令和5年度千里川の水質監視結果について

更新日:2024年4月11日

 平成18年度、豊中市及び箕面市域を流れる千里川の落合橋で、環境基準(年間平均値0.01mg/L)(※1)を超える砒素(年間平均値0.017mg/L)が検出されました。
 大阪府と豊中市による追跡調査の結果、自然由来の砒素を含む箕面有料道路のトンネル湧水の流入が環境基準超過の要因と考えられました。
 大阪府と豊中市は、平成19年度より環境基準点(※2)である猪名川合流直前、準基準点(※3)である落合橋の2地点のほか、唐子2号橋及び月見橋の2地点を加えた計4地点で水質の監視を行っています。 また、大阪府道路公社がトンネル湧水の砒素濃度を監視しています。
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監視結果

 千里川の水質監視結果は以下のとおりです。

 調査開始以降の水質レベルでは、健康被害が生じたり、農業利水に支障が出たりすることはないと考えられます。

 

表 令和5年度月毎測定結果

(単位:mg/L)

地点

調査機関

令和5年

令和6年

年間平均値

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

18日

16日

6日

4日

1日

5日

4日

14日

5日

10日

7日

5日

1 トンネル湧水

大阪府道路公社

0.021

0.022

0.017

0.024

0.013

0.015

0.017

0.027

0.005

検出せず

0.019

0.020

0.017

2 唐子2号橋

大阪府

0.013

0.014

0.007

0.006

0.010

3 落合橋
(準基準点)

豊中市

検出せず

0.010

0.005

検出せず

0.006

4 月見橋

豊中市

検出せず

検出せず

検出せず

検出せず

0.005

5 猪名川合流直前
(環境基準点)

豊中市

検出せず

検出せず

検出せず

検出せず

0.005

「検出せず」とは0.005mg/L未満であることを示しています。
「検出せず」の場合、0.005mg/Lを用いて年間平均値を算出しています。

 ヒ素濃度推移グラフ

 

用語の説明

※1から※4までの用語についての解説

※1:環境基準・・・人の健康の保護及び生活環境の保全のうえで維持されることが望ましい基準。環境省が定めています。環境基準を満たしているかどうかの評価は、年間平均値で行います。
※2:環境基準点・・・利水状況を考慮しつつ、河川の汚濁状況を総合的に把握できる地点。大阪府が定めています。
※3:準基準点・・・水域の状況をより的確に把握するため、環境基準点を補完するとともに、人の健康の保護に関する環境基準の評価を行う地点。大阪府が定めています。
※4:農業用水基準・・・汚濁物質項目別に被害(減収等)が発生しないための許容限界濃度として設定された基準。農林水産省が定めています。

このページの作成所属
環境農林水産部 環境管理室事業所指導課 水質指導グループ

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