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更新日:2024年3月29日

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大阪府工業指数 2020年(令和2年)基準改定の概要

大阪府工業指数 2020年(令和2年)基準改定の概要

1 改定の趣旨

大阪府工業指数は、基準時を2015年(平成27年)から2020年(令和2年)に改定しました。
工業指数は、ラスパイレス算式(ウェイトを基準時に固定した加重平均法)により作成しているため、産業構造が年々変化することで、基準年から遠ざかるにつれて工業指数と実際の生産活動とのかい離が大きくなります。
そのため、「指数の基準時に関する統計基準」(平成22年3月31日総務省告示第112号)において「指数の基準時は、五年ごとに更新することとし、西暦年数の末尾が0又は5である年とする。」とされていることから、2020年を新たな基準時とし、ウェイトや採用品目の見直しを行いました。
なお、経済産業省では「鉱工業指数」として公表されていますが、大阪府では産業全体に対して鉱業が占めるウェイトが少ないため、従来より「工業指数」として公表しています。

2 改定の対象とした指数

2020年基準に改定を行った指数は、以下の3指数です。
なお、生産者製品在庫率指数は2019年12月分を最後に、更新を終了しています。

  • (1)生産指数(付加価値額ウェイト)
  • (2)生産者出荷指数
  • (3)生産者製品在庫指数

※以降、「生産指数」、「出荷指数」、「在庫指数」と記載

3 改定の主な内容

  • (1)基準時及びウェイト算定年次の変更
    指数の基準時及びウェイト算定年次を、2015年から2020年へ変更しました。指数値は、2020年の平均を100.0とした比率で示しています。
  • (2)業種分類の一部変更
    2020年基準指数の業種分類は、原則として日本標準産業分類(第13回改定)(平成25年10月統計基準設定)に準拠しています。
    また、業種を代表する採用品目の制約等を踏まえ、一部の細分類や参考系列における「電力・ガス事業」、「製造工業(除.長期生産物)」の削除を行いました。
  • (3)採用品目の見直し
    生産・出荷・在庫指数の採用品目は、主に経済産業省生産動態統計調査から選定しました。業種別に代表性等の観点から品目選定を行うとともに、採用単位についても見直しを実施しました。
    このほか、経済産業省生産動態統計調査の対象外の品目についても、採用の可否について検討しました。
    採用品目数の増減は以下のとおりです。
    採用品目の改廃状況
  • (4)ウェイトの見直し
    業種別のウェイトは、経済センサス-活動調査を基礎データとして、指数の業種分類・概念に適合するよう組替えを行った上で算定しました。
    また、品目別のウェイトは、経済センサスや工業統計のほか、経済産業省生産動態統計や各種業界統計などにより単価・金額等を推計し、業種別のウェイトを採用品目の金額構成比により按分しました。
    生産・出荷・在庫の各指数におけるウェイトが変化した主な業種は、以下のとおりです。
    ウェイト変化状況(生産・出荷・在庫指数)
  • (5)季節調整法の見直し
    季節調整法は、米国センサス局のX-12-ARIMAを用い、ARIMAモデルやオプションの見直しを行いました。
    なお、計算結果により、ARIMAモデルは2015年基準と同じ(011)(011)となりました。

4 新基準への切替え時期と改定結果

2020年基準による指数値へは、2024年1月速報(2024年3月29日公表)分から切り替えを行います。過去系列は、2018年(平成30年)1月以降について新基準による系列を作成しました。
また、2018年1月から3月の時点で旧基準との接続を行い、2013年(平成25年)まで遡及した過去時系列(接続指数)を整備しました。

参考資料

大阪府工業指数 2020年(令和2年)基準改定の概要(PDF:948KB)
2020年(令和2年)基準 ウェイト一覧(エクセル:53KB)

 

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