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感染症媒介蚊対策について
近年、国際的な人の移動が活発となり、国内での感染があまりみられない感染症が、海外から持ち込まれる事例が増加しています。
デング熱等の蚊が媒介する感染症についても、海外で感染した患者の国内での発生が継続的に報告されているとともに、感染症を媒介する蚊の国内での生息域が拡大している状況です。
関西国際空港を擁する本府としては、蚊が媒介する感染症のまん延を未然に防ぐため、蚊の実態調査並びにウイルス保有調査を実施しています。
蚊が媒介する感染症などの動物由来感染症対策に関する情報は、蚊媒介感染症に注意しましょう(感染症対策企画課ホームページ)をご確認ください。
その他の媒介蚊対策についてはこちらをご確認ください。:その他の媒介蚊対策
蚊媒介感染症に係る媒介蚊のサーベイランス
大阪府では、蚊が媒介する感染症(ウエストナイル熱、デング熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱及び日本脳炎)のまん延防止につなげるため、感染症媒介蚊サーベイランスとして、平成15年度から蚊の実態調査並びにウイルス保有調査を実施しています。
サーベイランスの概要
調査場所
府内12ヶ所(大阪市、堺市、東大阪市、高槻市、豊中市、枚方市、八尾市、寝屋川市及び吹田市は除く。)
(平成15年度から平成23年度までは17ヶ所、平成24年度から平成25年度までは16ヶ所、
平成26年度から平成29年度までは15ヶ所、平成30年度は14ヶ所、令和元年度は13ヶ所、令和3年度は12ヶ所)
調査期間
概ね6月下旬から10月初旬
調査方法
CDCライトトラップ(蚊捕獲器)を用い、ドライアイスによる炭酸ガスで蚊を誘い捕集する。
捕集した蚊を種類ごとに分類してウイルス検査を行う。
調査結果
※検査対象疾病はウエストナイル熱、デング熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱及び日本脳炎
ウエストナイル熱、デング熱、ジカウイルス感染症及び日本脳炎:すべての蚊を対象
チクングニア熱:ヒトスジシマカを対象
※令和2年度は中止