水門の開閉操作は、水門横に建設された管理室に操作盤が集められ、表示パネルや計器類を確認しながら行われます。
このときの操作は次のような順序で行われます。
<配置図> | サイレンの吹鳴 |
水門の操作中は、航路上に船舶が来ないように警戒する必要があります。水門操作の前に、周囲の船舶に知らせるため、サイレンを鳴らし、信号灯を赤に切り替えます。 | <下流緩衝チェーンを揚げたところ> |
防塵スクリーンは、主水門をささえる部分へ異物が流れこむのを防ぐために設置されています。
しかし、主水門を操作するときにはいったん開放する必要があります。
<ふだんの状態から…> | → | <スクリーンを開いたところ> |
上部の巻上げ機から、アーチ型水門本体を支えているワイヤーロープが両岸から同時にくり出され、水門が円弧をえがきながら90°から徐々に傾いていき、幅57mの河川の流れをせき止めて高潮を防御します。
全開状態 | → | 閉鎖完了 |
主水門が閉まりきったときに、スクリーンを扉体に接触させます。
これは、スクリーンが高潮の波の力にさらされないようにするためと、水門を支えている部分(支承部)へ物が流れこむのを防ぐためにしています。
<主水門が全閉になったところから…> | → | <水門本体に接触したところ> |
副水門は、油圧シリンダによって、回転軸を大きな力で回して水路を閉鎖していきます。
全開状態 | → | 閉鎖完了 |
以上で、水門の閉鎖は完了します。
本運転の時には、高潮が過ぎ去るのを待って、逆の手順をふんで開放していきます。
このページの作成所属
都市整備部 西大阪治水事務所 水門グループ
ここまで本文です。