厚生労働省及び大阪府では、9月24日から30日までを「結核・呼吸器感染症予防週間」として、結核と呼吸器感染症全般に関する知識の普及啓発を実施します。
大阪府内においても、政令指定都市・中核市や関係団体と連携し、イベントやライトアップ、ポスターの掲示、啓発グッズの配布などを行いますのでお知らせします。
【大阪府での取組み】
(1)令和7年度大阪府結核・呼吸器感染症予防週間啓発セミナーの開催
結核やインフルエンザ、新たな感染症等への対策には正しい知識が不可欠です。
9月25日にセミナーを開催し、専門家による講演やトークセッションにより、日頃の感染症対策から最近の話題まで、正しい知識を分かりやすくお伝えしますので、この機会にぜひご参加ください。
【参加方法】
・参加には申込が必要です。
・定員200人 ※定員に達した時点で、受付を終了します。
【申込先URL】https://dx-mice.jp/EZEntry/osaka_250925/Entry
【日時】令和7年9月25日(木曜日) 14時から16時まで
【場所】グラングリーン大阪 北館 JAM BASE 6階 CONFERENCE 6-1 & 6-2(大阪市北区大深町6番38号)【費用】無料
【内容】
<講演>「感染症との共存時代 〜予防・接種・健診のすすめ〜」
(講師:地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所理事長 朝野和典 氏)
<トークセッション>
(パネリスト:朝野和典 氏、関西大学社会安全学部教授 高鳥毛敏雄 氏)
※体験コーナー(手洗いチェッカーなど)、展示啓発コーナー
【主催】大阪府、(地独)大阪健康安全基盤研究所
【共催】大阪公立大学 大阪国際感染症研究センター(OIRCID)、(一財)大阪府結核予防会
※詳細情報については、以下ホームページよりご確認くださいhttps://www.pref.osaka.lg.jp/moyo/o100030/023909.html
(2)デジタルサイネージでの啓発動画の放映
①大阪モノレール モノビジョン
大阪モノレールのドア乗降部にある液晶ディスプレイにて30秒の動画を放映します。
【期間】令和7年9月1日(月曜日)から9月30日(火曜日)まで
【共催】一般財団法人大阪府結核予防会

②大阪信用金庫
大阪府内の大阪信用金庫本・支店にあるモニターで60秒の動画を放映します。
【期間】令和7年9月1日(月曜日)から9月30日(火曜日)まで

(3)大阪城天守閣、万博記念公園太陽の塔のライトアップ
大阪城天守閣と万博記念公園太陽の塔を、結核予防の世界共通シンボルマーク「複十字」のイメージカラーである「赤色」にライトアップします。
【日時】大阪城天守閣:令和7年9月24日(水曜日)日没から22時まで
万博記念公園太陽の塔:令和7年9月24日(水曜日)から9月30日(火曜日)まで 日没から23時まで
【共催】大阪市、堺市、東大阪市、高槻市、豊中市、枚方市、八尾市、寝屋川市、吹田市

(4)啓発チラシの作成
府内政令市・中核市と共同で結核・呼吸器感染症啓発チラシを作成し、ホームページに掲載する等啓発に活用しています。

(5)その他、大阪府・大阪府保健所での取組み
・各保健所・駅構内等においてポスター、パネルの掲示や啓発グッズの配布を行います。
・一部の保健所ではデジタルサイネージの放映や地域のラジオ放送にご協力いただき、府民に対して知識の普及や啓発を行います。
・結核に関しては、市町村と連携して高齢者施設等へ啓発資材を配布するなど、結核予防と日頃の健康管理の必要性について啓発するとともに、外国人技能実習生を受け入れる監理団体や日本語学校に対し、多言語化した啓発資材等の活用により、結核に対する正しい知識や予防意識の啓発を行います。
【一般財団法人大阪府結核予防会の取組み】
(1)大型ビジョンによるCMの放映
大阪ミナミ道頓堀(トンボリステーション)と梅田(LINKS UMEDA)において、啓発のCMが放映されます。
【期間】令和7年9月24日(水曜日)から9月30日(火曜日)まで
※令和6年9月放映時の様子

(2)ライトアップ
①一般財団法人大阪府結核予防会 相談診療所
【場所】大阪府大阪市中央区道修町4-6-5
【日程】令和7年9月24日(水曜日)から9月30日(火曜日)まで (予定)
②一般財団法人大阪府結核予防会 大阪複十字病院
【場所】大阪府寝屋川市打上高塚町3番10号
【日程】令和7年9月24日(水曜日)から9月30日(火曜日)まで (予定)
(3)市町村と連携した取組み
堺市保健所感染症対策課と大阪府結核予防会堺複十字診療所が連携して啓発活動を行います。
【日時】令和7年9月29日(月曜日)15時から16時
【場所】南海電鉄「堺東駅」前(大阪府堺市堺区三国ヶ丘御幸通61番地)
【内容】啓発物品(ポケットティッシュ)の配布
※結核予防会公式キャラクターのシールぼうやも参加!

(令和6年9月開催時の写真)
(4)その他の取組み
関連リンク「結核・呼吸器感染症予防週間(大阪府結核予防会)」をご参照ください。
≪参考≫ 結核・呼吸器感染症について
(1)結核について
大阪府の令和6年の新規登録結核患者数は1,118人、結核罹患率(人口10万人あたり)は12.8(全国8.1)であり、依然として高水準の状況です。
結核の発生予防、まん延防止のためには、定期的に胸部エックス線検査等の健康診断を受けることや有症状時の早期受診が非常に大切であり、また府民の皆様が結核に対する正しい知識と予防意識をもっていただくことが重要です。
大阪府では、結核・呼吸器感染症予防週間を中心に、府内の政令指定都市や中核市の保健所と一丸となって、啓発活動等を行っていきます。
(2)呼吸器感染症について
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症をはじめとする呼吸器感染症は、これまで大阪府においても大きな流行を繰り返しており、甚大な健康被害と社会活動への影響を引き起こしてきました。
呼吸器感染症のまん延を防止するためには、正しい知識と予防意識の普及が重要であることから、本府においても「結核・呼吸器感染症予防週間」を機に、様々な啓発活動を実施していきます。
○呼吸器感染症とは
上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)あるいは下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を呈する感染症全般を指します。
(例)インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症、マイコプラズマ肺炎など
○感染予防
呼吸器感染症から身を守り、周りに拡げないために、日ごろから基本的な感染対策を行いましょう。
感染予防には、こまめな換気、手洗い(手指消毒)、咳エチケットが有効です。咳症状がある時や、医療機関・高齢者施設を訪問する時は、マスクを着用しましょう。
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