平成26・25・24年度 小学校・中学校の取組み概要

更新日:2023年10月24日

平成26・25・24年度 小学校・中学校の取組み

平成25年度   平成24年度

平成26年度の取組み

池田市立 呉服小学校

池田市立呉服小学校の取組み [PDFファイル/212KB]

校区の緑視率を調べよう

≪学習のねらい≫

 ・現在の校区内の町並み写真から、写っているみどりの割合(緑視率)を測定し、校区のみどりについて考える。

 ・みどりの役割や大切さについて学び、町のみどりについて自分ができることを考え、行動しようとする態度を養う。

 ≪学習の流れ≫

1 「地球温暖化とみどりの話」を聞く。(講義)

 ・地球温暖化が起こるしくみやその影響、みどりが果たす役割についての説明を聞く。

 ・緑視率の定義とその測定方法の説明を聞く。

  ■池田市環境にやさしい課よりゲストティーチャーを招いて実施する。

2 「緑視率」を測定する。(作業)

 ・測定シートに色を塗り、マスの数を数える。

 ・手分けして、すべてのシートを完成させる。

3 結果を発表する。

 ・測定した緑視率を一人ずつ発表する。

  ■校区の現在の写真60枚(環境にやさしい課に依頼し、準備してもらう)を使うことで、子どもたちは当該の場所をイメージしながら作業することができ、
    結果を実生活に結びつけることができる。

4 まとめを行う。(講義)

 ・2年前との比較で変化が特徴的な写真について、解説する。

  ■同じ場所の写真を比較することで、変化を感じることができる。

5 ワークシートを用いた振り返りを行う。

 ・緑視率を計ってみて感じたことを記入する。

 ・授業で分かったこと、新しく発見したことを記入する。

 ・まちの環境を良くするため自分ができることを考える。

  ■自分ができることを考え、行動しようとする態度を養う。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  ゲストティーチャー:池田市環境にやさしい課

  プログラム:緑視率の算出方法(出典:緑量調査報告2010/池田市環境にやさしい課)

≪成果≫

 ・実際に呉服小学校区内の現在の写真60枚を手分けして測定したため、子どもたちは自分たちの生活を振り返って、「こんなに緑が少なかったんだ」
     「この地域は緑が多いな」という実感がこもった感想が返ってきた。

(児童の振り返りより)

 ・池田市内の緑視率なんて計ったことがなかったので、少なくてびっくりしました。その地域ごとに全然ちがうことにも驚きました。

 ・思っていたよりも池田は緑が多いと思った。学校付近の中では呉服小学校は低いほうだったので、びっくりしました。

 ・緑がある所とない所の差が激しいと思った。猪名川運動公園は、特に緑が多かった。地球温暖化と緑が関係しているなんて、初めて知った。

 このページの先頭へ

能勢町立 久佐々小学校

能勢町立久佐々小学校の取組み [PDFファイル/334KB]

地域の力で緑の地球を守ろう 〜ニチバン巻心ECOプロジェクトに参加して〜

≪学習のねらい≫

 ・生物と環境のかかわりについて興味・関心をもって追究する活動を通して、生物と環境のかかわりを推論する力を育てるとともに、それらを理解したうえで、
  環境を保全する態度を育てる。

 ・生物は水及び空気を通して周囲の環境とかかわって生きていることを知る。

≪学習の流れ≫

1 環境問題についての学習

 (1)「さかなクン」の講演内容をもとに話し合う。[1h:理科]

  能勢町環境フォーラムで「さかなクン」が講演した内容「人間が与える、空気・水・生物に対しての影響」をもとに、話し合う。

 (2)環境問題について調べ、かべ新聞にまとめる。[3h:理科]

  環境問題の中で、まず「水と空気」に焦点をあてて調べる。班に分かれ、低学年児童にも分かるように、また、自分たちができることを考えて壁新聞にまとめる。

2 「ニチバン巻心ECOプロジェクト」への参加

 (1)「ニチバン巻心ECOプロジェクト」について知る。[1h:理科]

  「ニチバン巻心ECOプロジェクト」の活動趣旨について知り、学年全体で学習を進めるために、各クラス共通で以下の6つのチームに分ける。
  (※以下、プロジェクト名は「巻心」、それ以外は「巻芯」と記載する。)

  (a)チラシチーム (b)(c)ポスターチーム (d)依頼チーム (e)回収チーム (f)呼びかけチーム

 (2)担当チームに分かれて活動する。[3h:総合]

  (a)チラシチーム:高学年児童用・低学年児童用のチラシを作り、全児童に配布する。地域用のチラシは、用紙の色を変えるなどの工夫をして、依頼チームに託す。

  (b)(c)ポスターチーム:回収チームに回収時期や回収方法、巻芯のサイズや種類などの必要な情報を確認し、ポスターを作成・掲示する。

  (d)依頼チーム:依頼先を検討し、校長先生に依頼可能か相談する。依頼先決定後、依頼電話をかける練習をし、実際に電話する。

  (e)回収チーム:段ボール箱に必要事項を書き、手作りの回収ボックスを作成する。校内に設置するとともに、地域用は、依頼チームに託す。 

  (f)呼びかけチーム:呼びかけ内容を検討し、朝会や放送でプロジェクトについて全児童に呼びかける。
    また、フィリピン・ネグロス島やマングローブについても調べ、紹介する。

 (3)進捗状況を確認し、「巻芯」を事務局に送る。[1h:理科]

 回収締切りの1月末に向け、計画通り進んでいるか、それぞれのグループでチェックをしながら回収準備を進める。
 回収チームは、回収のお願いとお礼の電話の練習を重ね、実際に電話をして、巻芯を回収する。
 回収されたすべての巻芯を回収チームがチェックし、規定に合うものの数を数える。
 その結果、回収数は、目標300個を大きく上回る、712個という嬉しい結果となる。

3 学習のまとめ[1h:理科]

 学習のまとめとして、チラシチームは家庭配布用のお礼状を作成、ポスターチームは結果報告やお礼のポスターを作成・掲示、依頼チームは、
 協力していただいた地域の方々に結果報告を兼ねたお礼状を作成・送付、呼びかけチームは、放送で結果報告をするとともに、
 朝礼で回収された巻芯を全児童に披露する。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

 『ニチバン巻心ECOプロジェクト』

 使い終わった粘着テープの「巻芯」を資源として回収し、ニチバンに送ることで、巻芯の個数に応じ、環境NGO「イカオ・アコ」が行うマングローブ植樹活動を
 サポートできるプロジェクト。

≪成果≫

  ・今回の取組みの後に、ニチバンによる久佐々小の取材があり、その時に、現地ネグロス島でのマングローブ植樹の写真をたくさんもらった。
  そこには、大勢のネグロス島の住民ボランティアによる植樹や、植樹後の手入れの様子が写されていた。
  その中に、自分たちと同じくらいの年齢の子どもたちが手伝っている様子が写されているものがあり、自分たちの活動が海を越え、
  ネグロス島の子どもたちへとバトンが渡されたように感じていたようだった。

 ・これまで比較的、受け身で過ごすことが多かった子どもたちが、活動を通してどんどん自主的に動き始めた。
  子どもたちの活動は、2クラスの横のつながりから始まり、他学年への縦のつながり、保護者そして地域社会へのつながりへと、
  どんどん広がりを見せた。そして、それはついに海を越え、世界へも広がることになった。
  そのことは、中学校という新しい世界を目前にした子どもたちの視野を広げ、自分たちも世界に働きかけることができるという、
  大きな自信を持たせることとなった。

(児童の感想より)

  ・このECOプロジェクトのおかげで地域の人たちとの交流の大切さもわかったし、ちょっとでも地球温暖化を防ぐことができたのはとてもうれしかったです。

  ・私は前まであまり地域の人たちにあいさつなどをしたりしなかったけど、ECOプロジェクトの回収をするとき、とてもやさしく接してくださってから、
   あいさつをするようになりました。

  ・今回のECOプロジェクトをしてみてわかったことが2つありました。1つめはぼくたちの一人ひとりの行動で、こんなに大きなことができること。
   2つ
めはたった一つの巻芯が世界や空気、そして我々人間もまもれることがわかりました。
   ぼくはこのECO
プロジェクトができてとても楽しかったし、おもしろかったです。

このページの先頭へ

岸和田市立 東葛城小学校

岸和田市立東葛城小学校の取組み [PDFファイル/172KB]

ホタルの住む川 「ホタル学習」と有機農業

≪学習のねらい≫

 ・自分と身近な動物や植物などの自然とのかかわりに関心をもち、自然のすばらしさに気付き、自然を大切にしたり、
    自分たちのくらし方を工夫したりすることができるようにする。

 ・町の自然、人、社会、公共物などに関心をもつとともに、自分たちの生活が地域と密着していることを知り、まわりの人と適切に接することの大切さや、
    安全に生活できているありがたさを知る。

 ・塔原町で有機農業に携わる方の話を聞いて、その思いと苦労について感じ取る。

≪取組みについて≫

1・2年〔生活科〕

 (1)ホタルが住める環境について学習する。

  ・校区の津田川を観察し、「産卵できるコケがある」「幼虫の時に生活できる川とえさがある」「山あいである」「雑木林がある」「乾燥しにくい土地である」ことを調べ、
   クイズ形式で発表する。

3・4年〔総合的な学習の時間〕

 (2)ホタルの住める川を守ってきた人々の努力について学習する。

  ・3年…津田川の一斉清掃。川の水を汚さないために洗濯や食器洗いで合成洗剤を使用しないことを学習する。

  ・4年…「地域でとれる作物」の学習で、カボチャ、カモウリ、ニラ、玉ネギなど給食の食材として使われている野菜・果物について学ぶとともに、
         ホタルの住む地域でとれた野菜や果物は安全・安心であることを学習する。

  ⇒相川町の方々だけでなく、その上流に住む塔原町の方々の努力(塔原地区の農業は、化学肥料や農薬を使わない)があって、
   
相川町の「ホタルまつり」が行えることを知る。

5・6年〔総合的な学習の時間〕

 (3)地域(相川町)の米作り、玉ねぎ作りを体験する。

 (4)塔原町の環境と人々の生活について学習する。

  ・有機農業(農薬を使わない農業)のよさと難しさについて学習する。

5・6年〔図画工作科〕

 (5)「ホタルまつり」の灯籠を作成する。

  ・相川町で行われている「ホタルまつり」で、夜に明かりをともす灯籠を作成することで、地域の行事に親しみを持つ。

   ■豊かな自然環境・地域の文化・歴史、さらに社会環境等の子どもたちを取り巻く日常生活の中から興味・関心のある課題を見つけ、
    その課題に対応した学習活動を展開する。

   ■学習活動の場を地域に求め、地域の方々とかかわることで、地域の現実に直接触れ、地域の一員としての自覚をもって、
    これからの自分の生き方を考えさせるようにする。

 

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  「有機農業」をしている農家の方

≪成果≫

 ・子どもたちが主体的に地域のことについて調べ、ホタルの住む地域の環境を守っていこうとする意識が育った。

 ・自分で育てた米や玉ねぎ、地域で収穫された野菜や果物が給食の食材として使われている時には、興味を持って配膳し、楽しく・おいしくいただいた。

このページの先頭へ

田尻町立 小学校

田尻町立小学校の取組み [PDFファイル/137KB]

田尻の川と海について考えよう!!

≪学習のねらい≫

 ・川の汚染の現状や汚染の原因を知り、川の環境を良くするために自分たちができることを考える。

 ・漁業体験やアマモの種植え体験を通して、漁業への関心や興味を高め、環境再生を目指す活動への理解を深める。

≪取組みについて≫

 (1)物語教材「5月になれば」〔国語科〕

  ・物語「5月になれば」の舞台になっている北海道のサクルー川について、本文中の自然豊かな川の情景を読み取る。
   また、インターネット等を使い、サクルー川についての情報を集め、今現在も物語の舞台になるような自然を残すことができている理由を考える。

 (2)田尻川クリーン作戦〔総合的な学習の時間〕

  ・アドプトリバーの指定を受けている地域の川の清掃活動に参加することによって、ごみの多い状況を知るとともに、
    地域のボランティア活動によって自分たちの住む町の環境が良くなっていることに気づく。
   また、ひとりの力でできることは小さくても協力することが大切であることや、地域活動に参加することの意義を理解する。

 (3)漁業体験〔社会科〕

  ・地域の漁業協同組合に協力していただき、魚が獲れた時の喜びや仕事の大変さを知る。
   また、地元の海でどのような魚介類が獲れるのか、昔と今とで魚の獲れる量に違いがあることなども教わり、
   生き物や漁業への関心を持ち、海の環境について考えるきっかけとする。

 (4)アマモの種植え〔総合的な学習の時間〕

  ・アマモ種子バンクに協力していただき、アマモ播種シートの作成を行う。
   アマモが生育し、アマモ場が形成されれば、海の生き物たちのゆりかごとなって様々な生き物が住めるようになることを学習し、
   海の環境、生態系の保全・改善を目指す活動への理解を深める。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

 ・NPO法人田尻町まちづくり住民会議(田尻川クリーン作戦)

 ・田尻町漁業協同組合(漁業体験)

 ・NPO法人アマモ種子バンク(アマモの種植え)

≪成果≫

 ・1学期は国語の物語教材、2学期は社会科の水産業の学習をきっかけに総合的な学習へつなげることができたので、児童にとってもスムーズな導入となった。
   また、学習後は総合的な学習で得た知識や興味を各教科の内容を深めることにつなげることができた。

 ・クリーン作戦や漁業体験、アマモの種植えの体験活動を自分たちの住む地域で行ったことで、
  自分たちの地域の環境を守るためにできることを一人ひとりが真剣に考えることができた。

このページの先頭へ

四條畷市立 四條畷中学校

四條畷市立四條畷中学校の取組み [PDFファイル/124KB]

日本原産タンポポの分布調査

≪学習のねらい≫

 ・身近な自然への関心を高めるとともに、簡単な野外観察や結果の考察を通して、生物の世界へアプローチするための知識や観察の技能を身につけさせる。

 ・タンポポの植生調査を経年比較することによって、外来種が生態系に及ぼす影響等を考察するきっかけとする。

≪学習の流れ≫

1 ○「セイヨウタンポポ」と「カンサイタンポポ」の見分け方等について話を聞く。

 ■日本におけるタンポポの植生分布は、外来種である「セイヨウタンポポ」が主流になっており、
  日本原産である「カンサイタンポポ」「カントウタンポポ」はめずらしい存在になっている。
  四條畷中学校敷地内ではカンサイタンポポの群生地があるため、タンポポの植生調査を兼ねた野外観察を実施することで、
  生徒が興味・関心を持って取り組むことができる。

2 ○導入(10分)

   ・前時の振り返り ・一人一枚ワークシートを配布 ・本時の流れの確認 ・ワークシートの記入方法説明

  ○班活動(35分)

   ・観察しながらワークシートに記入

  ○まとめ(5分) 

   ・教室に集合し分布状況の確認

    ■各学級の4人1組の班を活用し、野草図鑑、ルーペ、白地図のワークシートをそれぞれ配布し、「最低5種類の野草を見つけてマップ上にチェックすること」
     「カンサイタンポポ・セイヨウタンポポの分布状況をマップに記録すること」を課題として、35分間敷地内で班活動を行う。

3 ○タンポポとタンポポ以外の野草の分布状況について交流する。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  野草図鑑、白地図のワークシート

≪成果≫

 ・本単元の学習に入る前に、四條畷中学校の敷地内はめずらしいカンサイタンポポの群生地であることを伝えると、子どもたちは興味を示し、
  敷地内に限らず自宅周辺のタンポポ調査を自主的に行い報告してくれるなど、「身近な自然への関心を高める」という学習のねらいを達成するのに
  ふさわしい導入となった。

 ・5年前の同時期に行った同様のタンポポの植生調査のデータとの経年比較を行った結果、中学校敷地内では新たに体育館裏にも
  カンサイタンポポの分布が広がっていることがわかった。
  全国的に日本原産のタンポポが絶滅の危機に瀕しつつある中で、この結果は非常に興味深いものとなった。

このページの先頭へ

柏原市立 堅上中学校

柏原市立堅上中学校の取組み [PDFファイル/157KB]

異常気象がもたらす、急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう!

≪学習のねらい≫

 ・地震、風水害の起こるメカニズムやその被害の実態について知り、災害を自分のこととしてとらえ、災害等が発生したとき、
  自分の身を守るためにはどのように行動すればよいかを考え、理解する。

≪取組みについて≫

 (1)地震について〔第1.2学年:5月第4週〜6月〕

  ・理科の学習で、プリントを活用し地震についての既習事項を確認する。また、阪神淡路大震災及び東日本大震災について知っている知識やテレビ映像、
   教科書の写真等で印象に残っていることを書き出し、意見交流を行う。

  ・総合的な学習の時間に、1.2年生合同で、地震発生メカニズム、地震による火災、ライフラインや交通網の寸断、避難所の生活の様子、津波や被害後の映像、
   南海〜東海沖地震などの教材DVD(当時のニュース映像)を見て、被害の実態を学習する。

  ・野島断層保存館や人と防災未来センター(垂水)にて、阪神淡路大震災について調べ学習・聞き取り学習を行い、帰校後、学んだことを班で壁新聞にまとめ、
   文化祭で展示発表する。

 (2)風水害について〔全学年:8月第4週〕

  ・理科の時間に気象全般及び台風、洪水、土砂災害、高潮、竜巻について、小学校の内容も含め既習事項を電子黒板やプリントを使って確認する。

  ⇒地球温暖化によって、台風の進路の変化、少雨多雨やゲリラ豪雨による河川の増水、土砂災害、突風・竜巻の多発等が引き起こされていること、
    以前なら洪水にならなかった雨でも都市開発が進むことで雨水が土中に吸収されず洪水を引き起こすこと等が生徒の知識として確認できた。

  ・教材DVD(当時のニュース映像)を見て、被害の実態や被害を最小限に抑えるためにどうすればよいかの意見交流を行う。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  ・「動画教材防災教材 勇気をもって 〜災害を知り、いのちを守る〜」DVD
   
[制作・著作 ニッポンニュースネットワーク(NNN)・読売新聞社・関西大学社会安全学部]

  ・「野島断層保存館」「人と防災未来センター」内資料[兵庫県]

≪成果≫

  ・地震については、DVD映像で見た東日本大震災の映像を、実際にテレビ等で見たという生徒の声が多数上がるなど関心の高さを感じた。
   さらに、調べ学習・聞き取り学習を通じて、被害の実態や防災についてより深く学ぶことができた。
   また風水害については、夏休みに台風被害がニュースになったこともあり、校区内に「亀の背地すべり地」があることから、熱心に学習していた。

  ・地震は今本当に起こったら恐ろしいです。今回学習したことを頭に入れ、すぐに対処できるようにしていきたいです。(壁新聞の生徒の感想より)

このページの先頭へ

摂津市立 鳥飼小学校

摂津市立鳥飼小学校の取組み [PDFファイル/201KB]

見つめよう びわ湖 ・ 深めよう 友情

≪学習のねらい≫

琵琶湖・淀川流域小学生交流航海事業(滋賀県)による滋賀県の小学生との交流を通して、

 ・琵琶湖とその周辺の自然や文化のすばらしさを感じる。

 ・お互いの学校の友だちと交流し友情を深める。

 ・友だちとの集団生活を通して責任や規律の大切さを学ぶ。

≪学習の流れ≫

 ・平成25年度:2013年6月28日(金)〜29日(土)

 ・平成26年度:2015年1月26日(月)〜27日(火)

 ・平成27年度:2015年10月(予定)

1 【ふれあい体験学習1】<寄港地での活動>

 ・長浜タウンウォークラリー

  ■社会科の時間に琵琶湖とその周辺の自然や文化、淀川流域のくらしを事前学習。

  ■長浜の郷土、人とのふれあいを共に学びあい行動する。

2 【ふれあい体験学習2】<学習船「うみのこ」乗船>

 ・学校紹介 ・綱引き

  ■「うみのこ」での約束《3つの「あ」》(安全に気を付ける・あいさつを進んでする・後始末をしっかりする)をもとに、滋賀県の小学校とふれあい体験学習を行う。

3 <自分を見つめる時間>

  ■1日目の活動を振り返り、2日目に備える時間として、就寝時間10分前に取り組む。

4 <寄港地での活動:例>

 ・長浜町散策 ・カッター活動

 【びわ湖環境学習】

 ・シジミのストラップづくり ・ロープワーク ・プランクトン観察 ・水の透明度調査

  ■理科の時間に「メダカのたんじょう」の単元で、淀川のプランクトンを顕微鏡で観察。琵琶湖で見られる主な水草、水鳥についても事前学習。

  ■水の透明度調査…特別な水槽を使って、琵琶湖や地域の川などの水の色やにおい、すきとおり具合などを調べる。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  びわ湖フローティングスクール インストラクター(スタッフ3名)

 教材:「湖の子」わくわく航海学習のしおり

≪成果≫

 初めての体験で、不安な気持ちもあったようだが、航海を終えての振り返りを見ると、環境学習・体験学習・船内生活を通して滋賀県の小学校の児童と
 仲良く過ごすことができたようだ。自分の役割の仕事に責任を持って取り組めたこともあり、この航海で成長のあとがみられた。
 環境学習としても、摂津市の飲み水の源であるびわ湖での直接体験が、子どもたちが環境について考える視点を育てた。

このページの先頭へ

寝屋川市立 石津小学校

寝屋川市立石津小学校の取組み [PDFファイル/158KB]

ミズアオイを育てよう

≪学習のねらい≫

 ・寝屋川市の自然について学習する。

 ・絶滅危惧種に指定されている「ミズアオイ」を栽培することを通して、自然環境の保全について考える。

 ・環境問題、環境保全に興味、関心をもち、自ら関わろうとする態度を養う。

≪学習の流れ≫

1 出前授業(7月)

 (1)生生物センターから講師をむかえ、寝屋川市の自然(主に水生生物)について学習する。

 (2)ミズアオイの植え方、育て方の注意点等について学ぶ。

  ■寝屋川市の水生生物について学習し、環境についての意識を高める。

2 ミズアオイの苗植え(7月)

 (1)ミズアオイについて知る。

 (2)グループで、一鉢に4本の苗をそれぞれ植える。

 (3)植えた鉢を、池(鯉を育てている観賞用の池)のレンガの上に置く。

 (4)理科や総合的な学習の時間に、定期的に観察を行う。(授業の時間以外にも、鉢を置いた池が子どもたちの下足室のそばにあったので、
    子どもたちは毎日興味を持って観察していた。)

  ■自分たちで、絶滅危惧種のミズアオイを植えることで、環境問題への意識を高める。

3 種を採集して保存する(11月)

 (1)ミズアオイの種の取り方を学習する。

 (2)ミズアオイが種を出したら採集する。その種を保存して、今後もミズアオイの栽培を継続していく。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

 大阪府立環境農林水産総合研究所水生生物センター

≪成果≫

 ・寝屋川市の水生生物について学習し、興味をもつことができた。

 ・絶滅危惧種についての学習を通して、自然の大切さ、生命の尊さを知ることができた。

 ・植物にとって住みやすい環境を知ることができた。

このページの先頭へ

四條畷市立 田原中学校

四條畷市立田原中学校 の取組み[PDFファイル/228KB]

環境学習 〜里山再生プロジェクト〜

≪学習のねらい≫

 ・身近な自然環境や生活環境に関心を持つとともに、環境学習を通じて、地球規模の環境問題に目を向ける。

 ・竹の伐採活動や植樹の意義を認識し、環境保全について考える。

 ・地球温暖化問題に関心を持ち、自分たちに何ができるか、何をしなければいけないかを考え、行動できる態度を養う。

≪学習の流れ≫

1 事前学習

 ・今までの活動(1年生でのフィールドワーク、2年生でのバードウォッチング)を振り返り、田原の自然についての理解を深める。

  ■環境問題についての関心を高め、身近な自然・環境問題に目を向ける。

2 環境体験学習

 (1)竹の伐採(余分な竹を伐採し、光が均等に届くようにする) 

 (2)さくらの植樹(苗木を植える)

 (3)さつきの剪定(植えられているさつきの形を整える)

 (4)竹チップの散布(自然に返す目的で、山に散布する)

  ■作業を通して環境問題の実態を知り、自然を大切にしようとする意識を高める。

3 環境講話

 ・地球温暖化や現在の環境問題についての講話を聴き、自然を守ることの大切さと難しさ、自分たちに今できること、
  これから何をしていかなければならないかなどを学ぶ。

  ■現在の状況を知り、できることを考える。

4 環境学習の振り返り・まとめ

 ・感想等を新聞にまとめる。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  環境講話:大阪府中部農と緑の総合事務所

  事前作業と当日補助:四條畷ライオンズクラブ、ビオトープ田原里山の会、四條畷市産業観光課・建設課・生活環境課、
  四條畷市山守り隊(事前作業として、生徒が山に入る際に危険がないように点検し、除草・伐採を行うとともに、当日は、生徒が作業をする際の補助を行う)

≪成果(生徒の感想より)≫

 ・自然を守ることがいかに難しいかがよく分かった。

 ・樹を育てることがとても大切だと学んだ。たくさんの自然がある田原はすごくいいなと思った。

 ・樹や草を伐採することはいけないことだと思っていたが、間引きをすることで森全体が元気になることを知った。自分たちにできることを考えるよい機会になった。

このページの先頭へ

富田林市立 葛城中学校

富田林市立葛城中学校の取組み [PDFファイル/145KB]

折れたバットをマイ箸に

≪学習のねらい≫

 ・食育学習の一環として「お箸知育教室」を開催し、折れた木製バットを再利用して『マイ箸』を作る活動に取り組むことで、お箸の持ち方などのマナーを学ぶとともに、
  割り箸を通して環境について考える。

 ・割り箸を使わずに済ませれば森林の保護につながること、また、一人ひとりの小さな取組みは、決して無駄ではないことを知る。

≪学習の流れ≫

1 講義 ゲストティーチャーからお箸の歴史やマナー、環境問題についての話を聴く。 [総合的な学習の時間]

 ■日本国内では年間250億膳(木造住宅2万軒分)もの割り箸が使い捨てされている。そのうち97%は輸入材である。
  世界では1年間に東京ドーム80個分の森林が消えている。

 ■そのような状況のなか、プロ野球などで1年間に消費される木製バットは約20万本といわれている。
  これまで折れたバットは捨てられていたが、「お箸知育教室」では、折れた木製バットをお箸として、再利用している。

  ⇒生徒たちは、折れたバットは捨てられているものだと思っていたので、再利用できることに驚いていた。

2・3 お箸の製作『マイ箸』を作成する。[技術科]

 ■ゲストティーチャーの指導の下、生徒たちは自分の手の長さを測り、手に合った長さに木材をカットし、やすりで角を丸くし、お箸の形にする。
  その後、デザインを施して作業は終了。福井県小浜市にある工場に送られ、天然の漆が塗られて返ってくる。

  ⇒生徒たちは、阪神の鳥谷選手が使っていたバットを見せてもらったり、完成したマイ箸を想像して、楽しそうに作業をしていた。

4 まとめ 中学生が出来ることを考える。[総合的な学習の時間]

 ■マイ箸が届いた機会に、各クラスで「中学生の自分たちが出来ることは何か」の交流を行う。

  ⇒「コンビニなどで当たり前にもらっている割り箸を断る」「割り箸も洗って複数回使う」など割り箸に関することに加え、
    「トイレットペーパーなどの紙の無駄遣いをなくす」など、新しい樹木を伐採する量を減らすことに繋がる行動が大切だと学んだ。

 ≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  株式会社兵左衛門「お箸知育教室」

≪成果≫

 ・すぐに結果が出ることを考えるのではなく、一人ひとりが出来ることを真剣に考える時間になった。

 ・割り箸を使わない生活を、すぐにする自信はないけれど、オシャレ感覚で“マイ箸”を持つことはできると思う。
  “マイバッグ”を持ってレジ袋をもらわないなど同じようなことができないかを考えてみる。(生徒の感想より)

このページの先頭へ

平成25年度の取組み

吹田市立 千里新田小学校

吹田市立千里新田小学校の取組み [PDFファイル/393KB]

自分達が使う水について考える

≪学習のねらい≫

 ・くらしに欠かせない水道水が、どのように作られ送られてくるのかを学習する。

 ・浄水場で水をきれいにするしくみを実際に実験して理解し、改めて水の大切さを知る。

 ・自分達が使っている水の量を知り、自分達ができる節水を考える。

≪学習の流れ≫

 1.浄水場の見学

  (1)飲み水ができるまでに淀川の水がきれいになっていく過程を見学する。

  (2)水道水は安全でおいしく飲めるようにするために工夫されていることを知る。

    ■水をきれいにするしくみを知り、水の大切にしようという意識を高める。

 2.調べ学習

  (1)自分達が普段生活でどんなふうに水道水を使っているのか考え、水を使いすぎている場面に気づく。

  (2)無駄使いしている水の量を量って比べる。

  (3)節水の方法を調べる。

    【雑巾・上靴】水道水を流しながら洗う⇒バケツに水をためて洗う

    【パレット】そのまま水道水で洗う⇒紙で拭いてから水道水で洗う

    ■自分達が無駄使いしている水の量を知り、水を大切にしようという意識を高める。

 3.出前授業

   ○飲み水をつくる実験を通して、水資源の保全についての理解を深める。

 4.学習のまとめ

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

   泉浄水場見学、水道出前授業(吹田市水道部)

≪成果≫

 ●普段使っている水ができるまでに大変な作業があることがわかった。

 ●実際に自分達で水をきれいにしてみて、淀川のきたない水が砂や活性炭できれいになり、においもなくなることに驚き、水を大切にしようという意識づけになった。

 ●無駄使いしている水の量を知り、節水の方法を考えることで自分達の生活を見直すきっかけになった。

このページの先頭へ

東大阪市立 高井田東小学校

東大阪市立高井田東小学校の取組み [PDFファイル/141KB]

地球を守る4レンジャー

≪学習のねらい≫

 ・児童が「人をとりまくすべての要素が環境であること」と捉え、身近な環境に興味関心をもち、自ら行動し情報発信できる能力を培う。

≪取組みについて≫ 

 1.総合的な学習の時間「水とゴミから考える大阪のまち」

   社会科副読本「わたしたちの東大阪」を活用し、水道に関する学習を始め、「安心して飲める水」を守るために、自分たちが環境を守らなければならないと決意

   を固め、「高東を守る4レンジャー」をテーマに運動会の団体演技でダンスを披露し、意思表明を行いました。

 2.家庭のゴミ調べ(量や分類)、校内パッカー車体験と出前授業

   東大阪市環境部循環社会推進課の方々の協力をいただきながら、社会科の教科書にある「ゴミ」の勉強で、各家庭のゴミをため、どんなものがゴミになり、

   どうすれば減らせるのかを考えるとともに、ゴミを処理してもらっていることを知りました。

 3.下水処理施設見学・長良川観察

   ゴミの処理に続き、汚れた水の処理について考えました。川俣水みらいセンターで水をきれいにすることがどれだけ大変かを学んできました。

 4.「米ぬか洗剤」手作り講座・花王「エコ日記」活動1・「みんなで節水チャレンジ」2週間

   ゴミや水の処理をしてくださる方々の手助けはできないかを考えました。水の汚れを減らすために、株式会社アドバンスの方に米ぬか洗剤の作り方を教えて

   いただきました。次に水を使う量を減らすために、4年生児童全員が家族の協力を得て、我が家での節水にチャレンジし、エコ日記に記録し、学級集計をして

   節水量を確かめ合いました。

 5.花王「エコ日記」活動2・まとめと発信

   ゴミを減らす取組みや水を大切にする取組みを学校中に知らせるために、壁新聞にまとめたり、各クラスに行ってプレゼンをしたり、節水シールを作成して

   配布しました。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  東大阪市環境部循環社会推進課・川俣浄水場・株式会社アドバンス・花王「エコ日記」

≪成果≫

 ●過去・現在・未来において水が人の生活に欠かせない重要な環境であること、水を含めた環境は人の生活によって、簡単に「危うく」なること等について

  活動を通じて体感できた。

 ●環境に対して自分自身や家族、学校や地域が取り組めることがあることを知り、半年を超える取組みで、自ら行動する場面が多く見られた。

 ●関連付けて継続した学習により、環境(身近な社会)への関心が深まり、地域の方々と交流しながら進めることができたので、積極的に学習することができた。

このページの先頭へ

河内長野市立 高向小学校

河内長野市立高向小学校の取組み [PDFファイル/341KB]

考えよう!始めよう!わたしたちにできること

≪学習のねらい≫

 ・環境破壊の実態を知り、原因を調べることで、自分たちにできることを考え、生活に活かす。

 ・総合的な学習や教科の学習と児童会活動を関連づけて取り組むことで、環境問題に関心を持つ。

≪取組みについて≫

 1.地球温暖化と新エネルギー(太陽光発電)

   朝日新聞社「地球教室」やシャープ(株)「小学校環境教育」の出前授業プログラムを活用しました。お話と「空気と二酸化炭素の温まり方の違い」や

   「人力による発電」等の実験により、環境に興味を持ちました。

 2.間伐体験

   校区内にある森林で間伐体験をすることにより、森林資源の働きを理解し、河内長野市の森林を守るためにはどうすればよいか、

   環境保全の重要性について身近なこととして考えました。

 3.身近な自然から考えよう  自然や生き物と、私たち人間とのかかわり

   朝日新聞「地球教室」の冊子も活用しながら、「自分たちでしていることがありますか?」という投げかけから、身近な自然の今と昔の違いから、

   自分が考えていきたい学習課題を設定し、図書やインターネット等で調べました。そして、自分たちができることを具体的にまとめていき、環境

   学習発表会で「環境ワークショップ」を実施しました。上記の「1 地球温暖化と新エネルギー」と「2 間伐体験」での学習をもとにして、環境保全

   について、児童一人ひとりが更に深めたい学習課題を設定しました。図書やインターネット等で調べたことをまとめ、発表しました。

 4.ペットボトルのキャップ回収

   本校では従来より児童会活動として活動を行っていますが、5年生が学習を進めるにつれ、活動の意義や環境とのつながりを再認識し、

   これまで以上に積極的に取組みに関わっています。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  朝日新聞環境教育プロジェクト「地球教室」・シャープ株式会社「小学校環境教育」

≪成果≫

 ●『地球温暖化と新エネルギー(太陽光発電)』の授業は、DVDの映像視聴や実験を交えてのものだったので、児童は興味深く関心を持って話を聞き、

  温暖化の実態や新エネルギーへの取組みも理解しやすく、このあとの調べ学習が主体的に取り組めた。

 ●『身近な自然から考えよう  自然や生き物と、私たち人間とのかかわり 』の学習では、自分の身近なところで環境が破壊され、

  生態系の変化が起こっていることを実感することで、自分たちができることを具体的に考えようとしていた。

 ●学習を進める上で、本校で従来より行われている『ペットボトルのキャップ回収』はもとより、それ以外の環境活動についても、

  自分たちにできることは何かを考え実践する意識が芽生えた。

このページの先頭へ 

1つ前のページへ

平成24年度の取組み

寝屋川市立 国松緑丘小学校

寝屋川市立国松緑丘小学校の取組み [PDFファイル/152KB]

自分たちの周りにある水やゴミ、温暖化に興味を持とう!

≪学習のねらい≫

 ・自分の周りにある水やゴミの処理は、多くの人に支えられて行われていることを知る。

 ・教科や総合的な学習の時間等で年間を通して環境教育に取組むことで、環境保全に関心を持ち、自分にできることは何かを考え行動しようとする態度を養う。

≪学習の流れ≫

 社会(1)水やゴミについて学習する。

    (2)クリーンセンターや豊野浄水場を見学する。

    (3)ノートのまとめや大型新聞づくりを行う。

    (4)授業参観で学習のまとめを発表する。

    ■寝屋川市環境部ごみ減量推進課の事業を活用して、実際に見たり聞いたりすることで、より興味を持つ。

 理科(1)つる科の植物について学習する。

    (2)温暖化など、環境について調べ、学習する。

    (3)企業プログラム(関西電力)を活用し、ゴーヤを植える。

    (4)植物を育て、観察する。

     ■調べ学習で、予習・復習に興味をもって取組む。

     ■地域の方々の協力を得ながら、取組みを進める。

 図工 ○学んだことをもとに、ゴミ減量や水についてのポスターを描く。(市のゴミ減量推進課のポスター募集事業を活用)

 国語 ○新聞の書き方について学習する。

 総合(1)班で協力して大型壁新聞を作成する。

    (2)プレゼンの方法を考え、発表する。

    (3)お家の人と、環境について考える。

≪成果≫

 ●この学習を通して、家族で環境について話す機会となり、家庭での取組みにまで広げることができた。

 ●温暖化対策についてなど、地球環境について自分にできる事を、自分から少しずつしていこうとする意識が生まれた。

【保護者の感想から(抜粋)】

 ・クリーンセンター見学後はいつも何気なく捨てているゴミのことを改めて家族で考えました。

 ・「エコ」について体験し考える学習ができて良かったです。学んだことを家でたくさん語ってくれました。ゴミの分別もきちんとやっていこうと話しました。

  近くの移動に自動車を使うのはやめようよと、自分から言うようになりました。

このページの先頭へ

 

 

羽曳野市立 古市南小学校

羽曳野市立古市南小学校の取組み [PDFファイル/123KB] 

段ボールのふしぎ・リサイクルについて

≪学習のねらい≫

 ・自分と身近な植物などの自然とのかかわりに関心をもち、自然を大切にしようとする態度を育てる。

 ・生活の中で身近に使ったり目にしたりしている段ボールを通して、自然の環境を守るには、リサイクルが大切であることを学ぶ。

≪学習の流れ≫

 1.段ボールのおもしろ教室

  (1)クイズを通して、段ボールの使い道、特徴、歴史、名前の由来などについて知り、興味を持つ。

  (2)DVDで、段ボールの作り方やリサイクル可能なものであることを知る。

   ■具体的にイメージできるように、ICT機器を活用する。

 2.段ボールの秘密を体験

  ○段ボールは、紙の原料となる「パルプ」にかわることを、見て触って体験する。

  ■実物を見たり触ったりする実体験を取り入れる。

 3.段ボール箱を組み立てる

  ○封かんに金属針を使わないで組み立てることができるので、リサイクルがしやすいことを体感する。(ノンステープル箱の組立、ペン立て作成)

 4.学習のまとめ

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  レンゴー株式会社の出前授業プログラム

≪成果≫

 ●折り方や重ね方でガムテープなどを使わなくても丈夫でしっかりした箱ができあがることを知り、段ボールが工夫されたものであることに気づくことができた。

 ●身近な段ボールをとおして、リサイクルの大切さについて理解することができ、物を大切にする態度につながった。

 このページの先頭へ

池田市立 北豊島中学校

池田市立北豊島中学校の取組み [PDFファイル/155KB]

南アメリカ州−開発の進展と環境問題−

≪学習のねらい≫

 ・南アメリカ州では開発が進んだことで、環境にどのような変化が起こったのかということを考え、南アメリカ州の地域的特色を捉えるとともに、環境保全に関心を持つ。

 ・南アメリカ州において、現在の人々の生活とアマゾン川流域・森林・草原などの環境との関係について考える。

≪学習の流れ≫

 1.南アメリカの自然・気候・産業についての学習

  ○アマゾン周辺地域の写真や州ごとの森林面積の増減のグラフから、森林面積が減少していることを知る。

  ■教科書や資料集の写真とグラフを活用し、森林面積の減少を実感する。

 2.ディベート

  テーマ「地球環境を守るために開発を規制すべきかどうかについて考える」

  (1)資料収集

   □図書館司書の協力を得て、主張する意見についての理由や根拠になる資料を調べる。

  (2)作戦タイム

   □資料を活用しながら、「立論・尋問・反駁」の内容を用意する。

  (3)ディベート実施・判定・感想の記入

   □「立論−尋問−立論−尋問−反駁(1)−反駁(1)−反駁(2)−反駁(2)」という流れで実施する。

   ■効果的な話し合いの場を持つ。→4人×9グループでのディベート

 3.学習のまとめ

≪成果≫

 ●地球規模で環境破壊が起こっていることを実感することができた。

 ●自然環境の保全と経済的な発展のバランスある両立の必要性について考えることで、生活の利便性と環境の問題について考えることができた。

 このページの先頭へ

 

泉大津市立 戎小学校

泉大津市立戎小学校の取組み [PDFファイル/147KB]

水辺の学校・わたしたちのふるさと

≪学習のねらい≫

 ・ふるさとに残る美しい自然「大津川」の環境を守る取組みを知り、簡単な水質検査や水にすむ生物の採集などの体験的な学習や、地域の方による聞き取り学習を

  通して、環境問題を身近な問題として捉える。

 ・環境保全に関心を持ち、自分たちにできることを考える。

≪学習の流れ≫

 1.大津川の観察

  (1)簡単な水質検査(PH値など)

  (2)水の生き物(10から13種類幼魚や幼虫など)に触れる体験

  (3)川にある植物(葦)に触れる体験

  (4)川の清掃

   ■実際に水に触れる体験を取り入れる。

 2.地域の方から葦の話を聞く

  (1)葦には水質を浄化する仕組みがあることを知る。

  (2)葦を利用した、紙づくりなどができることを知る。

 3.葦のかりとり体験

   ○葦を採集して、リサイクルが行えることを知り、材料となる葦を刈り取る体験をする。

   ■葦を利用した紙づくりを体験させる。

 4.葦片と牛乳パックを使用した紙すき

   ○葦を使って、紙すき体験学習を行う。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  大阪府鳳土木事務所・泉大津市教育支援センター・水辺の学校ボランティア

≪成果≫

 ●10から13種類の生物を採集して、川が美しい状態であることを知り、身近な環境に、関心を持つことができた。

 ●学んだことを互いに交流し合い、「もっと学びたい」という意欲が高まった。

 このページの先頭へ

 

泉大津市立 上條小学校

泉大津市立上條小学校の取組み [PDFファイル/197KB]

クルマ大集合をとおした環境教育への取組み

≪学習のねらい≫

 ・クルマが与える環境への影響について学習するとともに、環境への興味や関心を持ち、実生活においても環境へ配慮した生活をしようとする態度を培う。

≪取組みについて≫

  ガソリン車、ディーゼル車、天然ガス車、バス、燃料電池車、ハイブリッド車を下記の3つの学習を通して比較し、環境に配慮した工夫を理解する学習を行いました。

 (1)排気ガス調べ

   □靴下(白色)を使って、排気ガスによる汚れ具合を比較する実験

   □CO2を測定する実験

 (2)燃料電池車についての説明と試乗

   □大阪で2台しかない燃料電池車のメリットとデメリットについての話を聞く

   □燃料電池車への試乗

 (3)人に配慮した車の工夫を見学

   □乗降時、車体が上下する

   □扉の開閉は、すべて空気圧で行っている

   □車いすのためのスペースと固定金具等がついている

   □障がいのある人への配慮がきちんとなされている など

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  大阪府都市整備部交通道路室・大阪府商工労働部新エネルギー産業課・大阪府鳳土木事務所・国土交通省近畿運輸局・(株)エコトラック・南海バス(株)

≪成果≫

 ●子どもたちは、初めて見る「燃料電池車」やCO2の実験等に興味を持ち、乗車体験や実験に意欲的に参加することができた。環境への配慮に関心を持ち、

  日々の生活を見直すきっかけとなった。

このページの先頭へ 


 

貝塚市立 西小学校

貝塚市立西小学校の取組み [PDFファイル/138KB]

近木川調査−身の回りの環境について考えよう−

≪学習のねらい≫

 ・近木川調査を通じて、身近な自然や環境を大切にする心を育てる。

 ・様々なゲストティーチャーとの出会いや体験学習を通じて、環境問題についての視野を広げる。

 ・課題について自分で調べたり、調べたことを多くの人に知らせようとしたりする態度を養う。

≪学習の流れ≫

 1.近木川についての聞き取り学習

  (1)近木川の歴史(貝塚市立自然遊学館館長)

    □「日本一汚い川」、生き物の姿が消えた状況

   (2)近木川での調査活動

    □「生き物について」「植物について」「ゴミについて」をテーマに調査

    ■体験学習の機会を多く持つ。

    ■環境問題に取り組む人との出会いの場を作る。

 2.企業プログラムを活用した環境教育

  (1)パナソニックの出前授業「エコ・モノ語」

    □身近な家電製品の環境に配慮した工夫から、環境問題について考える。

  (2)関西電力の出前授業

    □限りあるエネルギー資源についてや、企業が取り組む環境保全について、学習する。

    ■企業の出前授業を活用する。

     →身近な環境(近木川等)の保全から、日本など、より広い視野から環境保全を考える。

  (3)調べ学習

    ○自分がさらに知りたいことを本・インターネットなどで調べる。

    ■自分の知りたいことについて、主体的に調べる態度を大切にする。

  (4)保護者への発表・啓発

    ○日常の生活や自分たちの行動を見直し、自分たちができることを考える。

≪成果≫【児童の感想(抜粋)】

 ●近木川のことや、そこに住むアユ、うなぎ、鳥(アオサギなど)について知ることができてよかったです。

 ●エネルギーを大切にムダ無く使っていなかいと、この先無くなるかもしれないと分かった。

 ●「自分でできるエコ、省エネ」を調べて、自分でもできることがたくさんあるということがわかりました。

 このページの先頭へ

 

阪南市立 下荘小学校

阪南市立下荘小学校の取組み [PDFファイル/118KB]

身のまわりの環境を考えよう

≪学習のねらい≫

 ・自分のまわりの環境を知ることで、身近な問題として環境をとらえ、解決への方法を考えていこうとする態度を育てる。

≪取組みについて≫

 (1)世界の環境問題を知ろう

    砂漠化問題・森林減少・絶滅危惧種など、世界の環境問題を調べ、新聞を作りました。特に砂漠化問題については、強く関心を持つことができました。

    この学習を通して、身近にも環境問題があるのではないかと考えることができました。

 (2)水育−未来に水を引き継ぐために−

    サントリーホールディングスの出前授業プログラムを活用し、川や海に流れる水の循環の仕組みや、地球上で使える水が少ないことを学びました。

    きれいな飲み水を確保するためには、『水を育む森』を作っていかなくてはいけないということを子どもたち一人ひとりが理解し、そのためにしなければ

    ならないことは何かについて、考えました。

 (3)かにの道−せんなん里海公園にて−

    大阪湾の環境保全・水質改善に大きく関わっていたアマモの森を復活させるために、アマモの種をまきました。

    里海公園には、陸ガニを守るための森があり、その森を守る「うみべの森を育てる会」の方々に案内してもらい、様々な生物がいることを知りました。

    また、その森の中にカニが産卵するための水路をどこに通すかについて考えていくことができました。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  サントリーホールディングス株式会社「サントリー 水育」・岸和田土木事務所・ボランティアグループ「うみべの森を育てる会」

≪成果≫

 ●身のまわりの環境のために何が出来るかということを考えていくことができた。

  児童からは、身のまわりの環境のために「自分なら何が出来るか」を考え、海岸のゴミ拾いや、身近な物のリサイクルを続けることが出来るのではないか

  という意見が出た。自然環境保全について、身近な問題として捉え、行動につなげるきっかけとなった。

このページの先頭へ

 

熊取町立 南小学校

熊取町立南小学校の取組み [PDFファイル/140KB]

ともに生きる−長池オアシスにおける環境教育を通して−

≪学習のねらい≫

 ・自分たちの身近な環境保全の取組みについて知り、体験的な活動を通して自分たちができることを見つけ、行動しようとする態度を養う。

≪取組みについて≫

 (1)長池活動(長池オアシスを通しての学習活動)

    「長池オアシス」とは人々の暮らしをささえるため池を、水と緑に囲まれた親水空間として整備された、熊取を代表する憩いのスポットです。

    長池オアシス管理会の方々にご協力をいただいて、お話を聞き、ため池について学んだあと、長池に住む生き物や植物について観察しました。

    スイセンの球根植え、落ち葉ひろいなど、公園整備の手伝いを行いました。

 (2)大阪・花のまちづくりエコ作戦

    岸和田土木事務所の方々のご協力を得て、パンジー・デイジーの育苗を学校で行いました。育った苗のプランターを長池オアシス、熊取療育園、

    熊取ふれあい広場や校区内の二つの保育所に持って行ったり、一緒に苗を定植したりしました。

 (3)地球にやさしいラーメンセミナー

    大阪ガスの出前授業プログラムを活用し、学習しました。ラーメンを作る学習活動を通して、湯を沸かす時の火力や、出るゴミの量について予想しました。

    予想したことをもとにラーメン作りと片付けをし、食器洗いに使う洗剤や水の量に気を付けることや割り箸などに使われる資源や出るゴミについて、また、

    燃えるゴミの減量や再利用について学びました。

    最後に、自分の生活を振り返り、自分にできることについて、考えました。

≪活用したプログラムや教材、ゲストティーチャー 等≫

  長池オアシス管理会・岸和田土木事務所・熊取町みどり課・大阪ガス株式会社(「地球にやさしいラーメンセミナー」プログラム)

≪成果≫

 ●地域の方々と交流しながら進めることができたので、積極的に学習することができた。

 ●身近にいる生き物や植物に触れることで、自然環境保全について関心を持つことができた。

 ●ラーメン作りを通して、その作り方や器具などの選び方によって、地球環境に与える影響が違うことに気付き、世界で起こっている環境問題について考える

  きっかけになった。

 

このページの先頭へ 

1つ前のページへ

 

このページの作成所属
教育庁 市町村教育室小中学校課 学力向上グループ

ここまで本文です。


ホーム > 小・中学校における環境教育の推進 > 平成26・25・24年度 小学校・中学校の取組み概要