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令和6年度蚊媒介感染症に係る媒介蚊サーベイランスの実施について

デング熱などの国内流行に備え、サーベイランスを実施します

報道提供日時

2024年06月17日

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内容

 大阪府では、蚊媒介感染症のうち、重点的に対策を講じる必要があるウエストナイル熱、デング熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱及び日本脳炎について、感染症のまん延防止を図るため、ウイルスを媒介する可能性のある蚊の実態調査並びにウイルス保有調査を実施しています。
 今年度の調査は、次のとおり実施する予定です。結果は、大阪府ホームページでお知らせします。

サーベイランスの概要

日程

実施期間:令和6年6月25日(火曜日)から同年10月16日(水曜日)

捕獲期間

6月25日~6月26日

7月9日~7月10日

7月23日~7月24日

8月6日~8月7日

8月20日~8月21日

9月3日~9月4日

9月17日~9月18日

10月1日~10月2日

結果公表日

7月10日

7月24日

8月7日

8月21日

9月4日

9月18日

10月2日

10月16日

実施場所(府内12か所)

池田市、茨木市、守口市、大東市、藤井寺市、富田林市、和泉市、貝塚市、泉大津市、岸和田市、泉佐野市、阪南市

調査方法

 CDCライトトラップ(蚊捕獲器)を用い、ドライアイスによる炭酸ガスで蚊を誘い捕獲しています。捕獲した蚊は蚊の種類ごとに分類し、地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所で検査を行います。
※雨天等の場合、実態調査並びにウイルス保有調査は順延します。

【参考】訓練について

 令和6年7月5日(金曜日)に蚊媒介感染症に係る対策訓練の実施を予定しています。詳細については後日改めて報道発表します。

【参考】蚊媒介感染症とは

 病原体を持っている蚊に刺されることで起こる病気を「蚊媒介感染症」と言います。
 主な蚊媒介感染症として、デング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱などがあげられます。これらの感染症は主に熱帯、亜熱帯地域で流行しています。
 日本においては日本脳炎以外の蚊媒介感染症は海外からの輸入感染症が多いですが、デング熱に関しては2014年及び2019年に国内感染例が報告されました。

デング熱
  • 主な症状:発熱、食欲低下、頭痛、筋肉痛、筋力低下
  • 主な流行地域:東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国
ジカウイルス感染症
  • 主な症状:発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛
  • 主な流行地域:中南米・カリブ海地域、オセアニア太平洋諸国、アフリカの一部、タイ
チクングニア熱
  • 主な症状:発熱、関節痛、発しん
  • 主な流行地域:アフリカ、南アジア、東南アジア
ウエストナイル熱
  • 主な症状:発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、結膜炎、疲労感、倦怠感
  • 主な流行地域:アフリカ、ヨーロッパ、中東、中央アジア、西アジア、南米
日本脳炎
  • 主な症状:発熱、頭痛、吐き気、嘔吐、めまい、意識障害
  • 主な流行地域:日本、中国、東南アジア、南アジア

【参考】蚊媒介感染症の対策

 どの蚊媒介感染症であっても対策は同じです。

しっかりと身を守る

 状況に応じて、様々な対策を組み合わせ、しっかり身を守ることが効果的です。

  • 虫よけスプレーをこまめに使う
  • 蚊取り線香を使う
  • 長袖、長ズボンを着用する

蚊を増やさない

 蚊は水の溜まっているところに卵を産みます。不要な水たまりをなくしましょう。

  • 植木鉢の皿、発泡スチロールの箱、放置されている空き缶など、要らないものは撤去する
  • 草刈りをするなど、蚊が潜む場所を減らす

 

(問い合わせ先)
・疾病に関すること:健康医療部保健医療室感染症対策課 06-6944-9157(ダイヤルイン)
・蚊の捕獲に関すること:健康医療部生活衛生室環境衛生課 06-6944-9910(ダイヤルイン)
・検査、病原体及び流行状況等に関すること:地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所 健康危機管理課 06-6972-1321

部局

健康医療部

保健医療室感染症対策課

防疫グループ

ダイヤルイン番号

06-6944-9157

メールアドレス

kansenshotaisaku-g03@gbox.pref.osaka.lg.jp