私立幼稚園等の送迎バスにおける園児置き去り事案の調査結果について(令和4年12月公表)

更新日:2022年12月23日

私立幼稚園等の送迎バスにおける園児置き去り事案の調査結果について(令和4年12月公表)

 大阪府内の私立幼稚園等の送迎バスにおける園児の置き去り事案に関する調査結果を以下のとおり公表いたします。
 内容をご確認いただき、置き去り事案の発生防止に役立てていただきますようお願いします。


1 調査結果(平成29年4月から現在までに発生した事案)

(1)調査結果の概要  ※送迎バスはワゴン車の送迎車両を含む

施設種別送迎バス運行施設数置き去り事案発生数うち健康被害発生数
保育施設

府内   260施設

4施設

0件

幼稚園(幼稚園型認定こども園含む)

(私立)府内   240施設
(公立)府内    13施設

(私立) 7施設
(公立) 0施設

(私立) 0件
(公立) 0件

障がい児通所支援事業所

府内 3,679施設

5施設

0件

放課後児童クラブ

府内    42施設

0施設

0件

府立支援学校(幼稚部・小学部・中学部・高等部)

府立支援学校    33施設

3施設

0件

(2)私立幼稚園等における発生状況 ※対象施設…私立幼稚園(施設型給付を受ける幼稚園を含む)、私立幼稚園型認定こども園

施設種別発生年月日概要置き去り時間子どもの健康被害
幼稚園

平成29年5月

・添乗していた1年目教員の業務不慣れであったため、降車の際の確認不足により園児を乗せた
 ままガソリンスタンドに向かったところ、運転手が座っている園児を発見した事案。

20分

なし

幼稚園

平成29年9月

・添乗していた教員が乗降口で降車確認したが、体調不良により車内後方確認を怠ったため、
 園児を乗せたままガソリンスタンドに向かい、到着後に運転手が改めて車内確認したところ寝
 込んでいる園児を発見した事案。

8分

なし

幼稚園型
認定こども園

令和2年7月

・当日は行事があり、通常とは異なる園児の顔ぶれや時間帯による登園であった。園児を降車
 させた後に運転手が車内に戻って確認したところ寝込んでいる園児を発見した事案。

2分

なし

幼稚園

令和3年9月

・園児を降車させて車内確認を行ったが、その後、添乗員と教員が、園児がいないことに気づ
 き、バスに戻って車内確認したところ寝込んでいる園児を発見した事案。

10分

なし

幼稚園

令和4年4月

・1コース目の教員が園児降車確認を行った際に、寝込んでいる園児に気づかないまま、次の
 2コース目の教員と交代した後、バス発車時に園児を発見した事案。

1分以内

なし

幼稚園

令和4年5月

・当日は行事があり、園児を降車させた後、すぐに保護者の迎えに出発する必要があったため、
 車内確認の見落としに気づかないまま、次の場所で乗車してきた保護者が、寝込んでいる園児
 を発見した事案。

10分

なし

幼稚園

令和4年10月

・園児を降車させた後、添乗員が車内確認したが見落としに気づかないまま、次のコースに
 出発した際に、添乗員が、次に乗車してくる子どもの席を確認した際に、園児が残っている
 ことを発見した事案。

1分以内

なし

事案の課題
 ・寝込んでいる子どもがいる場合、車内確認で見落としが発生しやすい。
 ・行事など普段と異なる登降園である場合、普段と確認の手順が変わり確認ミスが発生しやすい。
 ・次のコースに出発する場面の切り替わり、確認したはずと思い込みにより、確認ミスが発生しやすい。

2 その他の施設種別の結果はこちら

学校施設(幼稚園・府立支援学校)
保育施設 (調査公表後の報告事案) 
障がい児通所支援事業所
・放課後児童クラブ ※調査期間内の置き去り事案なしのため詳細ページはありません。

このページの作成所属
教育庁 私学課 幼稚園振興グループ

ここまで本文です。