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更新日:2023年1月11日

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カワウ対策

1 カワウの生態と個体数の変化

カワウの写真カワウは、ペリカン目ウ科の大型水鳥で、主に水辺の林に集団でねぐらをとり、内湾を中心とした沿岸部や内陸の湖沼河川で採食をします。魚食性の鳥で10メートルぐらいまで潜水して、1日300から500グラムの魚を食べます。また、行動範囲も広く、50km程度離れたところまで採食に行くこともあります。カワウは、20世紀前半まで全国に生息していましたが、1970年代後半にかけて急激に個体数が減少し各地にあったねぐらやコロニーは消失しました。しかし、1980年代にはコロニーの保護、水質改善等により個体数が増加し、現在は、内水面における漁業被害が全国的に拡大しています。

「提供:NPO法人バードリサーチ」

2 大阪府のカワウの状況

大阪府内においても、平成10年(1998年)ごろから淡水魚の養殖場や漁業権河川において、カワウによる漁業被害が発生し拡大傾向にあります。漁業被害防除対策として、テグスやロープを設置したり、巡回による追い払いを行っていますが、有効な対策になっていないのが実情です。また、漁業被害が発生している関係市が協力してカワウの銃器による捕獲を実施しています。
また、府県境を越えて移動し関西各地で被害を及ぼしているカワウについて、広域的な視点にもとづいた取組みを推進するため、関西広域連合において、カワウ対策に取り組んでいます。

3 中部近畿カワウ広域協議会との連携

カワウは広域に集団で移動するため、広域的な対策が必要であることから、平成18年(2006年)5月に中部、近畿の15府県及び関係機関で構成された「中部近畿カワウ広域協議会」が発足しました。大阪府では、同協議会や関係府県と連携を図りながら、具体的なカワウ対策について検討を進めています。

4 カワウ対策情報へのリンク

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