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賃上げ一時金調査 令和7年【春季賃上げ】(詳細分析報告)
令和7年春季賃上げ妥結状況(詳細分析報告)【同一の組合による対前年比較】
大阪府商工労働部雇用推進室労働環境課は、今年の府内労働組合の春季賃上げの妥結状況について、前年からの妥結額等の動きを詳細に把握するため、「妥結額」、「組合員数」、「平均賃金額」が把握できた同一の組合による対前年比較・分析を行いました。
【全体結果】
項目 |
令和7年 |
令和6年 |
対前年比 |
---|---|---|---|
妥結額 |
16,056円 |
14,729円 |
1,327円増 |
賃上げ率 |
5.14% |
4.83% |
0.31ポイント増 |
【注】最終報(6月6日公表)の509組合(妥結額15,948円:賃上げ率5.11%)のうち今年、前年の妥結額が把握できた466組合による比較
【主な特徴点】
- 妥結額、賃上げ率ともに前年を上回っている。
- すべての企業規模で前年を上回っている。
- 産業別では、製造業、非製造業ともに前年を上回っている。
また、製造業では8割弱の業種で、非製造業では8割の業種でプラス傾向となっている。
調査対象及び集計方法
本調査は、5月26日までに「妥結額」、「組合員数」、「平均賃金額」が把握できた509組合のうち、前年の妥結額についても把握できた466組合について、対前年比較及び詳細な分析を行いました。
調査結果の詳細分析【集計組合数:466組合】
(1)妥結額の状況【添付資料の1ページ・表1参照】
本年調査では、妥結額16,056円(前年:14,729円)が、対前年比1,327円増・9.0%増となり、前年を上回る結果となりました。
(2)企業規模(従業員数)別の妥結状況【添付資料の2ページ・表2参照】
企業規模別の妥結額における対前年比較では、
「299人以下」が、対前年比722円増・6.6%増(令和7年:11,610円 令和6年:10,888円)
「300から999人」が、対前年比1,778円増・12.5%増(令和7年:16,042円 令和6年:14,264円)
「1,000人以上」が、対前年比1,303円増・8.6%増(令和7年:16,479円 令和6年:15,176円)
となりました。
(3)産業別の妥結状況【添付資料の4,5ページ・表4-(1),(2)参照】
産業別(大分類)における対前年比較では、製造業が18,271円(対前年比1,486円増、8.9%増)、非製造業が13,737円(対前年比1,161円増、9.2%増)となりました。
製造業では、19業種のうち15業種でプラス傾向となりました。
非製造業では、10業種のうち8業種がプラス傾向となりました。
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