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大阪・関西万博で「先端技術×ヘルスケア」の体験イベントを開催!
大阪府「10歳若返り」プロジェクトpresents 最新!カラダ見る知る体験 開催レポート
開催概要
令和7年7月28日・29日の2日間、大阪・関西万博の会場内 ギャラリーWESTにおいて、「大阪府『10歳若返り』プロジェクトpresents 最新!カラダ見る知る体験」を開催しました。
イベントでは、健康づくりやいきいきとした生活に向けた行動変容を促進することを目的に、ヘルスケア分野の先端技術を活用し、来場者が自身の身体の状況を手軽に知ったり、楽しみながら健康づくりに取り組める機会を提供。開場と同時に大勢の来場者が詰めかけ、2日間で1,000名を超える来場者に参加いただきました。
12の体験ブースでは、延べ3,000名の方が最新ヘルスケアを体験!
本イベントには13の企業が出展し、会場にはAIや最新の分析技術などを活用した12のヘルスケア体験ブースが設けられました。「先端技術を使って自分の健康をチェックできると聞いて楽しみにしていました。しかも、これだけの体験ブースが一堂に会する機会はなかなかないですからね」といった声も多く聞かれました。
出展企業・体験内容
目で見るだけ!脳の健康チェック
株式会社アイ・ブレインサイエンス
https://www.ai-brainscience.co.jp/(外部サイトへリンク)
視線の動きを記録するアイトラッキング技術を使ってその日の認知機能を計測。約3分のテスト、即時のスコアリングで、記憶力、判断力、注意力など来場者の「脳の健康度」を計測しました。
毛細血管解析で生活習慣をチェック
あっと株式会社
https://kekkan-bijin.jp/(外部サイトへリンク)
まっすぐで均一な太さの健康な毛細血管も、生活習慣の乱れやストレスなどによって長さや形が変化していきます。専用の毛細血管スコープを使って指先の毛細血管の撮影・解析を行い、健康状態に関するフィードバックを行いました。
唾液で読み解くコンディション
株式会社イムノセンス
https://immunosens.com/(外部サイトへリンク)
1滴の唾液から、体調や疲労に関係するバイオマーカー「分泌型免疫グロブリンA」(sIgA)の濃度を測定。手のひらサイズの高感度な検査キットで、心身のコンディションを数値で可視化しました。
老化物質の蓄積度測定
株式会社島津製作所
https://www.shimadzu.co.jp/(外部サイトへリンク)
終末糖化産物「AGEs」は、不適切な食生活や運動・睡眠不足などによって蓄積が進むため、「生活習慣のバイオマーカー」と言われています。この「AGEs」の蓄積レベルを約1分で迅速に測定し、同年代内でのランクも提示しました。
ロボットと一緒にトレーニング
TANOTECH株式会社
https://tanotech.jp(外部サイトへリンク)
ゲームを楽しみながら身体機能や認知機能の向上を図るリハビリ・レクリエーションのほか、姿勢計測を実施。体験の初めから終わりまで、ロボット「TANO坊」が利用者をナビゲートし、進行役不要のトレーニングを体験いただきました。
VR吹き矢で肺活量アップ
TOPPAN株式会社
https://www.toppan.com/ja/(外部サイトへリンク)
ふっと息を吹き、バーチャル空間上に現れる的に向けて吹き矢を当てる「VR吹き矢」を実施。ゲームを楽しみながら呼吸・嚥下・口腔機能の改善をめざす新しい取組みを体験いただきました。
AI歩行解析・正しい歩行姿勢で歩こう
豊田合成株式会社
https://www.toyoda-gosei.co.jp/(外部サイトへリンク)
株式会社VIVIANA NOVANTA
https://viviana.jp/company/(外部サイトへリンク)
4つのセンサーが埋め込まれたスマートインソールの入った靴を履き、AIによる歩行の特徴の測定・分析を行いました。測定結果に基づき、より良い歩行に改善するレッスンを行い、すぐに実践できるエクササイズなどのアドバイスも実施しました。
AIロボットとオーラルケア
株式会社ハタプロ
https://hatapro.co.jp/(外部サイトへリンク)
フクロウ型のAIロボットの案内で、オーラルフレイル予防に向けたお口の中を鍛える運動を実施。体験後は、日常生活のどのようなスキマ時間を活用すれば、こうした運動を継続できるかをアンケートに答えながら考えていただきました。
微量の汗で体内分析
株式会社PITTAN
https://www.pittan.life/lang/jp(外部サイトへリンク)
皮膚から蒸散するごく微量の汗からアミノ酸を高感度に分析し、潤いやハリを生み出す力、紫外線からのバリア力などのお肌の状態をスコアで提示。分析結果に応じ、食に関するアドバイスを実施しました。
ガンマ波サウンドで脳を鍛える
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
https://pixiedusttech.com/(外部サイトへリンク)
記憶や集中力に関係する脳波「ガンマ波」を脳内で引き起こすことができるガンマ波サウンド。技術や研究成果などの紹介のほか、ガンマ波サウンドを実際に聴いていただき、音の力で脳を鍛える新しい取組みを体験いただきました。
AIがメンタルヘルスをケア
ミッドナイトブレックファスト株式会社
https://www.mnbf.jp/(外部サイトへリンク)
自分の感情や考えをありのままに書き出す「ジャーナリング」は「書く瞑想」とも呼ばれ、メンタルヘルスに良い影響があると言われています。ブースでは、AIが思考と感情を分析してフィードバックをくれるジャーナリング・アプリの紹介・体験を実施しました。
あたらしいリハビリのカタチ
株式会社mediVR
https://www.medivr.jp/(外部サイトへリンク)
リハビリテーション医療機器「mediVRカグラ」の体験を実施。バーチャル空間上に落下してくるターゲットへ、手を大きく伸ばしてタッチを繰り返し、運動機能や認知機能の訓練をゲーム感覚で体験いただきました。
来場者の声 「健康づくりを楽しめた!」
体験の様子
「AI歩行解析(VIVIANA NOVANTA×豊田合成)」のブースでは、センサー付きインソールの入った靴を履き、AIが歩行の特徴を測定・分析。実際に体験された方は「歩幅が狭いと指摘され、その後ウォーキングの指導も受けられたのがよかったです。自分では歩幅に関しては気付けない部分なので、とても参考になりました」と話してくれました。
また、「あたらしいリハビリのカタチ(mediVR)」では、VRゴーグルを装着し、仮想空間のターゲットをタッチすることで、運動機能や認知機能の訓練を体験いただきました。体験された60代の方は「リハビリは辛いものというイメージがあったけれど、これは遊び感覚で体を動かせるのがいいですね」と笑顔を見せていました。
来場者アンケート
来場者アンケートからは、「いろんな体験ができて楽しかった」、「健康づくりを楽しめた」といった声のほか、「健康で活躍できるように、普段から食事や運動に気をつけて頑張りたい」、「健康に気をつけて元気で長生きしたいと再認識した」といったご自身の健康への前向きな思いが多く見受けられました。また、「新しい技術を知ることができて良かった。普及するといいなと思う」、「また計測したい」などの感想もあり、こうした技術やサービスが身近な場に実装されることへの期待の高まりを感じられました。
イベント参加後は「10歳若返り」への意気込みを語っていただきました!
会場では、イベントに参加して感じた健康への思いや「10歳若返り」に向けた意気込みなどについて来場者からメッセージをいただき、動画で撮影。今後、メッセージ動画は大阪府「10歳若返り」プロジェクトのYouTubeやSNSでも発信し、取組みの輪をさらに広げていきます。
トークイベントや動画放映も実施
イベント会場のステージでは、タレントの森脇健児さんをゲストに招き、「走る男 やる気元気森脇トークイベント」を開催。「汗や唾液から健康状態がわかるんですよ。自分でも気付かないことを数分でAIが教えてくれる。すごい時代ですね」といったイベントの感想や健康維持の秘訣などをお話いただきました。
また、来場者がイベント参加後も継続して健康づくりを実践いただけるよう、会場内では大阪府の健康アプリ「アスマイル」のPRのほか、「10歳若返り」につながる企業・団体の取組みを紹介する動画の放映も行いました。