第4回活動時に種をまいた冬野菜(はくさい、だいこん等)の収穫を第6回目の活動として、平成22年12月10日(金曜日)に行いました。
まいた時はあんなに小さかった種ですが、こんなに立派な野菜になることに子ども達も驚いていました。
まずは、だいこんの収穫からです。だいこんは3品種植えましたが、太くて短いのが「なにわの伝統野菜」でもある田辺大根。普通のだいこんは2種類あって葉っぱの形がちがいます。そんな説明を受けてからだいこんの収穫をしましたが、小学4年生には簡単なことではなかったようです。曲がっただいこんはまっすぐ引き抜かないと先っぽが折れてしまったりと、悪戦苦闘!中には、両手で抱えるのも大変なくらい大きなものを少し大人に手伝ってもらって、収穫していた子もいました。
次にはくさいですが、これは大人でも上手に収穫するのは難しいものです。外側の葉を広げて、少し傾けて根元から鎌で切り取ります。しかし、はくさいは大きいので、力が相当いります。どうしても上の方の柔らかい場所を切ってしまい、はくさいの葉がバラバラになってしまった子もいました。
でも、上手に収穫できなかったとしても、子ども達にいろんな体験をして農業のことを知ってもらうところに学習農園の意義があります。
この日収穫した野菜は、もちろん自分達の家に一部持ち帰りましたが、ほとんどは翌日の学校での地域に向けたお祭り(堅上フェスタ)で販売しました。新鮮な野菜で価格も安かったため飛ぶように売れ、地域の方にも喜んでいただけたと思います。
よく太った収穫前の田辺だいこんです。 | こんなに大きなだいこんがとれたよ。 |
大きくてなかなか抜けないよ! | 次ははくさいの収穫です。 |
うまく根元から切るのが大変です。 | 翌日の堅上フェスタで販売しました。 |
これで今年度の活動は終了しましたが、依然としてこの場所は遊休農地であるため、主たる管理者はおりません。来年度も引き続き子ども達の貴重な体験と遊休農地の解消を図る取組としていくために、事務所では工夫を凝らして活動の仕組みづくりを進めていきたいと思います。
・遊休農地解消の取り組みの紹介(中部農とみどりの総合事務所管内)
・遊休農地を活用した学習農園づくり(平成22年度柏原市立堅上小学校第5回活動)
・遊休農地を活用した学習農園づくり(平成22年度柏原市立堅上小学校第4回活動)
・遊休農地を活用した学習農園づくり(平成22年度柏原市立堅上小学校第3回活動)
このページの作成所属
環境農林水産部 中部農と緑の総合事務所 地域政策室
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