流域下水道の管渠維持管理について

更新日:2023年11月22日

大阪府流域下水道管渠の維持管理について

 この頁では、大阪府が管理する流域下水道の管渠について、進む老朽化に対して大阪府が講じている対策についてお知らせします。

大阪府流域下水道管渠の老朽化について

 大阪府流域下水道管渠は約450kmが整備済みで、そのうち建設後30年以上経過している管渠は約343km、40年以上経過している管渠は約146km、50年以上経過している管渠は約60kmあります。

 管渠が老朽化により破損すると下水を流すことができなくなり、時にはトイレが使用できなくなったり、道路が陥没し人身事故や道路交通障害などを引き起こすなど社会的に重大な影響を与える恐れがあります。

大阪府流域下水道幹線の管渠老朽化の現状をあらわすグラフ

大阪府流域下水道管渠の点検・調査について

 大阪府ではこれらの事故を未然に防ぐ為、定期的に巡視・点検を実施するとともに、平成14年度より計画的に管渠調査(管渠内での目視点検やテレビカメラによる点検)を行っており、現在では「腐食の恐れの大きい箇所」は5年で一巡、その他の「通常箇所」は10年で一巡する計画で、調査を実施しています。

大阪府流域下水道管渠の点検・調査について                      b

大阪府流域下水道管渠の補修について

 調査の結果、対策が必要と判断された場合は、速やかに対応策を検討し、工事を実施することにより管渠全体の健全度を維持しています。 

                                           管更生工法による対策事例

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管更生の工事費推移のグラフ

大阪府流域下水道の老朽化対策について

 下水道施設は、24時間、365日停止することなく下水道施設を安定的に稼働させる必要があるため、管渠においても、適切に点検・調査を行い、効果的に補修や改築を実施していく必要があります。このため、今後も継続して、老朽化対策への投資が必要になります。

 ※大阪府では、下水道施設の老朽化等、下水道を取り巻く状況及び課題に的確に対応し、安定した下水道サービスを継続して提供するため「大阪府流域下水道事業経営戦略」を策定しています。この中で、平成30年度からの10年を計画期間と定め、経営目標と目標達成のための施策、必要な投資目標と収支計画を示すとともに、将来を見据えた経費負担のあり方についても方向性を示しています。

≪大阪府流域下水道事業経営戦略≫

問い合わせ

 各取組みへのお問い合わせについては都市整備部下水道室事業課維持管理グループまで。

このページの作成所属
都市整備部 下水道室事業課 維持管理グループ

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