現在、国において風しん(参考1参照)の抗体保有率が低い世代(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性)に対し抗体保有率を90%以上にすることを目標に、無料で抗体検査と予防接種ができる事業が実施されていますが、大阪府における対象者の抗体検査の受検率は22.9%となっており、全国平均を下回っています(参考2参照)。
この度、大阪府では風しん抗体検査の受検機会拡大の観点から、職場での取組みを推進するため、大阪大学社会経済研究所、大阪大学感染症総合教育研究拠点との共催により「企業向け風しんセミナー」を実施します。
企業における健康管理ご担当者様や健康経営に取り組まれている経営者の方は是非、本セミナーにご参加ください。
1 日時
令和5年11月6日(月曜日) 14時30分から16時まで(開場及び受付開始14時)
2 場所
グランフロント大阪 カンファレンスルームTowerC C01・C02
(大阪市北区大深町3-1)
・JR「大阪駅」(アトリウム広場)より徒歩約5分
・地下鉄御堂筋線「梅田駅」より徒歩約5分
・阪急電鉄「大阪梅田駅」より徒歩約5分
3 内容
(1)「我が国における風しんの現状」
講師:厚生労働省 健康・生活衛生局感染症対策部 感染症対策課担当者(ウェブ出演)
(2)特別講演「行動経済学に基づく企業における風しん対策と実践」
講師:大阪大学感染症総合教育研究拠点 特任教授 大竹 文雄 氏
4 定員
100名(参加費無料、事前申込必要、先着順)
5 申込方法
「関連ホームページ」のお申込みフォームよりお申込みください。
6 その他
障がいのある方等、参加にあたって配慮の必要な方はその旨を申込時に入力してください。
【参考1】
➤風しんについて
・風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症で、1人の風しん患者から5から7人にうつす強い感染力を有します。
・風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、胎児が難聴や心疾患などの障がいを持って生まれてくる「先天性風しん症候群」の可能性が高くなります。
【参考2】
➤大阪府における風しん対策について
・大阪府の無料検査対象者(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性)の抗体検査受検率(※令和元年度から令和5年7月26日までに抗体検査を受けた人の割合)は22.9%となっており、全国平均の29.2%を下回る状況となっています。
・抗体検査の結果、抗体価が基準値に満たない場合、無料で予防接種ができます。
・抗体検査及び予防接種を受けることのできる医療機関についてはお住いの市町村にお問合せください。
<主な都道府県の風しん抗体検査受検状況(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性)について>
(令和元年度から令和5年7月26日までに抗体検査を受けた人の割合)
※国立感染症研究所HP 「風しんに関する疫学情報(2023年7月26日現在)」より府で作成
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