◆資源管理とは、法制度に基づく公的な規制に加えて、漁業者自身が休漁、小型魚の保護や網目の制限等を行い、漁場や資源を合理的に利用することにより、資源量や漁獲量の増大を図るとともに、水揚げ金額、漁業所得の増加を図ろうとする取組みです。
◆改正漁業法(令和2年12月1日施行)に基づいて実施されている新しいTAC制度では、TACによる管理を行う資源は、国が定める資源管理基本方針において、「特定水産資源」として定められます。
◆資源動向及び漁業経営等を勘案し、現在、日本では以下の特定水産資源(8魚種)※について、TACが定められています。
※特定水産資源(8魚種) : さんま、まあじ、まいわし、すけとうだら、するめいか、まさば及びごまさば、ずわいがに、くろまぐろ
◆大阪府では、国からTACの配分を受けた4魚種(まあじ、まいわし、まさば及びごまさば、くろまぐろ)について、大阪府資源管理方針に即して、知事管理漁獲可能量を定めています。
特定水産資源の知事管理漁獲可能量のページ
◆なお、現在の特定水産資源(8魚種)は日本の漁獲量の6割を占めていますが、改正漁業法の下では、魚種を順次拡大し、令和5年度までに、漁獲量の8割がTAC魚種となることをめざすこととしており、今後さらに追加される可能性があります。
◆大阪府では、大阪府漁業協同組合連合会が事務局となって、漁業種類ごとに部会を開催し、稚魚の再放流、禁漁期の設定、網目制限など各種資源管理の取組みを行っています。
・ 底びき網漁業管理部会
・ サワラ流網漁業管理部会
・ アナゴ籠漁業管理部会
・ スズキ建網漁業管理部会
・ 刺網漁業管理部会
・ 船びき網漁業管理部会
◆平成23(2011)年度から、「大阪府資源管理指針」を策定し、これに沿って、関係漁業者が「資源管理計画」を作成・実践する資源管理体制を実施しています。
大阪府資源管理指針 [Wordファイル/202KB]
大阪府資源管理指針 [PDFファイル/677KB]
現行の資源管理計画一覧(令和5年4月1日現在) [PDFファイル/91KB]
◆改正漁業法(令和2年12月1日施行)では、資源管理に効果的な取組みを定める「資源管理協定」を締結して、農林水産大臣又は都道府県知事が認定する制度が設けられました。現在の資源管理計画は、令和5年度までに「資源管理協定」へ移行を完了する予定です。
水産庁ホームページ/資源管理の部屋(外部サイトを別ウインドウで開きます)
水産庁ホームページ/くろまぐろの部屋(外部サイトを別ウインドウで開きます)
このページの作成所属
環境農林水産部 水産課 企画・豊かな海づくり推進グループ
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