有機フッ素化合物(PFOA等)

更新日:2022年3月15日

有機フッ素化合物(PFOA等)とは

 PFOAは、ペルフルオロオクタン酸(Per Fluoro Octanoic Acid)の略称、PFOSは、ペルフルオロオクタンスルホン酸(Per Fluoro Octane Sulfonic Acid)の略称で、いずれもフッ素を含む有機化合物の一種です。

PFOAとPFOSの構造式

 PFOA及びPFOSは、撥水性と撥油性を併せ持つ特異な性質を有していることから、これまで様々な表面処理の用途に使用されてきました。

★主な用途

  ・PFOA・・・泡消火薬剤、繊維、電子基板、自動車、食品包装紙、石材、フローリング、皮革、防護服 等
  ・PFOS・・・泡消火薬剤、半導体、金属メッキ、フォトマスク(半導体、液晶ディスプレイ)、写真フィルム 等

PFOAとPFOSの用途先 
 ※フライパン等にPFOAはほとんど残存していないこと、また、フライパン等を適切に使用した場合にはリスクがないことが確認されています。
 【参考】
  ファクトシート(科学的知見に基づく概要書) (内閣府食品安全委員会)
   ・「パーフルオロ化合物」(外部サイト) 
   ・「フッ素樹脂」(外部サイト)

★特徴・人の健康への影響

 PFOA及びPFOSは、化学的に極めて安定性が高く、水溶性かつ不揮発性の物質であるため、環境中に放出された場合には河川等に移行しやすいです。また、難分解性のため、長期的に環境に残留すると考えられています。
 これらの人の健康への影響については、各国・各機関である程度の知見が集積されつつあるものの、現時点において、発がん性等の毒性について国際的に統一された評価値はありません。

★国内外での規制状況

 PFOAは、POPs(ポップス)条約で、製造・使用、輸出入を原則禁止する物質に挙げられています。国内では、化審法に基づき、原則として製造・輸入・使用が禁止されています。
 PFOSは、POPs条約で、製造・使用、輸出入を制限する物質に挙げられています。また、PFOAと同様、化審法に基づき、原則として製造・輸入・使用が禁止されています。

★河川や飲み水での基準

 PFOA及びPFOSは、2020年5月に、水質汚濁に係る要監視項目(※1)に指定され、河川や飲み水などにおける暫定的な目標値(指針値)(※2)として、PFOS及びPFOAの合計値で50ng/L(※3)以下とされました。
 なお現在、土壌や食物(米・野菜等)に関する指針値等はありません。
  ※1 要監視項目は、「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、直ちに環境基準とはせず引き続き知見の集積に努めるべき」とされている項目です。
  ※2 指針値は、「体重50kgの人が、一生涯にわたり1日2Lの水を飲用しても健康に対して有害な影響がないと考えられる濃度」として設定されています。
  ※3 1ngは、1gの10億分の1の重さです。 

★PFOA及びPFOSに係る説明資料

  「PFOA・PFOSってなんだろう?」(A4用紙2枚分) [Wordファイル/209KB] [PDFファイル/221KB]


大阪府における有機フッ素化合物(PFOA等)対策について

 大阪府では、摂津市内で過去にPFOAを取り扱っていた事業所周辺の公共用水域及び地下水において、PFOA等が暫定指針値を超過して検出されていることから、継続的に監視を行うことを目的として、PFOA等に係る水質調査を実施しています。
 また、大阪府は当該事業所の対策実施状況を確認するとともに、同事業所に対し恒久的な流出防止対策を早期に実施するよう要請しています。
 なお、摂津市内の地下水については飲用利用がないこと、水道原水については水道の暫定目標値を下回っていることが同市により確認されています。

★大阪府のPFOA等に係る水質調査結果等について

 PFOA等に係る水質調査結果及び事業所による対策の実施状況等についてはこちらです。

  PFOA等調査結果(大阪府実施) 令和4年1月実施の水質調査結果について掲載しました。 【New!】

【参考資料】

 環境省が令和元年度及び令和2年度に実施したPFOS及びPFOA等に係る全国調査結果はこちらです。

このページの作成所属
環境農林水産部 環境管理室事業所指導課 化学物質対策グループ

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