西光寺山古墳(さいこうじやまこふん)の調査

更新日:2019年11月6日

所在地:泉南郡岬町多奈川谷川

 大阪府の最南端に所在する古墳です。大正13年に箱式石棺が発見され、石棺内に熟年男女の人骨が頭位を逆にした状態で出土したと伝えられています。その後昭和23、25年に調査が実施され報告がなされています。

 この報告によると古墳は谷川集落の西の丘陵頂部に築かれた直径約10メートルの円墳で、石棺の規模は内法の長さ170センチ、幅45センチ、深さ35センチを有しています。

 また、出土遺物には鉄剣3口・勾玉2個・管玉13個・鉄鏃10数本がありました。古墳の年代は5世紀前葉といわれています。

 大阪府に残る写真は3点ですが、いずれの写真も昭和25年以前のものと思われます。

参考文献 楢崎彰一・上田宏範「和泉国泉南郡西光寺山古墳」『古代学研究』5 1951年

西光寺山古墳の石棺

写真1 西光寺山古墳の石棺

西光寺山古墳出土品 

写真2 西光寺山古墳出土品

西光寺山古墳の人骨

写真3 西光寺山古墳出土の人骨

西光寺山古墳の位置

西光寺山古墳の所在地

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教育庁 文化財保護課 調査管理グループ

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