こよみ手帳で広がる交流

更新日:2024年2月27日

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令和6年2月27日 藤井寺市商店連合会 藤井寺市
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 藤井寺市内にある藤井寺駅前北商店街、ハートフル91商店街、藤井寺一番街商店街、道明寺天神通り商店街では、年末の恒例行事として、四天王寺大学の学生と連携して「こよみ手帳」という冊子を発行しています。内容は各商店街の紹介や、観光のPR、新店舗やお得情報などで、カレンダーも付いています。

 同商店街の冊子制作は平成20年から始まりました。平成20年に経営学部を設置した四天王寺大学が、藤井寺市商工会と連携するにあたり、藤井寺市役所の魅力創生課や商店街の会長の賛同を得て、「途中で止めないこと」を条件に、商店街との連携を開始しました。
 学生はまず藤井寺市内の商店街への理解を深めるためのマップづくりや、お祭り・商店街のイベントのお手伝いなどから活動を始めました。
 商店街と学生が連携して活動する中で、各商店街の紹介チラシを冊子にして内容を充実させればずっと持ってもらえるのではないかと考え、平成24年に「和貴愛愛」というミニコミ誌を発行しました。第3号からは全学的なプロジェクトとなり、商店街と話し合った結果、現在の「こよみ手帳」という冊子の形にたどり着きました。

 冊子作成にあたり、学生たちは梅雨頃から店舗の情報を収集するための取材活動に取り組みます。秋には内容をまとめ、画像編集ソフトなどを活用して、年末の配布に間に合うように作業します。毎年3,000冊発行し、4商店街に加え市役所や商工会などにも配布します。できあがった冊子は学生たちが直接店舗に届けます。
 今では学生30人以上が冊子作りに参加しており、学生は毎年入れ替わりますが、ノウハウを引き継ぐことで、内容が充実した冊子ができあがります。店舗やお客さまに大好評で、冊子を待ちわびて予約をする人もいるとのことです。

「冊子にカレンダーがあるため、もらった人は手帳のように使ってくれ、1年中持ち続けてくれる。この事業を通して商店街の店舗の多くは、若い人の感性を学べたと思います。」と藤井寺商店連合会の篠田朋宏会長は話します。
 冊子作成は、どうPRすれば若者に響くかなど、店主たちが気付き、多くのことを学ぶ機会となりました。また、学生の取材を通じて、店主と学生の間に交流が生まれ、商店街に若者が来てくれることが増えたとのこと。今後も、「こよみ手帳」を通してより多くの地域交流のきっかけが生まれそうです。

藤井寺市商店連合会HPはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)


こよみ手帳
こよみ手帳(2024年発刊)

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このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ

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