令和5年度大阪府食品衛生監視指導計画に基づき、広域的に流通する食品等の製造施設や大量調理施設等に対し、専門性の高い監視指導を重点的に行いました。
また、監視指導に伴う食品衛生指導のための試験、検査等を行いましたので報告します。
令和5年度大阪府食品衛生監視指導計画はこちら
食の安全を確保するため、食品等製造・販売施設、大量調理施設、飲食店、集団給食施設等の監視指導を行っています。
ATPふき取り検査(※)や微生物検査を活用するなどして、事業者が取り組む「HACCPに沿った衛生管理」の効果検証や、根拠ある指導に努めています。
監視指導の実施にあたっては、新型コロナウイルス感染症の発生状況に配慮しています。
※ATPふき取り検査とは、
多くの有機物に含まれる「ATP」という物質を、汚れの指標とした検査方法です。調理器具や施設設備の汚れをその場で評価することができます。
・食中毒が発生しやすい夏期における、食品の衛生的な取扱いや適正な食品表示の徹底を図るため、「食品の夏期一斉取締り」を実施しました。
スーパーや大量調理施設等での食品の温度管理、二次汚染対策の徹底及び食品の表示について指導を行うとともに、府管内で製造された弁当やそうざいの微生物検査も実施しました。
・また、規格基準設定食品製造施設、大規模な食品製造施設等の監視を実施しました。
令和5年度食品、添加物等の夏期一斉取締りの実施結果はこちら
・食品の流通量が増える年末における、食中毒の発生防止及び食品衛生の向上を図るとともに、食品表示の適正化を推進するために、「食品の年末一斉取締り」を実施しました。(12月)
主に大量調理施設やスーパー等を巡回し、HACCPに沿った衛生管理の実施確認や冬季に増加するノロウイルス食中毒予防のための啓発、食品表示の監視指導を行いました。
・また、毒キノコによる食中毒を防ぐために、食中毒予防啓発ポスターを作成しました。(9月-11月)
作成したポスターは、府内の自然公園や野外活動センター等、約91カ所に掲示し、府民への周知啓発を行いました。
毒キノコによる食中毒予防啓発ポスター [PDFファイル/623KB]
枯草菌芽胞液を用いて一般細菌数測定の5回繰り返し検査を行いました。
結果、検査に携わる職員全員の成績が目標水準を満たし、安定した結果が出せることを確認しました。
管内食品製造施設や集団給食施設で製造された食品検体を収去し、一般細菌、大腸菌群及び黄色ブドウ球菌の検査を実施しました。
また、検査結果に基づき、食品取扱い施設の衛生管理について指導・助言を行いました。
外部精度管理調査の一般細菌数測定検査を受検しました。
<微生物学調査>
10月には黄色ブドウ球菌検査、11月には大腸菌群検査の外部精度管理調査を受検しました。
<理化学調査>
11月には食品添加物(着色料)の外部精度管理調査を受検しました。
管内食品製造施設や集団給食施設で製造された食品検体を収去し、一般細菌、大腸菌群及び黄色ブドウ球菌の検査を実施しました。
また、検査結果に基づき、食品取扱い施設の衛生管理について指導・助言を行いました。
このページの作成所属
健康医療部 生活衛生室食の安全推進課 監視指導グループ
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