商店街、ふらっと気軽に飲みに来て

令和５年１２月８日　長野商店街西商栄通り　河内長野市



　南海高野線　河内長野駅の駅前にある長野商店街西商栄通り。霊場・高野山へ向かう道として、古くからにぎわう高野街道周辺を拠点として栄えてきた同商店街では、今も歴史的・文化的な遺産が近隣に多く残っています。
　商店街自体も昭和レトロな佇まいを生かし、アーティストとコラボレーションした交流スペースを作るなど、商店街と地域を活性化させる事業に取り組んでいます。

　そんな同商店街では、令和５年７月１４日（金曜日）から１０月２７日（金曜日）にかけて「ながのふらっとテラス」と題した取組みが行われました。
　常連のお客さま以外も商店街に親しみを持ち、お店に立ち寄るきっかけになれば、という思いで「普段通勤などで商店街を通るけど、お店に入るにはちょっと勇気が必要」といった方に向けて実施したこの取り組み。ちょうど仕事帰りに立ち寄れる１８時から２１時の間、商店街の中の飲食店前にテラス席やメニューを設置し、中に入らなくても気軽にお店の雰囲気を味わえる環境をつくることで、今まで通り過ぎていた人が立ち寄りやすくなるよう、工夫を凝らしました。
　期間中、夜の商店街には、ふらっと立ち寄り気軽に食事やお酒を楽しむお客さんが増加。お店の雰囲気を知ったことで、リピーターとして昼間の時間帯に訪れる方もおり、参加したお店からも好評で、店舗や商店街の認知度アップに繋がりました。

　「こういった地域や商店街とお客さまをつなぐイベントを、どう続けていくかが今後の課題」と話すのは、同商店街の藤原達也会長。
　商店街周辺では、春から初夏にかけて長野公園（奥河内さくら公園）の桜や、近くを流れる石川のホタルなど、見所が満載。藤原さんは、そうした季節のイベントに合わせ、今回のような取り組みを続けていきたい、と意気込みを語っています。

長野商店街西商栄通りの情報はこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

　
（左側）「ながのふらっとテラス」のチラシ
（右側）飲食店前にテラス席やメニューを設置

ふらっと立ち寄り気軽に食事やお酒を楽しむお客様