寝屋川流域は、大阪平野の一部で、北を淀川、南を大和川、東を生駒山系、西を上町台地と周りを高い土地に囲まれた東部大阪地域のことで、大阪市東部を含む12市にまたがり、その面積は267.6km2です。
○寝屋川流域の全体図
太古の昔、大阪湾(河内湾)は上町台地の北端、大阪城付近から東へ回り込み上町台地と生駒山系に囲まれた現在の寝屋川流域まで達していました。
その後、淀川・旧大和川が運ぶ土砂の堆積により河内潟、河内湖へと変化し、大和川の付け替えで干拓され陸地化しましたが、上町台地を除いて、ほとんどが低地で、水害が起こりやすくなっています。
○寝屋川流域の変遷
※ 淀川、大和川の位置は現在の河川の位置として示しています。
寝屋川流域の多くは河川が高い位置にあり、雨水が自然に河川に流れ込まない「内水域」になっているため、ポンプにより川へ排水しないといけません。
○川より低い地盤
また寝屋川流域では、現在、人口270万人の住む大都市として大きな反映を見せています。しかしこうした都市化の進展にともない、従来、保水・遊水機能を果たしていた水田やため池などが減少しています。
その結果、流出時間が短くなり雨水の流出量が増大しました。
○急速な都市化
寝屋川流域は、周りの河川に比べ、かなり低地となっており、過去からたびたび水害が発生しています。
昭和47年7月大東市 平成7年7月東大阪市 平成9年8月八尾市
平成15年8月寝屋川市 平成24年8月寝屋川市
○近年の水害
寝屋川流域協議会の新たな取り組みとして、平成30年度より浸水実績図(H29以降)を公表します。
過去の浸水実績を周知することで、適正な土地利用、緊急時の水防活動や避難等に役立てていただくことを目的としています。
対象:各年度において、寝屋川流域における浸水被害戸数が床上10戸以上、または床下1000戸以上発生した被害を公表
※浸水被害箇所について、被害報告のあった箇所を概ねの範囲として示しており、測量等して図化したものではないため、
実際の被害範囲と一致するものではありません。
※浸水がなかった地域においても、想定を超える豪雨など、雨の降り方や地盤の高低によっては浸水が発生するおそれがあるため、
大雨には十分な注意をお願いします。
このページの作成所属
都市整備部 河川室河川整備課 都市河川グループ
ここまで本文です。