下水道資源のリサイクル

更新日:2020年12月28日

                                                                                                   

下水道資源のリサイクル

 

―「下水汚泥の有効利用に関する共同研究」を募集しています。―


 大阪府下水道室では平成10年度から随時公募により「下水汚泥の有効利用に関する共同研究」を実施しています。下水汚泥の有効利用技術、製品の開発に熱意のある民間企業、研究機関の皆様の積極的な応募をお待ちしています。

  詳しくは下記の資料をご覧ください。

 ・下水汚泥の有効利用に関する共同研究について [Wordファイル/29KB] 
 ・「下水汚泥の有効利用に関する共同研究」実施要領 [Wordファイル/179KB] 

なぎさ試験田―処理水を用いた稲作―

 平成13年度より、大阪府と枚方市御殿山土地改良区が協働して行ってきた、渚水みらいセンターでのなぎさ試験田―処理水を用いた稲作―が、平成17年度第14回国土交通大臣賞(いきいき下水道賞)[下水道有効利用部門]を受賞し、平成17年9月7日のいきいき下水道フェスティバルにて、表彰されました。

授賞式写真
授賞式

賞状写真
賞状

楯写真



 



 

 

 

 

○いきいき下水道賞とは

 国土交通省において、下水道に関する取組みの中から、「見える下水道」として、特に優れたものを、平成4年度より毎年表彰しています。(平成20年度からは「国土交通大臣賞(循環のみち下水道賞)」に名称変更)

○渚試験田について

事業内容

 大阪府では、循環型社会の形成に向けて処理水のリサイクルを推進しており、この一環として、枚方市御殿山土地改良区と協働して淀川左岸流域下水道渚水みらいセンターの高度処理水の農業利用を試験的に実施し、生育状況・品質管理・収量・製品イメージ等の調査を行ってきました。

背景

 渚水みらいセンターの建設にあたり、農業用水路が分断されることとなり、その代替水源として理解が得られるよう、処理水の稲作への利用について、協働して調査を開始しました。

調査結果

 調査データの分析の結果、食とみどりの総合技術センターより、「処理水は稲作用水として十分な品質を有している」との評価を得ています。

御殿山土地改良区の方々写真
御殿山土地改良区の方々

生育状況の調査写真
生育状況の調査

試食米の配布・アンケートの実施写真
試食米の配布・アンケートの実施


 

水の郷 鴻池 四季彩々

 鴻池水路写真

 東大阪市では、かつて農業に利用されていた「鴻池水路」を活用し、水と親しめる空間として整備を行いました。せせらぎ用水には鴻池水みらいセンターの下水処理水を再利用しています。水路の整備にあたっては、東西約3kmの区間を7つのゾーンに分け、それぞれ異なった趣の景観としており、途中には渇水時の雑用水等に利用可能な、処理水の貯留槽を7基設置し、水辺空間の創造と防災都市づくりを合わせて行っております。
 平成16年度には、国土交通省の「いきいき下水道賞」も受賞しました。
 JR鴻池新田駅からのアクセスもよく、多くの方に親しんでいただいております。

<所在地>
東大阪市西鴻池町4丁目から東鴻池町2丁目

  <連絡先>
  東大阪市上下水道局下水道部計画課
  電話番号 06-4309-3247


 

新豊島川と蛍の夕べ

新豊島川写真

 豊中市新豊島川では、昭和62年より猪名川流域下水道原田水みらいセンターで処理された処理水に 砂濾過やオゾン処理などの高度処理を施し修景用水として再利用しています。 このようにして創り出された清流は延長約2.4kmで、両岸には大小様々な植樹帯があり、 せせらぎに沿って整備された散策路は市民の憩いの場として親しまれています。 また、6月にはせせらぎに位置している「蛍の里」において、「蛍の夕べ」が開催され、 たくさんの市民で賑わいます。

<所在地>
豊中市原田南1丁目14番

  <連絡先>
  豊中市上下水道局下水道管理課
   電話番号 06-6858-2941



処理水供給施設「Q水くん」

Q水くん写真

 「Q水くん」は、貴重な水資源である下水処理水をどなたでも容易に利用してもらえるよう設置したもので、 タンク車などへ給水できるようになっています。
 「Q水くん」から供給される下水処理水は 放流水と同じ水質で樹木への灌水、散水や道路への散水に利用できますが、飲料水ではないので、飲めません。
 「Q水くん」は、現在12箇所の水みらいセンター(原田・中央・高槻・渚・なわて・川俣・今池・大井・狭山・湾岸北部・湾岸中部・湾岸南部)と長吉ポンプ場に設置しています。

供給要領を掲載しています。 Q水くんご利用の案内   [Wordファイル/104KB]   [PDFファイル/431KB]





 



下水汚泥溶融スラグ(スラグ)

 スラグは下水汚泥中の可燃物を焼却し、残った不燃物を溶かし、それを冷やして固めたもので、無害かつ安全な製品として路盤材やブロック、人造御影石の材料として幅広く利用されております。現在は、中央・渚・大阪南(湾岸北部)水みらいセンターの3箇所で販売しておりますので、利用を希望される場合は、下記問合せ先までご連絡ください。
スラグストーンC30写真   スラグストーン6・7号写真  スラグストーンスクリーニングス写真

 

 

受け渡し場所

規格料金問合せ先
スラグ(空冷)
「スラグストーン」
※粒度調整済み

中央水みらいセンター
(茨木市)

C30
6・7号
スクリーニングス
288円/t北部流域下水道事務所
維持管理課
管理グループ

電話番号 072-620-6671
ファックス 072-620-6676
 
スラグ(空冷)
 

 
147円/t
 
スラグ(空冷・水冷)渚水みらいセンター
(枚方市)
---147円/t東部流域下水道事務所
維持管理課
管理グループ
電話番号 06-6784-3721
ファックス 06-6784-3720
スラグ(水冷)大阪南下水汚泥広域処理場
(忠岡町)
---147円/t南部流域下水道事務所
維持管理課
管理グループ
電話番号 072-438-7406
ファックス  072-438-8237

            ※料金については税込価格(令和元年10月1日現在 消費税率10%)

中部水みらいセンター修景施設

 南大阪湾岸流域下水道中部水みらいセンターは「水辺と風車のある水みらいセンター」を目指しています。 中部水みらいセンター管理棟内の床や壁に下水汚泥溶融スラグを利用したセラミックタイルや人工大理石を使用し、 玄関回りには溶融スラグブロックや汚泥焼成レンガ「アシュレン」を使用するなど、 リサイクルの推進に努めています。 また、玄関ホール内の壁に処理水が流れます。

中央水みらいセンター玄関写真   中部水みらいセンター玄関ホール写真

<所在地>
南大阪湾岸流域下水道 中部水みらいセンター
郵便番号 597-0094 貝塚市二色南町6-1 電話番号 072-437-4848  

  <連絡先>
  南部流域下水道事務所
  維持管理課 管理グループ
  電話番号 072-438-7406
  ファックス 072-438-8237

     

このページの作成所属
都市整備部 下水道室事業課 計画グループ

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