里親等委託推進に向けた取組み

更新日:2021年12月10日

里親等への委託の推進に向けた取組み

 平成28年改正児童福祉法において家庭養育優先の理念が規定され、国・地方公共団体の責務として、家庭と同様の環境における養育の推進等が明記されました。これは、国及び地方公共団体は、まずは実親による養育を支援し、家庭における養育が適当でない場合、養子縁組や里親等による「家庭における養育環境と同様の養育環境」において継続的に養育されるよう、必要な措置を講じることとするものです。

 このような家庭養育優先の理念のもと、様々な事情により家庭を離れて生活しなければならない子どもを受け入れ、特定の大人との愛着関係のもとで養育を行う里親等は、子どもの健やかな成長に重要な役割を果たします。また、家庭生活を体験し、家族の有り様や人間関係の築き方を学ぶことが、子どもにとって、将来、自身の家庭を築く際のモデルになることも期待されます。

 大阪府では、子どもが心身ともに健やかに育成されるため、里親等での養育推進に向けて、包括的な里親支援体制の構築に向けて取り組みます。

里親への支援体制の整備

里親による養育をサポートするため、フォスタリング機関を設置します。
フォスタリング機関とは、下記の一貫した里親支援を総合的に行う機関です。

  • 里親のリクルート及びアセスメント
  • 里親登録前後及び委託後における里親に対する研修
  • 子どもと里親とのマッチング
  • 子どもの里親委託中における里親養育への支援
  • 里親委託措置解除後における支援

【フォスタリング機関の種類】

 ○A型フォスタリング機関
    
里親支援業務を、大阪府から業務委託を受けて実施している機関です。

  • はぐくみホーム(養育里親)を支援するフォスタリング機関
      ・大阪府子ども家庭センター管内ごとに設置(6か所)
      ・それぞれの子ども家庭センターの管内全域を対象に活動
  • 養子縁組里親を支援するフォスタリング機関
      ・大阪府全域(大阪市・堺市除く)を対象に活動

   A型フォスタリング機関の問合せ先一覧

 ○B型フォスタリング機関  
    民間の児童養護施設・乳児院が専門職員(里親支援専門相談員)を配置し、里親支援を実施する機関として大阪府が指定しています。
    施設周辺地域を対象に活動しています。

里親登録の推進

 多くの府民のみなさまに里親になっていただけるよう、広報啓発活動やB型フォスタリング機関における取組み支援を行っています。

このページの作成所属
福祉部 子ども家庭局家庭支援課 育成グループ

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