南河内のため池(藤井寺新池)

更新日:2017年5月19日

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古墳とため池は兄弟だった?  藤井寺新池(ふじいでらしんいけ)

 藤井寺市は大阪府の中でも特に多くの古墳群や御陵、お寺や神社など歴史遺産が残っているところですが、同じようにため池が数多く作られた地域でもあります。

 これは、古墳やため池が4世紀の後半から7世紀に至る古墳時代の同じ時期に、朝鮮半島から伝わった土木技術で作られ、発達したためと考えられています。実際、古墳もため池も、土を盛り上げて締め固める工法は同じというのですからおもしろいですね。

 アイセルシュラホール(生涯学習センター)の前に広がる「藤井寺新池」は、名前のとおり、比較的新しい池です。それでも築造は江戸時代で、当時は新池のほか「枡池」、「込口池」という大きなため池が3つ並んでいました。その後、農業をする人がだんだん少なくなりました。住宅の増加で、枡池と込口池は、住宅地と小学校になりました。

アイセルシュラホールとため池

全景

アイセルシュラホールと藤井寺新池

アイセルシュラホールの北側から

〈藤井寺新池諸元〉

  堤高 3.3メートル
  貯水量 11千トン
  満水面積 0.6ヘクタール 

このページの作成所属
環境農林水産部 南河内農と緑の総合事務所 耕地課

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