令和4年(2022年)7月13日 知事記者会見内容

更新日:2022年7月15日

会見項目

  • 新型コロナウイルスの感染状況等
  • 自宅待機SOSの保存版チラシの配布について
  • 府大規模接種会場(ワクチン4回目接種) 予約なし接種の開始について
  • 大阪・関西万博開幕1000日前を契機とした主な取組み

 職員

 ただいまから知事記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。初めに、知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。

新型コロナウイルスの感染状況等  ※この項目で使用した資料についてはこちら

知事

 まず、新型コロナウイルス関連についてです。現状の状況についてご説明をいたします。先日、本部会議を行いましたので、この方針のとおり進めてまいりますけども、現状についての方向性を説明させていただきます。
 まず、直近の新規陽性者数ですけれども、直近は増えておりまして、2.22倍という状況になっています。これはデルタのときですけども、第6波のオミクロン株、そして、明らかにこの2倍を超える速度で増えていますので、もうこれはこの後、第7波に入っていく、もう第7波に入ったという状況で、さらに拡大が予測されます。
陽性率も増えてきているという状況です。直近では29%ということで、この陽性率が右肩で上がってきていますので、これはやはり市中での感染が増えてきている、新規陽性者数も増えています。そしてまた、陽性率も増えていますから、やはり感染が拡大している傾向にあるということです。そして無料検査、無症状の検査の点ですけども、これも少し増えてます。前回までは1%台でしたけど、1.4%でしたが、直近では2.3%になっています。ちなみに、第6波の一番高かったときにはこの無料検査、無症状の無料検査所は14%まで拡大をいたしました。ここも少しずつですが増えてますので、やはり市中の感染が少しずつ拡大しているという、少しずつというか、市中感染が拡大しているという状況です。
 年代ですけれども、どの年代も押しなべて増えているというのが今の状況です。10代以下が1.2ということになっていますので、20代、30代よりも10代以下のほうが、割合は高くなってます。それ以外は1.16ということで、昨日だけの数字を見るとそう見えますが、押しなべて見ると、どの年代も増えていると。高齢者の層はそこまで高くありませんが、ただ、10代以下、それから20代、30代、そして40代、50代も右肩に上がってきているという現状です。
 変異株です。まさに増えている理由の大きな一つとして、変異株、オミクロン株の亜系統が置き換わっているということだと思います。それがBA.5です。ここについては、全国で指摘されているとおり、大阪でも同じ状況です。BA.5の増え方ですけれども、スクリーニング検査をしてますと、前回までの1週間は26.9%でしたが、今回は39.2%、約40%になりました。25%から40%、15ポイントぐらい増えてるという状況です。その前の週は8.6%でしたから、やはりBA.5かBA.4なんですけども、ゲノム解析をする限り、やはりBA.5だと思ってますので、このBA.5の変異株、これの割合が増えてきている、今はもう40%に、今なってるという状況です。今後、さらにこれは増えてくると思われます。
 病床の使用率です。この陽性者数が増加してますので、これに応じて、当然病床使用率は高くなってきます。重症はまだ1.2%という状況ですが、軽症・中等症については、27.7%という状況になってます。今後もこの割合は高くなってくることが予測されます。
 それから、宿泊療養も今増えている状況です。26%です。フェーズも、病床使用率、そしてこの宿泊療養の使用率に応じて今、フェーズを引き上げているという状況です。今後、この自宅療養もそうですけども、増加が見込まれるという状況です。
 現在、大阪モデルの黄色信号、警戒信号をつけているという状況です。基本的な感染対策をお願いしたいと思います。お一人お一人の感染対策をお願いします。また、リスクの高い方をお守りするということが非常に重要になってきます。ですので、高齢者の命と健康を守るという観点から、これは本当に多くの方にご理解とご協力をお願いすることになるんですけれども、高齢者施設での面会については、原則自粛をお願いいたします。オンライン等、実際に接触しない形で、オンライン等での面会をお願いしたいと思います。そして、高齢者と日常的に接する方については、やはり感染リスク、今、感染が広がっていますから、感染リスクの高い場面、場所への外出については、できるだけ控えていただきたいと思います。
 また、ワクチンです。現在、ワクチンの3回接種をまだ受けられていない方は、もういつでも接種可能です。また、予約なしで3回目の接種も可能です。この後発表しますけど、4回目も予約なしで接種できるようにいたします。ワクチンをまだ受けられてない方、3回目、4回目、該当するけども受けてないという方は、今後感染も増加することが見込まれますので、できるだけ速やかに、このワクチンを接種していただければと思います。今、どこでもワクチンをすぐに打てるという環境にありますので、よろしくお願いします。
 そしてまた、感染が広がっています。何らか症状があれば速やかに、早めに検査を受診していただきたいと思います。
 そして、今後感染者増が見込まれる中で、自宅療養の方も増えてくると思います。現に増えています。今後、さらに増えてきます。その中で、保健所はどちらかというと高齢者であったり施設であったり、リスクの高い方を中心に対応をしていきます。ですので、僕らみたいな年代もそうですけども、現役世代の方には、保健所から直接連絡が行くということは原則としてありません。ショートメッセージ等での連絡が入るということになります。じゃあどうしたらいいのと、困ったときどうしたらいいのというところに関してですけども、自宅待機SOSというものがありますので、その周知をさらに徹底したいと思っています。

自宅待機SOSの保存版チラシの配布について  ※この項目で使用した資料についてはこちら

 これが自宅待機SOSの、チラシですけれども、今後、感染がさらに、再拡大が懸念されますので、この自宅待機SOS等の、新型コロナのコールセンターを周知していきます。陽性になったけど、どうしたらいいのと、あるいは宿泊療養をしたいんだけども、どうしたらいいのとか、医療機関を受診したいんだけども、ホームページなんかにもあるんですけど、なかなか探しにくいという場合には、こちらのほうに電話をいただければ24時間対応いたしますので、困ったときはこちらに電話ということで、周知をしてまいります。また、自宅療養における簡易配食なんかも、こちらでも受付をいたしますので、こちらを知っていただくということが重要かなと思っています。ですので、知っていただくために、このチラシ、ちょっと厚めに作ったチラシです。裏側には家庭内感染を防ぐためのポイントということで、家族の中で1人感染したときの、ほかの家族はどういうふうに対応したらいいかということも、要点だけ記載をしているというところでもあります。また、発熱したけどもどこに連絡していいか分からない、そういった場合も、こちらのほうに24時間の受付の電話等も設置をしていますので、こちらをぜひ、多くの方にお配りをしますから、いざ、今後感染したときに備えて保管をしておいてもらえたらなと思います。冷蔵庫に貼り付けるとか、部屋のどっかにこれを置いておいて、いざコロナに感染したら、これを見つけていただければ、簡単に連絡先が分かるということですので、ちょっと今、感染が非常に拡大をしている最中ですから、これを捨てずに保管をしていただけたらと思います。
 もちろん、ホームページ等で調べればすぐ出てくるんですけども、これを周知していきます。周知の仕方としまして、まず、新聞折り込みをいたします。7月15日金曜日、今週の金曜日ですけれども、大阪府内の全国紙5紙について、全て新聞折り込みをいたします。合計200万枚を折り込みいたしますので、新聞を取られている方にはこの折り込みが7月15日に入りますから、ぜひ捨てずに取っておいていただけたらと、保管しておいてもらえたらと思います。そして、もしコロナに感染したらこれを見ていただければ最初の連絡先が分かりますので、ぜひこれを活用してください。
 もう一度申し上げますが、高齢者のような方、リスクの高い方以外には、もう保健所はそちらのほうに連絡はいきませんから、保健所のマンパワーはリスクの高い方に集中するということをこれからもやっていきますので、ぜひ若い年代の方、お子さんも含めてですけども、こういったものをぜひ置いておいていただけたらと思います。
 そして、お子さんにも知っていただきたいということで、学校でも配布をいたします。府内全ての小中高校、そして専門学校に配布をいたします。合計で100万枚配布をします。夏休みまでに順次配布をいたしますので、もう既に学校の手元には渡っていますが、これからお子さんを通じて、これを渡します。ですので、新聞を取ってない方も、お子さんを通じてこれが取得できますので、同じようにこれ、保存版と書いているとおり、捨てないで持っておいていただけたらと思います。
 もうこれは、感染力強いですから、いつどこで誰が感染してもおかしくないというのが今の現状です。ですので、自分は感染しないというのではなくて、もし感染したらどうするかと、そしてまた、何か保健所から連絡待ちとかいうても、連絡待ってても来ませんので、リスクの高い方に保健所は集中しますから、そういった意味で、自らホームページやかかりつけのクリニック等で診療されるという方もいらっしゃると思うし、どこに何をしたらいいか分からないなという方は、こちらのほうに連絡をいただけたらと思います。とりわけ、夏休みを迎えますので、ぜひ、このチラシについては保存をお願いしたいと思います。また、同様の情報は全て大阪府のホームページ等でも掲載しておりますので、こちらで情報をキャッチしていただけたらと思います。

府大規模接種会場(ワクチン4回目接種) 予約なし接種の開始について  ※この項目で使用した資料についてはこちら

 ワクチンの4回目接種についてです。大阪府の大規模接種センターにおいて、今、ワクチンの4回目接種をしていますが、予約なしの接種を開始いたします。大阪府の心斎橋接種センターで、4回目接種を今、専門の大規模センターを設置しています。これを7月14日、明日から予約なしで行いますので、予約がなくても接種できますから、4回目接種の対象の方はぜひ接種をお願いしたいと思います。対象は60歳以上の方で、5か月経過をしている方です。接種券が届いている60歳以上の方、5か月経過している方は、ぜひこちらをご利用いただけたらと思います。また、18歳以上60歳未満でも、基礎疾患をお持ちの方とか、あるいは重症化リスクが高いと医師が認める方は接種可能ですので、ぜひ、5か月の経過というのは要件になっていますが、予約なしでも接種できますから、ぜひこちらを活用していただけたらと思います。市町村から送付された接種券が必要になりますので、ここに必要書類、書いてありますけども、そういったものを持って来ていただければ接種をいたします。
 そして、基本的には事前予約が優先になりますので、できれば予約をしていただけたらと思います。また、どうしてもその日にならないと都合が決まらないという方について、予約が難しいという方は、当日も予約なしで接種可能なので、接種券とか、接種済証とか、いろいろ書類はあるんですけども、本人確認書類がありますが、そういったものを持って来ていただければ接種をいたしますので、これを活用していただければと思います。
 新型コロナについては、以上です。

大阪・関西万博開幕1000日前を契機とした主な取組み  ※この項目で使用した資料についてはこちら

 大阪・関西万博の1000日前イベントについてです。もう間もなく大阪・関西万博の1000日前になります。この機会を捉えて、博覧会協会、大阪府・市で開幕1000日前イベントを開催いたします。大阪、東京でそれぞれ開催いたします。「1000days to Go!」という名称で、開幕1000日前イベントを行います。会場は大阪、それから東京会場、2か所で行います。
 大阪会場ですけども、7月18日、祝日の18時半から20時を予定しています。ユニバーサルスタジオ内で行います。ユニバーサルスタジオ内のグラマシーパークを使って行います。これに協力していただけるUSJの皆さんに感謝を申し上げます。そこで「大阪来てな!キャンペーン」というものの紹介もいたします。これは秋から冬にかけて、様々な文化プロジェクトを含めて予定をしているのがありますので、そういったものが「大阪来てな!キャンペーン」なんですけれども、そのキックオフイベントも行います。そして、内容としては、1000日前のカウントダウン宣言と、そして万博アンバサダーのコブクロさんによるスペシャルライブを予定しております。観覧の受付申込みは、もうこれ既にお知らせ済みで、もう予約いっぱいになりましたので、抽せんになりますが多くの方の来場をお待ちしています。
 そして、2か所目ですけど、東京会場でも同時で開催をいたします。ここについては、時間は19時20分から19時50分ということで、大阪・関西万博の公式キャラクターが決定をされました。これの愛称を募集していますが、その愛称について東京会場で発表をさせていただきます。また、東京スカイツリーさんにご協力をいただいて、特別ライティングなんかもしていただくということになっていますので、東京と大阪会場は同時というわけにはいかないかもしれませんが、いろんなつなぎもしながら大阪−東京会場で同時に1000日前イベントを開催していきます。こういった1000日前イベントを通じて機運も盛り上げていきたいと思います。
 その主な取組ですけれども、まず、大阪府・市においては府庁や市役所で、それぞれロゴ、キャラクター等のデザインを施したツールで装飾をしていきます。こういった「いっしょに、いこな!大阪・関西万博」ということで、こういった横断幕なんかも掲出しながら、大阪市役所、そして大阪府庁等、あるいは公共施設で機運を醸成していきたいと思います。
 また、この横断幕については、各都道府県とか政令市にも協力をお願いして、全国各地のイベントでの活用も呼びかけていきたいと思います。そして、公用車についても府内市町村を含めた公用車約2,000台分について、公用車用のステッカー、こういったものも貼り付けをして、2025年の大阪・関西万博まで1000日を切ったということをPRしていきたいと思います。
 また、1000日前を契機とした取組として、府内の商店街の活性化を行っていきます。万博1000日前と連動した形での府内商店街の活性化の取組ということをしていきたいと思います。コロナ禍で大きな影響を受けております府内の商店街について、万博開催1000日前に連動して盛り上げていこうという企画です。とりわけ商店街とか、それぞれすばらしい店舗がたくさんあり、また、商店街もすばらしい商店街がたくさんありますが、情報発信力を何とか補強したいという点もありますので、そういった点からデジタル化を積極的に推進していきます。
 この大阪府商店街魅力発見サイト「ええやん!大阪商店街」というポータルサイトを作りまして、そして、もう7月1日にオープンですけども、サイトにおいて商店街のすばらしい魅力なんかを紹介していきます。また、そこでヤフーショッピング内に特設サイトなんかも設けていきます。そこでは20%の割引クーポンを発行しますので、また、お得な商品、すばらしい商品もたくさんありますから、ぜひ活用していただけたらと。一度「ええやん!大阪商店街」の中に来てもらえたらなと思っています。お得な情報もどんどん発信をしていきます。
 また、Instagram写真投稿キャンペーン「わたしのおすすめ商店街」とか、あるいはTwitterフォロー・リツイートキャンペーンなんかも実際に行いながら、多くの人に拡散のご協力もいただいて、その中で抽せんで人気の家電とか、商店街のお勧めする商品が抽せんで当たるような、そんなキャンペーンもサイトの中で実施をしていきたいと思います。7月15日から8月28日まで「ええやん!大阪商店街」のECサイトの開設、それからクーポンの発行、そして、魅力発信のSNSキャンペーン等も行いますので、ぜひ、ご利用いただけたらと思います。
 また、リアルな話としまして、府内の商店街で万博のロゴマークの入ったのぼり等の掲出ということも、ご協力を得て順次設置をしていきたいと思います。万博1000日前と連動して、大阪の商店街の魅力発信についてもしっかりやっていきたいと思います。
 また、1000日前に関係してですけども、先ほどまでは行政が関連するものですが、行政が主体というよりは民間企業が主体で行われる、あるいは民間の団体が1000日前と関連して主体で行われているものが様々、各地で行われます。その一例を少しご紹介いたします。
 まず、大阪ミナミ夏祭り&中央区にぎわいスクエアということで、とんぼりリバーウォーク、千日前商店街等でステージイベント等を行ったりしますので、また、こういう記念イベントを行いますから、ぜひ参加をしていただけたらと思います。そして、これもミナミですけれども、妖怪クイズラリーを開催すると。この夏に合わせた活性化の様々なイベントをミナミの商店街の皆さんが協力してやってくれるということなので、ぜひ、遊びに来ていただければと思います。
 それから、これはATCで行いますが、ATCにおいて、バーチャル大阪と連動させながら、吉本のお笑いライブであったり、あるいは様々なセミナーであったりというものをリアルのイベントと、そしてバーチャル大阪のようなデジタルの中でのイベントというのを連動させながら、こういった盛り上げるイベントも行いますので、またこれも参加してもらえたらと思います。
 そして、「Road to 2025!!」ということで、大阪大学の箕面キャンパスで、誰もが簡単に演奏できる楽器を奏でるというような「ゆる楽器ハッカソン」というようなものを行います。様々行っていますので、ぜひ、参加していただけたらと思います。
 これは最後ですけど、ホテル・ロッジ舞洲で行いますけれども、参加者100人でブルーに塗った再生のビニール傘で“傘の花”を咲かせようというようなことも実施する予定です。
 こちらにありますのは、いずれも民間企業や団体が中心になって取り組む、ただ、これは1000日前イベントということで、ここを契機として、連動して、民間の皆さんとも協力しながら進めていきたいと思います。ぜひ、参加をいただけたらと思います。
 それから、大阪パビリオンの名称が決定をいたしましたので、その紹介です。
 大阪パビリオン、地元パビリオンについては、名称は「大阪ヘルスケアパビリオン」といたします。「Nest for Reborn」というのが大阪パビリオンの名称です。これはどういうことかというと、「Nest」というのは「巣」という意味ですけども、まさに新たな生まれ変わりが万博の大阪館、巣をイメージしたところから新しいものが生み出される巣なんだということを表現しています。未来の大阪の可能性はここから生まれてくるんだと、新しいものが生まれる、鳥の巣なんかもそこで新しい鳥が生まれて羽ばたいていきますけども、そういった巣をイメージしたパビリオンになっていますので、名称については「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」といたします。
 ここに模型があるのでこの紹介をさせていただきます。これが大阪パビリオンの模型になります。データの絵としてはこういう形になりますが、これが大阪パビリオンの模型として様々今後、展示をしていきたいと思います。この模型については150分の1で作った「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」という名称です。ここに名称がありますけども「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」という名称が決定をいたしました。縮尺は150分の1です。
 ここに上から水が流れるというようなことを想定しています。ガラスで光も入ってきて、そして屋根に水が流れていると。ですので、水の中に包まれたような空間にいるということになります。また、穴も空いていますので光が入ってきたり、自然の風が入ってくるというようなつくりにもなっています。1階部分と2階部分に分かれるわけですけど、ここの巣の中で新たなものが生まれる、新たな大阪の未来が生まれるといったまさに生誕の地であると。鳥が羽ばたくためにつくるような巣をイメージしたものになります。
 木材等も頻繁に使って持続可能な社会ということも想定しながら、まさにヘルスケア、命、健康、生命ということをテーマにしながら、この中で自然のぬくもりも感じながら新たな大阪の未来空間が生まれる、そういったパビリオンにしていきたいと思います。
 今日ここで発表させてもらいますけれども、今後ATC等、様々な場所でパビリオンの模型については展示をしていきたいと思います。
 僕からは以上です。 
 すいません、7月15日から19日までがATCで、7月20日以降、当面の間は大阪市役所の正面玄関のホールの中に展示をしていきます。失礼しました。

質疑応答

 職員

 それでは、府政・公務に関する質問をお受けいたします。質問される方につきましては、挙手の上、社名とお名前をよろしくお願いいたします。
 それでは、幹事社の共同通信さん。

新型コロナウイルス感染症対策関連について(1)

記者

 共同通信の丸田と申します。
 コロナに関して幾つかお尋ねします。新規感染者数ですが、昨日時点で9,000人を超えておりまして、今後も拡大が見込まれるというお話です。今日の感染者数について1万人台に乗るかあたり、そのあたりの概数が報告されていればお願いします。

知事

 これについては、また夕方正確な数字が出てきますので、そのときに発表させてもらいたいと思います。

記者

 病床使用率、あと、あるいは宿泊療養施設の使用率の関連なんですけども、同じように感染が増えている東京は昨日でしたか、確保病床を5,000から7,000の1.4倍で2週間後をめどに確保するというようなことが出ておりました。大阪でも同じように病床あるいは宿泊療養施設、それぞれ12日現在で3,800、9,800となっておりますけども、これの上増し確保というのは考えているのでしょうか。

知事

 もともと病床については、軽症・中等症がさらに600床増床して約4,000床です。宿泊療養については1万室です。これが現時点の数ですので、この運用数自体を今どんどん上げていっているという状況です。ただ、例えば4,000の軽症・中等症の病床が一気に何千に上がるということはないと思います。病床の確保の拡大については、要請もしながら対応していきたいと思います。重症が600床ですから、合計で4,600床が今の大阪の病床。病床の確保も要請も当然していきますし、それから病床の確保数に入っていない数として、病院でクラスター等が発生した場合には、そちらの病院の中で確保をお願いしますと。ですので、4,600にある意味カウントしない病床数もあるというのが現状です。管理しているのが4,600ということになりますが、全ての病院で基本的には対応してもらいたいというのをこの間準備してきましたので、非コロナ病床であったとしてもコロナの初期治療はできるようにということを要請してきました。
 ですので、非コロナ病床、病院だったとしても、自院でもともと病気のある方がコロナになった場合には、基本的な初期治療はそちらでやっていただくというようなこともさらに要請をしていきたいと思っています。

記者

 今回の第7波が第6波と同じような上がり方をした場合というのは、病床の数であったり、宿泊療養施設の数というのは、今現状確保しているもので賄えるというご判断なんでしょうか。

知事

 大切なこととして、初期治療が重要だと思っていますので、まず、陽性になった場合、とりわけ高齢者の場合、高齢者施設もそうですけども、そちらで初期治療を受けられるようにするという体制をこの間整えてきました。これはもう皆さんもご承知のとおりずっとやってきたところですので、まずそれをしっかりやっていくということです。
 その上でどうしても中等症になっていくというような方で、入院が必要な方については入院をすると。全て入院というよりは、特に高齢者の方は本当に入院したほうがいいのかという議論もあります。とりわけ介護が必要な方、もともとのお住まいのところで治療を受けたほうが、その後のことも考えるといいのではないかという議論も、これは当然あるわけで、ですので、基本的には高齢者施設等を含めて、まずはいらっしゃるところで初期治療を受けられるようにすると。そして中等症、重くなってきた場合には入院するということを今、想定をしています。そこのトータルで考えることが重要だと思っています。
 この病床で足りるかどうかというのは、今後の波によって、それは当然、なかなか予測は難しいところですけれども、何とかそういった初期治療も行いながら、早期治療することで対応していく、また病院にも、病床の増床なんかも依頼をしながら対応していくということになると思います。

記者

 介護が必要な方というのが今、言及ありまして、7月1日に運用開始で、4日から受入れが始まった住之江の臨時医療施設があると思うんですけども、まだ開設して日が浅くてという状況ではありますけども、もし運用状況等、報告を受けていれば、お願いします。

知事

 これは日々、今、入所もありまして、大体1日に2人から3人、少ないときは1人入所している状況で、現在の入所者数は11名です。40床ですから、そのうち、現時点では11名の方が入所をされているという状況です。また宿泊療養施設も、これまで大阪では診療型というのを進めてきていますから、中にお医者さん等がいらっしゃるようなところも、半分以上はそこにしているので、ですので、高齢の方もそういったところに入っていただくというようなこともしながら、単に病床数だけじゃなくて、トータルで対応していきたいというふうに思っています。

大阪・関西万博開幕1000日前を契機とした主な取組みについて(1)

記者

 ありがとうございます。テーマは変わって、万博なんですけども、直近18日に東京、大阪でイベントもあるということで、これは吉村知事は参加されるんでしょうか。

知事

 はい。これは私も参加します。

記者

 どちらに行かれる……。

知事

 もちろん大阪です。松井市長も大阪に参加する予定です。若宮大臣も一応、こちらに来られるとは聞いています。
 それから、名称を決定しました「大阪ヘルスケアパビリオン」ですけども、この「大阪ヘルスケアパビリオン」のロゴマーク、これを募集いたします。公募をいたします。7月中に公募をする予定です。まだ今の時点で、この日に公募するというのは決まってませんが、また公募する日が決まれば、改めて発表させていただきたいと思います。「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」のロゴマーク自体も作っていきたい。それも公募をしていきます。

 職員

 次にご質問。読売新聞さん。

新型コロナウイルス感染症対策関連について(2)

記者

 読売新聞の山本です。
 大きく2点ほど質問させてもらいたいんですが、まず1点目に、コロナについて、昨日の山際コロナ担当大臣の記者会見で、大臣のほうは行動制限の要請というのはしないけれども、現段階では考えていないけれども、きっちりと、どういった手だてで抑えるかを考えていきたいというふうに話されていましたけれども、これについて知事の受止めを伺いたくて、現場の知事として、今から国が増えている段階で検証して何を考えるかというのは、ちょっと遅いような部分もあるとは思うんですけれども、知事の受止めがありましたら、教えていただけますでしょうか。

知事

 遅いとはいえ、そういった方向性を出すというのはぜひ出してもらいたいと思います。特にオミクロン株の特性に合わせた感染の抑制の方策を出すということなので、それは国として基本的対処方針にも組み込むことになると思いますので、これはぜひ、それが出れば、また新たな、それに基づいた対応というのも、大阪府としても取っていきたいと思います。
 もちろんこれは専門家の意見も聞いた上で判断すると思いますし、大阪だけじゃなく、基本的対処方針に基づいて都道府県は行動するということが特措法に明記されていますので、他の都道府県もそうなると思います。大都市部は特に共通していると思うので、そういった点を国として、基本的対処方針で方向性を出すということだと思いますので、逆に今までなかったのがちょっと問題だと思いますが、ただ、でもそれは、今の状況でも出すということであれば、それを基に、ちょっとどんなものか分かりませんから、何ともコメントできないですけども、それを基に新たな対応ということも当然取っていきたいと思います。

大阪・関西万博開幕1000日前を契機とした主な取組みについて(2)

記者

 分かりました。続けて、万博についてなんですけれども、大阪のパビリオンの名称が決定したということで、この名称について知事、率直にどう思われたかということを教えてもらえますでしょうか。

知事

 まず、いのち輝く未来社会のデザインというのがテーマで、いかに豊かに暮らしていくか、いかに次世代の生活というのをここで展開していくのかということですので、まさに「ヘルスケアパビリオン」ということについては、目的がそのまま名称になったと、非常に分かりやすい名称だと思っています。
 また、英語のほう、「Nest for Reborn」、こちらのほうが非常にメッセージは籠もっていると思いますけれども、やはり「Reborn」というのが大阪館のテーマでもありますから、その名前を入れて「Nest for Reborn」、つまり生まれ変わる、この巣から新たなものが生まれて誕生するんだというようなメッセージを込めた名称です。
 先ほども申し上げましたけども、ここで新たなものが生まれて、鳥の巣を少しイメージされていますけど、鳥の巣なんかでは、そこで新たな鳥が生まれて大空に羽ばたいていくと、そういったイメージのパビリオン、大阪の新たな未来がここから生まれて羽ばたいていくというようなものになればいいなというふうに思って名称を決定いたしました。

記者

 分かりました。それで関連してなんですけれども、今回の万博というのは、バーチャル大阪であったり、ちょっとネットというか、仮想空間というか、そういったものを生かす部分もありながら、実際パビリオンという形で、現場でリアルな展示といいますか、そういうことをする万博にはなっていると思うんですけれども、リアルでパビリオンとかを集めて展示をしていくという、その万博の意義というのは、どういったところにあるとお考えでしょうか。

知事

 やはりリアルとバーチャルをつなげるということが、非常に僕は大きな意味だと思って、それぞれに相互作用の効果があると、相乗効果があると思っていますので、ここはこれからの時代、切り離すものではないだろうと思っています。だから相乗効果を目指していきます。
 ただ、バーチャルだけではないよさというのは、やはりリアルにはあって、それはそこで感じる、生で感じる空気感、実際に見て感じる空気感、そのインパクト、まさにこれはそこでしか、画像上ではなかなか体験できないもの、そういったものをリアルのパビリオンでしっかり展示もしていきたいし、紹介もしていきたいと思います。リアルな世界というのはこれからもなくならないし、必要になってくると思いますが、いかにリアルとバーチャルの融合を図るかというのはこれからのテーマに、これは万博に限らず、次世代のテーマになってくるとは思います。
 ただ、リアルの世界というのは、結局、社会って人間で成り立っているので、その人間の本質的欲求として、人と人が接するとか現場の生の空気感を味わうというのは多分、人間の本質的な欲求なので、なくなることはないと思います。ですので、それをいかにバーチャルと融合して新たな空間を生み出すかということはあると思いますけども、人間が存在する限り、人の本質的な欲求として、人と人とが接するとか生で空間を共にするとか、そういったものは本質的にある欲求だと思うので、なくなることはないだろうと僕は思っています。

大阪・関西万博開幕1000日前を契機とした主な取組みについて(3)

記者

 分かりました。
 あと、最後になんですけれども、改めて、大阪・関西万博の開催地の知事として、開催意義と、現状の鉄道ですとか道路ですとか会場であったりとか、万博のそういったハード面の準備状況については、進捗どおりに進んでいるとか遅いだとかこうしていかないといけないだとか、そういう準備状況についてのお考え、教えていただけますでしょうか。

知事

 まず、この万博において、大阪あるいは日本、あるいは世界の未来をそこで体験すると。次の世代、次の未来、社会をそこで体験して、そして新しいものを生み出していく、つくり出していく、新たな価値観をつくり出していく。これが非常に重要な意義だと思っています。今はないかもしれないけども、次の社会はこういったものが人々の中で新たに生まれてくるんだと。そういったものは、これはもちろん経済の活性とか暮らしを豊かにするとか、様々な効果はありますけれども、次の時代、未来を今、将来チャレンジする未来を今展開するということに僕は万博の大きな意義があると思っています。なので、例えば、1970年万博もそうでしたけども、中高生とか若い世代が、こういう未来が来るのかというのを、インスピレーションを感じて、そしてそれらがまさに50年たてば現実的なものになっているものがたくさんある。同じように、2025年万博も、命、健康、暮らし等がテーマですけども、今はないかもしれないけども、次の世界はこういうものをめざしていこうよというようなインスピレーションとか技術、チャレンジ、そういったものを感じられるものが、体験できるもの、体感できるものになればいいと思っています。社会課題解決とよく言われますけども、もちろんそういった要素も当然あります。
 現実の実務的な工事等の準備については、現時点では、地下鉄の準備も含めて着実に進んできているという状況だと思います。

新型コロナウイルス感染症対策関連について(3)

 職員

 次にご質問。朝日新聞さん。

記者

 朝日新聞の新谷です。
 コロナの話に戻ってお尋ねさせてください。年代別の新規陽性者数のところで、各年代同じように上がっているというお話、あったと思います。一方で、10代以下で感染拡大のペースがやや速いと。実際、学校なんかでお子さんの感染が拡大しているというような話もちょっと耳にしたりもしているんですが、このあたり、知事の現状認識を改めてお願いします。

知事

 直近でも、先ほど申し上げましたが、例えば昨日でいくと10代が一番多い1.2で、その他の年代は1.16です。平均的に見ましても、このグラフ上も明らかですが、20代、30代と10代がほぼ同じぐらいの角度で上がっていっていますので、20代、30代はもともと行動範囲が広いですから、感染拡大するときは最初に20代、30代で起きやすいというのが今までの考え、通例でしたが、同じように10代も増えている。つまり、感染拡大力の強いものが今、学校においてやっぱり増えているということだと思います。学校では共同の生活をし、共同の学びもしますから、接触する機会も多くあります。なので、学校等において感染が出てクラスターになると。そこでの広がりというのも今、これだけ感染拡大力が強い株ですから、それが生じているという認識です。

記者

 ありがとうございました。
 結構、学級閉鎖等を判断される学校さんや保育園等も多いと思うんですけれども、このあたり、オミクロンの特性を考えて、現状のままでいいというご認識でしょうか。

知事

 前に、学校における感染が起きた場合の基準というのを第6波でつくっていますので、現時点ではそれをそのまま適用していきたいと思います。
 今後変わる可能性はありますが、これは非常に難しい面もあって、やはり子どもたちの学びの場を保障するということも重要です。これまでのコロナの中で、なかなかいろんな制約を子どもたちにもお願いしてきた中、今に至っています。やはり学びの場を保障するというのも重要な側面でもあるので、それとのバランスを考えながら、第6波での基準等もつくってきましたから、現時点ではそれを今そのまま適用するという判断です。何か、より強い学校への抑制策というのは、現時点ではありません。
 ただ、今後、この感染が、おっしゃるとおり10代で確かに、例えば昨日だったら20代よりも多いわけですから、どうするかということについては、今後は状況が変わる可能性がありますけども、現時点では、やはり学びを保障するということも重要なので、とりわけ、それは何か特別にというのは、今の段階ではないです。ただ、今後ちょっとそれは分かりません。ただ、もうすぐ夏休みには入ってきますので、学校の現場というのもちょっと少なくなってくるんじゃないかなと思います。

新型コロナウイルス感染症対策関連について(4)

記者

 ありがとうございます。
 もう1点、変異株の置き換わりのペースについてのお考えをお聞かせください。BA.2に置き換わっていったとき、感染自体は大きな波にはならなかったと思いますが、1か月ぐらいで全て置き換わっていったように記憶しています。このBA.5に置き換わっていくペース、どのようになると今、予想されていらっしゃいますでしょうか。

知事

 これは3週間の数字ですけども、8.6から26.9、そして今39.2、概数でいくと10%から25%、40%ですので、この割合で増えていくだろうと。曲線でいくと、ぐっと増えるときは増えるんですけども。ですので、まだ今は40%ですから、まだもう少し数週間はこの拡大傾向が続くのではないかと、置き換わりの傾向が続くのではないかというふうに思っています。まだ今の段階で40%なので、先週と比較しても15%ですので、急激に置き換わっているというところでもないと思いますから、今後どういう増え方になるか分かりませんけども、数週間はこの置き換わりの状況が続くだろうというふうに思っています。つまり、感染の拡大の状況が続く可能性があるのではないかと思っています。

記者

 ありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症対策関連について(5)

 職員

 次にご質問。日経新聞さん。

記者

 日経新聞の三宅と申します。
 感染拡大の要因についてお伺いいたします。先ほども呼びかけられていましたが、若年層への3回目接種の低さですとか、また、高齢者の4回目接種が始まり出したこのタイミングということが感染拡大の一因になっているという認識でしょうか。

知事

 ワクチン接種とこれがどこまで関係するのかというのはなかなかちょっと難しいところだと思います。このBA.5は、ワクチンを接種していても、これはやっぱり拡大力が強いので感染するケースも多く見られるというふうな報告もありますので。あとは、ワクチン接種してから、3回目からちょっと時間もたっているので、それのいわゆる感染の防止効果については弱まってきている、発症予防効果も弱まってきているのではないかと。その中でのBA.5。BA.2はある程度対応できたとして、BA.5はそういった側面もあるじゃないかというふうにも言われています。ただ、ちょっとここはなかなかそこまで因果関係が難しいところだと思っています。
 ただ、いずれにしても重症化予防効果は間違いなくあるので、ワクチンの3回目接種がまだの方はぜひ接種をしていただきたい。今、ワクチンの接種会場も余っている状況ですから、いつでも接種できるので、これからさらに感染拡大することが予測されるので、3回目接種がまだの方はぜひ接種をしていただきたい、4回目の要件を満たしている方もぜひ接種をお願いしたいと思います。

記者

 ありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症対策関連について(6)

 職員

 次にご質問。関西テレビさん。

記者

 関西テレビの菊谷です。
 政府のほうが、医療従事者と、それから高齢者施設の従事者の4回目接種の検討に入ったということですけれども、知事がこれまで再三要望してきたことや、また、昨日の全国知事会の要望が反映してということなんでしょうか。何か聞いていることがあればお願いします。

知事

 5月16日から文書でも正式に厚労大臣、それから官房長官、ワクチン担当大臣にも要望もしているとおりです。これは予測できたことですので、できればこの波が起きる前に判断をしてもらいたかったと思います。波が起きてからではやっぱり少し遅いところもありますので、先手という意味では、波が起きる前にも予測もできていました。ですので、我々も5月から要望もしていたわけです。ワクチンを倉庫に眠らせておくより、新たな大きな波が来ることに備えて、とりわけ医療従事者や介護従事者の方には、医療体制を確保するためにも、クラスターを防止するためにも、やらないよりはやったほうがこれはいいわけですから、希望する方に接種ができるようにということを要望してきました。本来であれば波が起きる前に判断してもらいたかったと思いますけれども、でも、今からでもやらないよりはやったほうがいいと思いますので、ぜひ接種の判断をしてもらいたいと思います。接種対象者を広げると、医療従事者や介護従事者に広げるという判断をしてもらいたいと思います。動機まではちょっと分からないです。

大阪・関西万博開幕1000日前を契機とした主な取組みについて(4)

記者

 もう1点、万博に関してなんですけれども、博覧会協会のほうなどでは、大阪と東京の温度差のことなども課題に上がっていますけれども、今回、1000日前イベントを東京と大阪で行うということですけれども、その温度差を縮めるために、何かそういったすみ分けですとか、考えていることがあれば教えてください。

知事

 なので、まず、これは東京と大阪会場を同時にやりますので、こういったものを一緒にコラボしてやっていくと。場所は違えども、同じ空間、同じ時間にやっていくというようなことのコラボの企画も考えていますので、こういった東京会場、大阪会場それぞれ連携しながら、首都圏においても、様々、万博に向けた機運醸成ということを取り組んでいきたいと思います。
 また、首都圏に限らずですけども、やっぱり全国的な機運醸成という意味では、全国知事会等にも働きかけをして、全国の都道府県でも、さっきの横断幕なんかもありましたが、様々なご協力をお願いしていきたい。そして、全国的に機運醸成を図ってということにも、そういったことにも力を入れていきたいと思っています。

記者

 ありがとうございます。

知事

 すいません、この万博の大阪会場についてですけども、先ほど私と松井市長が出席するというふうに申し上げましたが、若宮担当大臣については今現在調整中ということで、まだ最終決定ではないということですから、そこのところの分だけ訂正をさせていただきます。

新型コロナウイルス感染症対策関連について(7)

 職員

 次にご質問。大阪日日新聞さん。

記者

 大阪日日新聞の椎葉と申します。よろしくお願いします。
 オミクロン株の件数状況で、ちょっと関連した質問をさせていただきたいと思っているんですが、5月の末から6月の終わり頃にかけましてのゲノム解析実施状況のまとめを厚生労働省が出しておるんですけれども、大阪府の地方衛生研究所については52件という結果になっております。件数的に、例えばそのぐらいの件数で実施の件数状況について把握できるものなのかということはどうお考えでしょうか。

 職員

 確認いたします。

記者

 じゃ、確認してからお願いいたします。
 今のゲノム解析の件数とか、今この資料には載ってないんですけども、今の状況ですと、十分な検査量というか件数を確保した中での、今、分析ということでよろしいんでしょうか。

知事

 まず、ゲノム解析そのものについては、やはり2週間ぐらい前の数字ですので、正確に把握しているのはやっぱりこの変異株のスクリーニング結果だと思っています。傾向において正確に把握しているのはスクリーニング。そして、それはBA.5なのかBA.4なのか、あるいはBA.2.12.1なのかという、かなり詳細な分析についてはゲノムですけれども、やっぱり重要なのは傾向だと思っていますので、直近の傾向という意味では、この変異株のスクリーニング検査のほうが私は重要だと思っています。
 スクリーニング検査について見ると、これは数日前の検査結果が反映されますので、ほぼリアルタイムに近い分析になります。検査数についても、当然、何千という検査をやっているわけではありませんけれども、ウイルス量が多いものをピックアップして抽出検査をしていますので、傾向という意味では測れるだろうというふうに思っています。それを見たら、約560の検体を分析したら、219がBA.5またはBA.4の疑いが高いということなので、このゲノムと合わせるとほぼBA.5だと我々は分析をしていますが、そういった意味では、スクリーニング検査の検査数、それから検出数を見ると、一定のある程度正確な傾向はここでつかめているというふうに思っています。

記者

 ありがとうございました。

 職員

 ほかにご質問よろしいでしょうか。
 なければ、これで記者会見のほうを終了させていただきます。ありがとうございました。
 マイクのほうは記者会にお返しいたします。

このページの作成所属
府民文化部 府政情報室広報広聴課 広報グループ

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