大阪府では、農地やため池、水路などが広がる農空間の保全と活用を目的に「大阪府都市農業の推進及び農空間の保全と活用に関する条例」を平成20年4月に施行しました。大阪府中部農と緑の総合事務所では、本条例の「農空間保全地域制度」に基づき、関係機関と連携し遊休農地の利用促進を図っています。
その一環として、今回、小学生に農業(食)の大切さを知ってもらうために、JA中河内が主体となり、地元農家の方々(八尾堆肥研究会)、東果大阪株式会社、八尾市農業委員会事務局、大阪府中部農と緑の総合事務所が協力し、八尾市大字刑部(おさかべ)の遊休農地を活用し、八尾市特産のえだまめを種まきから収穫・流通・販売まで実際の農家のように体験し、学習してもらう取り組みを始めました。
市内小学生を対象に参加者を公募し、平成21年5月10日(日曜日)に第1回目の活動として、小学生とその家族約40人が参加して、えだまめの植付け、水やりの作業を行いました。
五月晴れの晴天の中、遊休農地が耕作可能な農地に復旧した経過や植付け方法の説明を受けた後、子供たちは、えだまめの苗を手に持ち、八尾堆肥研究会のメンバーの指導も受けながら、熱心に植付けを行いました。ペットボトルを使っての水やりの後、「ごんべえ」という機械を使って種植えの体験も行われ、参加した子供たちは初めて見る機械に興味津々でした。
今後は、市場見学・生長観察や、出荷・収穫・販売体験の活動を行う予定です。
八尾堆肥研究会による植付け方法の説明 | 八尾堆肥研究会の指導を受けながらの植付け |
初めて使う種植え機にワクワク | 早く大きくなぁれ♪ |
遊休農地の状態 (平成21年3月) | 農地が復旧され、植付けが終わった状態 (平成21年5月) |
このページの作成所属
環境農林水産部 中部農と緑の総合事務所 地域政策室
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