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赤ちゃんの耳の聞こえについて
先天性の聴覚障がいは、出生1,000人に1~2人と言われており、他の先天性の疾患に比べると発生頻度が高いという特徴がありますが、聞こえの障がいは目に見えず、新生児期に聴覚検査を受けない場合2歳頃までわからないことが多く、発見が遅れがちになります。
新生児期に聴覚検査を受けることで、聞こえの障がいを早く見つけ、適切な支援を受けることで、赤ちゃんのことばの発達を促すことができます。
新生児聴覚検査とは
生まれて間もない赤ちゃんの耳の聞こえのための検査のことです。通常は、生後3日~1週間頃に、入院中の産科医療機関や助産所で検査を受けます。
検査は耳音響放射検査(OAE)や自動聴性脳幹反応検査(自動ABR、AABR)で行われ、赤ちゃんが眠っている間や泣かずにじっとしている間に行います。検査で反応が確認できない場合は「リファー(要再検、refer)」となります。この時点では難聴であることが診断されたわけではありませんので、専門医を紹介してもらい、精密検査(保険適用)を受けましょう。
早期の検査が、適切な支援につながります。
大阪府内の全市町村で検査費用の公費負担を行っています
大阪府内の全市町村では、新生児聴覚検査にかかる費用の一部を助成する制度を実施しています(上限あり)。
詳細は、お住まいの市町村の保健(福祉)センターへお問い合わせください(市町村母子保健主管課一覧ページはこちら(別ウィンドウで開きます))。
耳の聞こえとことばの発達
ことばの発達には個人差があります。気になることがあれば、お住まいの市町村の保健(福祉)センターにご相談ください。
3~4か月頃
大きな声に驚きます
声の聞こえた方を見ます
呼びかけに対し、「あ~」「う~」と声を出してこたえます
6~7か月頃
音のなる方に顔を向けます
声を出して笑います
音のなるおもちゃに興味を持ちます
9~10か月頃
名前を呼ばれると振り向きます
話している人の口元をじっと見ます
音楽や歌にじっと聞き入ります
1歳頃
音やリズムに合わせて体をゆらします
大人のことばをまねようとします
「マンマ」「ぶーぶー」などのことばが出始めます
1歳6か月頃
見えないところからの呼びかけに反応します
テレビの音や音楽などに振り向きます
意味のあることばを3つ以上話します
3歳頃
3歳児聴覚検査を受けましょう。
3歳児健診のときに聴覚検査に関するアンケート等が送られますので、記入して健診のときに提出してください。
先天性サイトメガロウイルス感染症について
新生児難聴の主な原因の一つに、先天性サイトメガロウイルス感染症があります。
新生児聴覚検査の確認検査でリファー(要再検)になった場合、生後21日以内に先天性サイトメガロウイルス(CMV)感染症の尿核酸検査を行うことが強く推奨されています。この検査は保険適用です。
詳細は、以下のパンフレットをご覧ください。
パンフレット「サイトメガロウイルス母子感染に注意しましょう」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
パンフレット「新生児聴覚検査でリファー(要再検)の場合は先天性サイトメガロウイルス感染の検査を受けましょう」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
医療機関の方へ
新生児聴覚検査でリファー(要再検)となった児に対し、自院では先天性CMV感染症の尿核酸検査や、その後の精密検査・治療ができない場合は、以下のリストをご活用ください。
対象の児を漏れなく診断・治療につなげられるよう、関連資料をご活用の上、ご協力をお願いいたします。
【大阪府内の先天性サイトメガロウイルス感染症に係る検査・精密検査・治療実施医療機関リスト】(エクセル:21KB)(別ウィンドウで開きます)
【大阪府内の先天性サイトメガロウイルス感染症に係る検査・精密検査・治療実施医療機関リスト】(PDF:62KB)