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その香り、困っている人もいます(香りへの配慮をお願いします)
柔軟剤や芳香剤等の香りに触れることによって頭痛や吐き気などがする、といった相談が寄せられています。
このような症状は、本態性多種化学物質過敏状態、いわゆる化学物質過敏症の症状として現れているとも考えられ、国の機関でも様々な調査研究が行われていますが、病態や発症の仕組み等未解明な部分が多くあり、治療方法なども確立されていません。
使用している人にとって心地よい香りでも、その香りを不快に感じる人がいることをご理解頂き、ご配慮をお願いいたします。
症状例
頭痛、めまい、吐き気、かゆみ、下痢、動悸、倦怠感、疲労感など、人によっては症状は様々です。
また、上記以外の症状を発症する人もいます。
症状を誘発させるもの
柔軟剤、芳香剤、シャンプー、リンス、整髪剤などの日常品や、農薬、自動車等の排気ガス、殺虫剤等の香り
(この他にも症状を誘発させる香りもあります)
香りへの配慮をお願いします
香りの強さの感じ方には個人差があります。
柔軟剤や芳香剤など、香りを発するものをお使いの際には、使用料の目安などを参考に、周囲の方にもご配慮いただきながらお使いください。
香り付き製品の使用に当たっては周囲の方々にも配慮いただくことなどを狙いとして、消費者庁、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境省でポスターを作成しています。
知ってください!!その香り困っている人もいます(ポスター)(PDF:829KB)
消費者庁ウェブサイト:その他(消費者安全)
消費者庁ウェブサイト(外部サイトへリンク)
国の研究事業において疾患の特徴等の研究が進められています
- 厚生労働科学研究データベースに研究報告が掲載されています。データベースへはこちらから(外部サイトへリンク)
- 厚生労働科学研究事業の研究班では、普及啓発の一環として、ホームページにおいて情報発信を行っています。研究班ホームページへはこちらから(外部サイトへリンク)
- 過去には、環境省においても化学物質の健康への影響に関する研究が実施されており、ホームページにおいて研究結果が公表されています。環境省ホームページへはこちらから(外部サイトへリンク)