ガイドマップとＨＰ、多言語展開で＜モデル創出事業＞

令和６年２月２７日　砂川駅前商店会　泉南市


　泉南の玄関口となっているＪＲ阪和線 和泉砂川駅。快速電車も停まるこの駅前にあるのが砂川駅前商店会です。お食事処、ファッション、薬局、古くからある呉服店など、３２店舗が並びます。
　周辺には紀州徳川家の常宿だった「本陣跡」、桜の名所「堀河ダム」など、さまざまな人気スポットがあります。なかでも周辺一帯で藤の花が咲き誇る「藤まつり」には、府内外からの花見客はもちろん、インバウンドも大勢訪れるほどのにぎわいです。また、近年駅周辺が整備され、子育て世代など新たな住民が増えつつあります。
　このように観光資源も豊かで、関西国際空港にもアクセス良好なエリアに位置していながら、これまで商店街としてのプロモーションは十分に実施できておらず、商店街の公式ＨＰなどもない状況でした。

　そこで、商店街の魅力を新規移住者向け、さらにはインバウンドにもＰＲできるよう、令和５年度大阪府商店街等モデル創出普及事業を活用し、多言語（日・英）の「砂川駅前商店会ガイドマップ」と商店会公式ＨＰの開設に取り組みました。
　マップは６ページ仕様で２カ国語対応。わかりやすいよう写真やイラストを使用し、親しみやすい仕様を心掛けました。１万部制作し、令和５年１２月末に商店会内の店舗をはじめ、近隣の協力店舗や、和泉砂川駅、泉南市役所などの公共スペース、銀行などに配布しました。「マップを通じてインバウンドや若者を呼び込み、商店街を盛り上げていきたいです。」と同商店会の奥野正章会長は話します。
　また、ガイドマップを見た人が各店舗の情報にアクセスできるよう、ガイドマップから同商店会ＨＰにアクセスできるよう二次元コードを付けました。また、ＨＰは日本語、英語、中国語（簡・繁）、韓国語、フランス語、タイ語の７カ国語対応にしました。
　奥野会長は「さまざまな言語に対応したことで、インバウンドの方にもより身近に感じてもらえたら。このガイドマップにより、４月の藤まつりに多くの方が訪れることを期待しています。」と今後の展望を語られました。

砂川駅前商店会のＨＰはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

　
（左側）砂川駅前商店会ガイドップの表紙
（右側）ガイドマップの中にあるイラストマップ

泉南市長（写真右手）と奥野会長（写真左手）