御勝山古墳(おかちやまこふん)

更新日:2019年11月6日

所在地大阪市生野区勝山北3丁目

 大阪市内の上町台地東斜面に築造された現存する、数少ない南面する前方後円墳です。

 墳丘の長さは、100メートルを超す規模を有していますが、前方部は破壊され後円部を残すのみとなっています。古墳は岡山古墳とも呼ばれていましたが、大坂冬の陣において徳川秀忠が本陣を置き勝利を得たことから御勝山古墳となったといわれています。

 俯瞰の写真は、昭和7年大阪府発行の『大阪府史蹟名勝天然紀念物』の図版に掲載されたものと同一のものですがレイアウト以前のもので周辺がやや広く写っています。もう一方は、昭和12年以前の撮影と考えられます。両者ともに建物がない状況から古墳の形状がよくわかります。

 古墳の築造時期は古墳時代中期と考えられ、昭和47年に大阪府の史跡に指定されています。

御勝山古墳俯瞰写真(西から)

写真1 御勝山古墳俯瞰写真(西から)

御勝山古墳の墳丘7(南西から)

写真2 御勝山古墳の墳丘(南西から)

御勝山古墳の所在地

御勝山古墳古墳の所在地

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教育庁 文化財保護課 調査管理グループ

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