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大阪府立弥生文化博物館、大阪府立近つ飛鳥博物館及び近つ飛鳥風土記の丘の指定管理候補者の選定結果について
概要
大阪府立弥生文化博物館並びに大阪府立近つ飛鳥博物館及び大阪府立近つ飛鳥風土記の丘については、現指定期間が令和8年3月31 日までであることから、令和8年度から令和12年度までの指定管理者を選定するため、公募を行いました。
このたび、第2回大阪府立博物館等指定管理者選定委員会の選定結果を受けて、以下のとおり指定管理候補者を決定しましたので、お知らせします。
今後、大阪府議会の議決を得て、指定管理者を指定する予定です。
1.申請団体数
1団体
AKN(エーケーエヌ)共同事業体
(代表者)アクティオ株式会社
(構成員)近鉄ファシリティーズ株式会社
(構成員)株式会社乃村工藝社
2.指定管理候補者
AKN(エーケーエヌ)共同事業体
3.審査結果の概要
(1)選定理由及び講評
博物館の管理運営にかかる実績があり、府立博物館等の適切な管理業務を行うにあたって必要なノウハウの蓄積があるとともに、組織体制の整備が図られている。また構成員の各社ともに財政的基盤も安定している。
事業内容は、施設の設置目的及びこれまでの活動をふまえた堅実なものとなっており、適切な維持管理及び新たな顧客開拓による利用者の増加が期待できる。
各社がこれまでに蓄積してきたノウハウ等を存分に活用しつつ、特に関連施設との連携においては、提案をより具体化して事業展開を進め、施設の魅力向上と活性化を図ることを期待する。
(2)点数
86.4点(最低制限点数75点)
| 評価項目 | 配点 | AKN(エーケーエヌ)共同事業体 |
| 平等利用が確保されるような適切な管理を行うための方策 | 2 | 2 |
| 施設の効用を最大限発揮するための方策 | 30 | 23 |
| 適正な管理業務の遂行を図ることができる能力及び財政基盤に関する事項 | 8 | 7.4 |
|
管理に係る経費の縮減に関する方策(提案金額) |
50 |
50 (弥生文化博物館133,262千円/年) (近つ飛鳥博物館等148,505千円/年) |
| その他必要な管理に際して必要な事項 | 10 | 4 |
| 計 | 100 | 86.4 |
(参考:委員別採点)
| 評価項目 | 配点 | 委員A | 委員B | 委員C | 委員D | 委員E | 平均得点 |
| 平等利用が確保されるような適切な管理を行うための方策 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
| 施設の効用を最大限発揮するための方策 | 30 | 27 | 26 | 24 | 22 | 16 | 23 |
| 適正な管理業務の遂行を図ることができる能力及び財政基盤に関する事項 | 8 | 8 | 8 | 7 | 8 | 6 | 7.4 |
| 管理に係る経費の縮減に関する方策 | 50 | 50 | 50 | ||||
| その他の管理に際して必要な事項 | 10 | 4 | 4 | ||||
| 計 | 100 | 91 | 90 | 87 | 86 | 78 | 86.4 |
注)委員の並びは、3.(4).a)に記載した選定委員会委員の並びではありません。
「管理に係る経費の縮減に関する方策」などの項目で、委員による違いが無い場合は、委員別の記載としていません。
(3)公募の経緯
| 募集要項の配布期間 | 令和7年8月27日から令和7年10月8日まで |
| 現地施設案内・説明会の日時 | 令和7年9月9日 10時から17時 |
| 申請書の受付期間 | 令和7年10月9日から令和7年10月14日まで |
(4)選定委員会開催概要
a)委員(五十音順、敬称略)
| 氏名 | 職名 | 備考 |
| 伊藤 淳史 | 京都大学大学院 助教 | 委員長 |
| 辻岡 信也 | 弁護士 | |
| 辻本 法子 | 桃山学院大学 教授 | |
| 菱田 哲郎 | 兵庫県立考古博物館 館長 | |
| 矢本 浩教 | 公認会計士 |
b)委員選定の考え方
申請に係る収支計画や安定的な経営基盤、管理運営に係る法的課題、利用者の視点等から様々な意見を聴取するため、公認会計士、弁護士、経営分野の学識経験者から各1名、歴史及び博物館や世界遺産に関する専門分野の有識者2名の計5名を選定した。
c)審査の経緯
令和7年8月13日(水曜日) 第1回選定委員会 委員5名出席
内容:委員長選出、募集要項及び審査基準についての審議
令和7年10月28日(火曜日) 第2回選定委員会 委員5名出席
内容:申請者によるプレゼンテーション、指定管理申請書の審査、最優先交渉権者の決定