堺五月鯉幟

更新日:2023年8月16日

大阪府知事指定伝統工芸品マーク堺五月鯉幟 (大阪府知事指定伝統工芸品)
さかいごがつこいのぼり

Sakai Carp Streamers
(Traditional Craft Products Certified by the Governor of Osaka Prefecture)


【沿革・特徴】堺五月鯉幟の画像
 明治初期に名古屋の紙鯉をヒントに大阪において初めて手描きによる鯉のぼりを作ったのが始まりで、真鯉に金太郎がまたがっている意匠と、ぼかしや色の濃淡及び毛先の繊細さ、勢い良さに特徴がある。

【History】
 Carp streamers are raised in celebration of Children's Day (May 5) in Japan. Under the instruction of a paper carp manufacture in Nagoya, Japan's first cloth carp streamers were made by hand painting in Osaka in the early Meiji era (late 19C). Color combination and shading, and delicate but vigorous brushwork characterize Sakai streamers.

【指定年月日】
昭和61年2月5日

問い合わせ先
堺五月鯉幟  「高儀」
〒592-8341 堺市西区浜寺船尾町東3−413
電話・FAX 072-263-2205
産地組合等ホームぺージはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

【主な産地】
堺市

【主な製品】
鯉幟

【製造工程】作業風景の画像

  1. 綿布
  2. 裁ち
    20前後の綿布を重ね重りをのせまとめて裁つ
  3. しるし付け
    目・鱗・頭各所に錐を差し骨描きの目安とする口の端に2枚一組の番号をうつ
  4. 目入れ
    ぶんまわしと刷毛を用いて目を描く
    ぶんまわしは描くサイズよりやや小さ目に固定し刷毛に絵具・糊を含ませて描く
  5. 頭・骨描き
    錐穴にそって頭・骨組み等を描く
  6. うす入れ
    骨描きにそって鱗、尾びれ、胸びれ、背びれを描く
  7. けはけ
    特殊な刷毛を用いて鱗の付け根から扇型に広がるように細かい線を描く
    尾びれ、胸びれ、背びれ金時の髪の毛も同じ
  8. 縫製
    表面・裏面をあわせその間に背びれをはさみ込みながらミシンで縫う
  9. 目貼り・口輪入れ
    アルミ板の目を張る
    真竹を16割して面取りをし輪にして口に縫い込み口ひもを取りつける

このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室ものづくり支援課 技術支援グループ

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