帝塚山古墳(てづかやまこふん)

更新日:2020年1月21日

所在地:大阪市住吉区帝塚山西2丁目所在

 大阪市内上町台地上に現存する数少ない前方後円墳で、墳丘の長さは、100メートルに近い規模を有しています。写真には昭和12(1937)年3月13日という記録のあることからみて、現状の住宅街が古墳を取り巻く以前のものであり古墳の全体の形状がよくわかります。

 また墳丘には葺石・埴輪の存在とともに周濠の存在も明らかになっています。内部主体は不明ですが埴輪や墳形からみて築造時期は5世紀代と考えられます。保存状態の良いことから昭和38(1963)年に国の史跡に指定されています。

 被葬者として6世紀前半に活躍した大伴金村という説が江戸時代にあったようですが、年代は合致しません。

帝塚山古墳の遠景

写真1 帝塚山古墳(東から 右が後円部)

 帝塚山古墳の所在地

帝塚山古墳の所在地

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教育庁 文化財保護課 調査管理グループ

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