(古布、古新聞などでもよい)、ペーパータオル、大きめのビニール製ゴミ袋を用意。 |
<おう吐物などで汚れた床を拭く> ※塩素濃度が5%の家庭用塩素系漂白剤を利用した場合 |
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<汚れた衣服の消毒をする> ※塩素濃度が5%の家庭用塩素系漂白剤を利用した場合 |
1)まずペーパータオル、布等で覆うなど、付着した汚物中のウイルスが飛び散らないようにしながら汚物を取り除く。 2)汚物を取り除いたあと、洗剤を入れた水の中で、静かにもみ洗いをする。 3)50倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤に10分程度つけこむ。(素材に注意) ※ 家庭用塩素系漂白剤につけこむ代わりに、85℃1分以上の熱湯洗濯を行うことでもウイルス消毒効果があります。 4)他の衣類とは、分けて洗う。 5)もみ洗いした場所を、250倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤で消毒し、洗剤を使って掃除をする。 |
<トイレのドアノブ、水洗レバー、トイレの床などを拭く> ※塩素濃度が5%の家庭用塩素系漂白剤を利用した場合 |
・250倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤を浸したペーパータオル等で拭く。 ・塩素系漂白剤は、金属腐食性があるので、拭き取り部位が金属の場合は、10分程度おいた後で、水拭きを行う。 窓を開けるなど、換気を十分にする。 |
全ての処理が終わったら、石けんを使ってしっかり手を洗い、うがいをしましょう。
ノロウイルスの感染予防のための啓発ツールです。ほかのウイルスであっても対策は同様ですので、ダウンロードしてご活用ください!
リーフレット | ||
| 「冬は特にご注意!ノロウイルスによる食中毒」 | 「手をしっかり洗いましょう」 |
動画 | 【その他】ノロウイルスに関するQ&A | |
| ・冬場に多いノロウイルス食中毒 (食の安全推進課) ・ノロウイルスに関するQ&A(外部サイト) (最終改定:平成30年5月31日) (厚生労働省) |
ノロウイルスに関するQ&A(外部サイト)(厚生労働省)
感染性胃腸炎(外部サイト)(感染症発生動向調査週報IDWR)
ノロウイルス感染症(外部サイト)(国立感染症情報センター)
高齢者介護施設における感染対策マニュアル(外部サイト)(厚生労働省)
このページの作成所属
健康医療部 保健医療室感染症対策企画課 防疫グループ
ここまで本文です。