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人権学習シリーズ あたりまえの根っこ 知ることでつくるゆたかな関係/5.よりゆたかに出会うために
「知ることでつくるゆたかな関係」(めやす90分)
5.よりゆたかに出会うために
	
		
			| 詳細な手順 | ポイント | 
		
			| (15分)説明3分、ワークシート記入5分、ペアでの分かち合い5分、コメント2分
 ★ここまで、「知らない」「知ろうとしない」ことのあやうさについて考えてきました。最後に、知ることの積極的な面について考えてみましょう。
 ほとんどの人は、同和問題を知ったからといって、ワークシート2の左上のように差別をするようになるわけではないと思います。とはいえ、右上のように、知ったことで現状をよりよくすることにつなげるのは自分には難しい、と感じている人も多いのかもしれません。
 身近で具体的なことで考えてみましょう。
 今日この研修で、みなさんはすでにある程度「同和問題を知っている」わけです。では、そのことを周囲の人との出会いや関わりにどのように生かすことができるでしょうか。あなたの周りには、話題にしていないから知らないだけで、もしかすると同和問題をよく知らずに差別的な意識を持っている人がいるかもしれません。また、同和地区出身者がいるかもしれません。これまで話し合ったことをふまえて、日常の会話や人との関わりにおいて、これからどんな態度や行動をとろうと思うか考えてみてください。
 「やめたいこと」「変えたいこと」「はじめたいこと」の3つのアプローチと、「意識の中で心がけとして」「具体的な態度や行動として」という2つの切り口で考えてみましょう。
 個人でワークシートに記入
 ●ワークシート3を配り、個人で記入してもらう。
 ペアで共有
 ★書いたものを、ペアで分かち合ってください。
 コメント
 ★本来、人と人とが出会い、関係を深めようとするならば、お互いをより知ろうとすることはあたりまえのことです。同和問題やさまざまな人権問題について知ることは、ときに悲しい、厳しい現実を知ることでもあるため、気が重く感じることもあるかもしれません。けれど、よりゆたかに出会っていくためにこそ、積極的に知る姿勢を持っていただきたいと思います。
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				6つのマスの全部に記入しなくてもよい。小さなことでもいいので、思いついたことを書くよう、うながす。発表してもらわなくてもよい。 | 
	
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