蜻蛉玉

更新日:2023年8月16日

大阪府知事指定伝統工芸品マーク蜻蛉玉 (大阪府知事指定伝統工芸品)
とんぼだま
Tombodama (Glass Beads)
(Traditional Craft Products Certified by the Governor of Osaka Prefecture)


【沿革・特徴】蜻蛉玉の画像
 奈良時代に、シルクロードを経てわが国に伝えられたトンボ玉は、平安時代に一度途絶えるが、再び江戸時代に伝えられたと言われている。
 江戸時代と同じ、伝統的な技法を用い、現在も色ガラス作りから、玉作りまで、すべて炭火で手作業にておこなっている。
 現代のガラスにはない、深みのある色合いは、いにしえの人々の愛した輝きをはなっている。

【History】
 Glass beads (Tombodama) were first brought to Japan via the Silk Road during the Nara period (710-794). Domestic production petered out during the Heian period (794-1185), but is said to have been revived during the Edo period (1603-1868).
 At Fujimuratombodama Kobo, the whole manufacturing process from glass coloring to bead making is conducted by hand, using the same style of traditional charcoal kiln that was used during the Edo period. The deep shades of colors produced by this time-honored method can't be seen on modern glass and still possesses the shine loved by ancient people.

【指定年月日】
昭和62年2月6日

問い合わせ先
有限会社藤村トンボ玉工房
〒543-0075 大阪市天王寺区夕陽丘町3-30-602
電話 06-6779-6817
産地組合等ホームぺージはこちら(外部サイトを別ウインドウで開きます)

【主な産地】
藤井寺市

【主な製品】
ネックレス、イヤリング、アクセサリー、ループタイ、和装小物 等

【製造工程】作業風景の画像

  1. クリスタルガラス
  2. 着色
    無色のクリスタルガラスに顔料を混ぜ合わせ色ガラスの棒を作る
  3. 模様組み
    作った色ガラスの棒を組み合わせ模様を作る
  4. 棒作り
    模様組みで作った太い棒を溶かして細く引き伸ばす
  5. 玉巻
    蜻蛉玉の芯の色となるガラスを溶かし玉状にする
  6. 象嵌
    模様入りの棒を玉に埋め込んで溶かし上を押さえて表面を整える
  7. 型入れ
    土型に象嵌した玉を入れて形を球になるように整える
  8. 徐冷
    灰の中にいこった炭を入れて灰を温めその中に蜻蛉玉を埋めて5時間から6時間ほどで常温にする
  9. 仕上げ
    朴の炭を用いて表面を磨きつやを出す(つやあり)

このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室ものづくり支援課 技術支援グループ

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