■大阪は、北は北摂山系、東は金剛生駒山系、南は和泉葛城山系と、三方が山に囲まれています。
平野部には、淀川や大和川など大小さまざまな川が流れていて、大阪湾に注いでいます。
■ここでは、大阪の自然を、(1)照葉樹林、(2)里地里山、(3)都市、(4)河口干潟、の4つに分けて、
それぞれの生態系について紹介します。
■これら4つは別々の生態系としてのまとまりがありますが、これらの生態系が互いにつながりあうことで、
さらに全体として“大阪の生態系”を作りあげています。
◆数千年前の大阪には、照葉樹林と呼ばれる「シイ類」や「カシ類」などからなる森林が広がっていました。 ◆照葉樹林は、植生が草原から森林に移り変わっていく中で、最も遷移が進んだ林(極相林)です。 |
◆集落を取り巻く「雑木林」や、それらと混在する「農地」、「ため池」などで構成される地域を ◆昭和30年代頃までは、雑木林の木を切って薪や炭などの燃料にしたり、 |
◆都市は、もともとあった自然を、人間がつくりかえることによってできた環境です。 ◆都市にすむ動物は、植物と同様に、ある程度の種類に限定されます。 ツバメやアブラコウモリなどは、繁殖や休息の場所として、人家などの建造物を利用します。 ◆外来種が多く見られることも特徴の一つで、セイタカアワダチソウなどの植物をはじめ、アオマツムシやアメリカザリガニ、ウシガエルなどは、既に都市の生態系に入り込んでいます。 |
◆他の生態系との大きな違いは、生産者である植物があまり見られないことですが、干潟に堆積する泥の中には、川が上流から運んできた落ち葉や植物プランクトンが豊富に含まれています。 ◆干潟は、潮が引いたときに水面から顔を出す、まとまった広さの砂浜や岩が集まった場所です。 |
※イメージ画像の出典:「トンボや野鳥のいっぱいいる街をつくろう」
平成15年3月 大阪府環境農林水産部 発行
【リンク集】
○ 生態系ってなに?生物多様性ってなに?
○ 「生物多様性」に迫る4つの危機
○ 「生物多様性」と私たち人間の関係
このページの作成所属
環境農林水産部 みどり推進室みどり企画課 都市緑化・自然環境グループ
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