令和6年1月15日 八尾市商業協同組合(ファミリーロード) 八尾市
近鉄八尾駅から400mに位置する八尾市商業協同組合(ファミリーロード)。この一帯では100年ほど前から「お逮夜市」と呼ばれる露店市が開かれてきました。
この伝統を守るべく、ファミリーロードで月2回行われてきた「お逮夜市セール」が令和5年11月23日(木曜日)から26日(日曜日)「お逮夜+まけへんもんセール」としてパワーアップ。商店街イチオシの品がお得に並んだほか、最終日の26日限定で、商店街内外から八尾市内約55店舗が集結する「ちょっと、そこまで。」も同時開催されました。「残りの364日に繋がる1日に」をモットーに、商店街内外からの店舗が商店街の空き店舗前に出店し、ファミリーロードの店主らも準備や屋台出店に積極的に参加してくれたことで、昔さながらに、にぎわう商店街の一日が実現。当日は、約4000人の集客で大盛況となりました。
同組合の事業部長、新井千春さんは「八尾市内の店舗経営者でもファミリーロードに馴染みのない方は多い。多くの来客があったことはもちろん、店舗どうしの繋がりができたのもよかった」と振り返ります。
また事前に、大阪府の令和5年度モデル創出事業を活用したSNSビギナー講習で学んだファミリーロード店主らが、当日、自店のSNSをPRする姿も。お客さまに、その場で登録してもらうこともできました。
その他、「どこからマップ」を設置し、約1000人の来場者に対し「どこから来たのか」を調査したところ、商店街のある校区からの来場者が多かったそうです。「商店街近辺に日常の利用者・購買者となる可能性がある方が多くいることを再認識できた。新旧入り混じり消費者に求められる価値を提供することができれば、必ずまた商店街に訪れてもらえることが分かりました」と新井さん。
11月23日(木曜日)から26日(日曜日)の期間中には、「バックtoザ・昭和のファミリーロード写真パネル展」も同時開催されました。昔のファミリーロードの写真を懐かしみながら昔話に花が咲くお客さんや、お孫さんに昔の様子を説明するご家族三世代の姿などもありました。
新井さんは、「これだけの集客があったのは普段、良い商いをしている店主の皆さんのおかげ」と言い、今後めざすのは「イベントを収束していくこと」と表現します。
イベントのにぎわいを日常に収束させる、つまり、一過性のイベントで終わることなく、空き店舗が減り、多くの人が訪れ、商店街のにぎわいが日常となる――そんな日を夢見て。ファミリーロードの挑戦は続きます。
事前のSNSビギナー講習についてのレポートはこちら
ファミリーロードの公式HPはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)
イベント公式Instagramはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)
11月26日、多くの来客でにぎわうファミリーロードの様子
(左側)外れなしのガラガラ抽選会も行われた
(右側)「ちょっと、そこまで。」どこからマップに回答する来場者
写真パネル展の様子
このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ
ここまで本文です。