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更新日:2019年4月1日

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洗浄剤

(1)台所用・洗濯用洗浄剤

食器や調理器具等の洗浄に使用されるものは、ほとんどが泡立ちがよく使いやすい液体洗浄剤であり、中性で界面活性剤を主成分とします。
食品衛生法では、自動食器洗浄機用洗剤のように食器専用に洗浄する洗剤以外の洗剤で飲食器を洗浄する洗剤について、<成分規格>と<使用基準>が定められています。
<成分規格>ヒ素、鉛、メタノ-ル、pH、香料の種別、着色料などの含有量を規定
<使用基準>洗浄剤の使用方法を規定
換気扇等の油汚れを落とす洗剤は、界面活性剤にアルカリ成分を配合し、洗浄力をあげているものです。最近では、樹脂が固まることで油汚れを事前に防止するコ-ティング作用を示す換気扇のコ-ティング剤も市販されています。
また、洗濯用合成洗浄剤は、界面活性剤を主成分としています。液状・粒状・固形状のものがあり、酵素、蛍光剤や漂白成分を配合したもがあります。

一般に台所用洗浄剤は手あれの原因の一つとされていますが、病院モニター報告では、毎年洗浄剤による皮膚障害が起こったという事例が上位を占めています。

(2)排水パイプ用洗浄剤

酸やアルカリでパイプの内側に付着した汚れ等を溶かすことにより、パイプのつまりをとって水の通りをよくしています。液状タイプと顆粒タイプ、固形タイプがあり、イソシアヌール酸や次亜塩素酸ナトリウムのような塩素剤、過炭酸ナトリウムを主成分とするものが多いです。
塩素系の洗浄剤は、塩素ガスが発生します。また、効果を安定させるためアルカリ剤を使用しているため、十分な換気をし、ゴム手袋をはめ、酸性の洗浄剤と混合しないように注意して使用しましょう。
容器が大きい等の理由で容器を移し替えると、誤用・誤飲の危険があります。

注意:まぜるな危険!

  • 酸性のものとアルカリ性のものを一緒に使用すると塩素ガスが発生するので注意しましょう。
  • 塩素ガスを吸った場合は新鮮な空気の所へただちに移動し、医師へ

(3)クレンザー

研磨剤を主成分とし、界面活性剤等を配合して普通にみがいたときよりも洗浄力をあげています。
液体状のものと粉末状のものがあります。一般に弱アルカリ性から中性を示します。

(4)トイレ用洗浄剤

中性のものと酸性のものがあります。ほとんどが液体状ですが、薬剤をしみこませたペーパー状のものもあります。浄化槽を設置している家庭(個人住宅だけではなく、マンションで設置されている浄化槽もあります)では微生物により有機物を分解しているため、浄化槽の機能に影響を与え正常に処理しなくなることがあります。使用頻度及び1回の使用量に注意し適正に使用しましょう。

(5)お風呂用洗浄剤

風呂釜用や浴槽用に洗浄剤が使用されます。そのうち、浴槽用・タイル用洗浄剤は一般的に液体状のものが多いです。中性のものがほとんどで、界面活性剤を主成分とします。
風呂のタイルに使用されるカビ取り剤は、「カビ取り剤」の項目参照。

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