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下水道管路施設における「全国特別重点調査」の実施について
1.国交省からの依頼(3月18日(水曜日))
埼玉県八潮市の道路陥没を受けて、国において有識者委員会が設置され、原因の究明は現時点ではなされていない中ではあるが、できる限り
「同種・同類の事故を未然に防ぎ、国民の安心・安全が得られるよう、下水道管路の全国特別重点調査を実施すべき」との提言がとりまとめられました。
大阪府では本提言を踏まえ、国からの要請を受け、流域下水道管路の全国特別重点調査を実施します。
2.下水道管路「全国特別重点調査」概要
1. 調査対象:府が管理する、口径2,000mm以上で、古い構造(1994年以前に設置)の流域下水道管路(3年以内に調査済の箇所を除く)
府内で調査対象となる下水道管路の延長:約135km
うち、優先実施箇所(曲線部や過去の調査で腐食が確認された箇所等):約103km
【北部下水】全国特別重点調査箇所図(PDF:5,090KB)
【東部下水】全国特別重点調査箇所図(PDF:4,560KB)
【南部下水】全国特別重点調査箇所図(PDF:4,375KB)
2. 調査期限:令和8年2月26日
うち優先実施箇所令和7年8月7日
3. 調査内容:下水道管内で、目視もしくはテレビカメラを用いて、管の腐食や破損の確認
調査結果を踏まえ、下水道管の強度試験や、管上部での空洞調査を追加で実施予定
4. 進捗状況:(令和7年9月17日更新)
・5月7日より調査を開始
優先実施箇所の調査状況
対象延長:103km(7月末時点)
管内調査を完了した延長:80km
緊急度1.及び2.(「腐食」や「破損」などの劣化を確認)延長:緊急度1.:2km、緊急度2.:39km
※緊急度1.:原則1年以内に対策を実施/緊急度2.:応急措置の上、5年以内に対策を実施
※現時点で、直ちに道路陥没事故に繋がるような腐食や破損等は確認されていない。
5.今後の予定:(令和7年9月17日更新)
・優先実施箇所について、9月末までに管内調査を完了予定
・優先実施箇所以外も含めてR8年2月26日までに調査を完了予定
・劣化が確認された箇所については、国の指示により追加調査を実施し、劣化状況や構造物への影響を勘案の上、修繕や改築などの対策を検討
6.全国の状況:
<国交省公表 (外部サイトへリンク)>