ドバイ市(アラブ首長国連邦)との交流

更新日:2023年3月30日

ドバイ市の概要

 ドバイ首長国は、アラビア半島の東南端、アラビア湾の出口に面し、アラブ首長国連邦を構成する7つの首長国のひとつ。
 充実したインフラ(通信、港湾、航空輸送)、タックスフリー(所得税、法人税なし)、共通語として通じる英語、隣接巨大市場へのネットワークを背景に貿易、金融、観光が急成長しており、「中東のシンガポール」と呼ばれるなど、目覚しい経済成長を遂げ中東随一のビジネス・観光都市に発展している。
 イスラム教国ではあるが、もともと海洋国で他の文化圏との交流の歴史と伝統を持つため、異文化、異教徒に非常にオープンで寛容である。数多くのモスクのほか、キリスト協会もあればインドの宗教行事も行われる。

面積

 3,885平方キロメートル

人口

 約333万人(2019年)(大阪府の約0.4倍)

地理・気候

 ・砂漠が国土の大半を占めるが、実際は砂漠の国のイメージとはほど遠く、美しいビーチリゾートや、数々の「世界一」
 を誇る建造物を擁する、有数の国際観光都市である。
 ・気候は亜熱帯性気候に属し、年間降雨量は平均42mmと少ない。5月から10月の気候は40℃度以上の酷暑と海岸
   地帯の100%近い多湿とが特徴的である。この時期は毎日晴天が続き雨は降らない。12月から2月は概ね日本
   の秋を思わせる快適なシーズンで、平均気温は20から30℃である。

首長等

 ・ドバイ首長国のアミール(首長): 
     ムハンマド・ビン・ラシード・アール・マクトゥーム   
      Mohammed bin Rashid Al Maktoum
 ・ドバイ執行評議会議長:
      シェイク・ハムダーン・ビン・ラシ−ド・アール・マクトゥーム   
      Chairman of Dubai Municipality : Sheikh Hamdan Bin Rashid Al Maktoum
 ・ドバイ市長:ダウード・アブドルラハマーン・アル・ハジリー
      Director General : Eng. Dawood Abdulrahman Alhajiri (2018年就任)

政治

 「ドバイ市」はドバイにおける防衛、警察、空港・港湾運営、教育等特定の分野を除いた一般行政部門(保健、環境、
 流通、都市計画、道路、公園など)を担当するドバイ首長国の一機関である。

経済・産業

 ・中東、インド亜大陸、東アフリカを結ぶ中継貿易地として栄える。早くから原油依存経済からの脱却に取り組み、
   産業の多角化を積極的に推進している。

 (ドバイの主なビジネス関連施設)
 
・ドバイ国際空港:国際線利用者数第1位、国際線数第2位という世界規模を誇る、中東アフリカ、中央アジア全
   域のハブ空港。2017年の利用者数は8,824万人。
 ・経済特区:特徴は、外資100%の会社設立可能、ローカルスポンサー不要等。最大規模の「ジュベル・アリ・フリ
   ーゾーン」は1985年設立、世界各国から約5,500社が進出。その他、「インターネットシティ」「ドバイ空港フリーゾ
    ーン」等
 ・大規模プロジェクト開発:「ブルジュ・アル・アラブ」「パーム・アイランド」等。2008年3月には、世界最大のショッピ
   ングモール「ドバイ・モール」がオープン。2010年には世界一高い高層ビル「ブルジュ・ハリーファ」が完成。

ホームページ

 https://www.dm.gov.ae/(外部サイト)(英語)

特記事項

 ・2002年9月、大阪・ドバイ交流促進協議会(構成:大阪府、大阪市、関西経済連合会、大阪商工会議所、関西国
   際空港(株))を発足させ、大阪の行政と経済界が一体となってドバイとの交流を促進。
 ・2020年ドバイ国際博覧会開催予定であったが、新型コロナのため2021年に延期。
            テーマ:心をつなぎ、未来を創る     会期:2021年10月1日から2022年3月31日

交流のあゆみ

 2000年(平成12年)8月に駐日アラブ首長国連邦大使が大阪府を訪問、ドバイとの友好提携の申入れがあった。ドバイは、目を見張る経済成長を遂げ、中東一のビジネス都市に発展しており、交流の促進は大阪経済の再生に資することが期待できること、ドバイを本拠とするエミレーツ航空の関西国際空港への直行便の就航により、人の往来が活発になると期待できることなどから、2002年(平成14年)10月29日に「大阪とドバイとの友好交流に関する協定」に調印。3年間の交流を経て、2005年10月に友好提携を延長した。2015年1月に、3年毎の見直し規定を削除し恒久化した。

このページの作成所属
府民文化部 都市魅力創造局国際課 都市外交グループ

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