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更新日:2025年5月19日

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帯状疱疹について

帯状疱疹について

帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気であり、日本成人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏し、過労やストレスなどで免疫力が低下するとウイルスが活性化して帯状疱疹を発症します。
 通常、赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じるといった皮膚症状が現れるとピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合もあります。多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後の痛みが続くことがあり、3か月以上痛みが続くものが「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼ばれ、最も頻度の高い合併症となっています。
 ■ 50歳以上で帯状疱疹を発症した人の内、約2割がPHNになっています。
 ■ 50歳以上で帯状疱疹を発症した人の内、約2割がPHNになっています。
 ■ その他合併症として顔面神経麻痺や難聴等があります。

 【帯状疱疹の発生状況】
 ※国立感染症研究所HP「帯状疱疹の兵庫県内における30年間の動向把握から見えてきたもの」より抜粋

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帯状疱疹

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帯状疱疹2

ワクチンについて

令和7年度から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンの予防接種が、定期接種の対象になりました。

帯状疱疹ワクチンには生ワクチン、組換えワクチンの2種類があり、いずれか1種類を接種します。
各ワクチンは、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

 ■ワクチンの特徴など

  生ワクチン 組換えワクチン
接種回数 1回 2回※1
接種方法 皮下に接種 筋肉内に接種
予防効果※2 接種後1年時点:6割程度
接種後5年時点:4割程度

接種後1年時点:9割以上
接種後5年時点:9割程度
接種後10年時点:7割程度


 ※1 2か月以上の間隔をあけて接種します。ただし、病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早 
期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

 ※2 帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されていま
す。

ワクチンの安全性について

 ワクチンを接種後に次のような副反応がみられることがあります。 頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

主な副反応の発現割合 生ワクチン 組換えワクチン
70%以上   疼痛*
30%以上 発赤* 発赤*、筋肉痛、疲労
10%以上 そう痒感*、熱感*、腫脹*、疼痛*、硬結* 頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状
1%以上 発疹、倦怠感 そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛

 
 *ワクチンを接種した部位の症状 各社の添付文書により、大阪府において作成

接種対象について

  • 65歳を迎える方
  • 60~64歳で対象となる方(※1)
  • 令和7年度から令和11年度までの5年間の経過措置として、その年度内に70、75、80、85、90、95、100歳(※2)となる方も対象となります。

1:ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
2:100歳以上の方については、令和7年度に限り全員対象となります。

 
 ワクチンを接種できる医療機関や費用、申し込み方法などについては、お住まいの市町村にお問い合わせください。

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