平成24年度第3回大阪府戦略本部会議 議事概要【議題3】

更新日:2015年8月5日

議題3 グランドデザイン・大阪について

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資料3-1 グランドデザイン・大阪 広報用冊子

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資料3-2 グランドデザイン・大阪 広報用パンフレット(日本語版) 

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資料3-3 グランドデザイン・大阪 広報用パンフレット(英語版)

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※資料に基づき、住宅まちづくり部から説明

【木村副理事】
・民間との事業推進組織を見ると、各エリアで推進協議会を持つとか、インフラ推進会議とかあるが、それほどボリューム感のある組織運営はできるのか。そうした組織を構築し、検討していくとなると、大変だと思うが、見通しは。
・経済界とすり合わせをしたとの説明であったが、総論として今回のグランドデザインに対して経済界はどういう印象を持っているのか。

【住宅まちづくり部】
・経済界のみなさんと議論させていただいている中身について、関経連であれば、特にうめきたについての議論をしている。関経連におけるうめきたの議論の場にも呼んでもらうなど、今後の取組みも一緒に進めて行こうということにしている。
・経済同友会とは、みどり化の議論をずっとされているということで、グランドデザインとは趣旨が合致しているので、一緒にがんばりましょうという話をしている。
・大阪商工会議所とは、大阪城や道頓堀の取り組みなどすでに市とともに進めているところ。これまでは、都市魅力と一緒に取組みをしていたが、ハード面でのグランドデザインについても一緒にやっていこうという話をしてきたところ。
・これだけのエリアを一手に引き受けて動かせるのかという点について、順次我々の体制を拡充させていただくことで、一つ一つ進めて行くしかないと思っている。例えば、なんば・天王寺・あべのなどは、我々もまだ研究段階。大学のみなさんも集まって、民間で自主的にグランドデザインの趣旨に賛同して一緒にがんばろうと、研究会を立ち上げ、その場に我々を呼んでいただいている状況。我々が主導するのではなく、地元のみなさんが一緒にがんばりましょうと声かけしていただいているという例もある。

【木村副知事】
・経済界の方と話をしていると、最後は金の話になって、「どこかで資金提供を求められるのではないか」、現に御堂筋イルミネーションの金を出してもらっているが、「官が金をしぼって、それを民間に代替させているとは言わないが、公でも金を確保せよ」との意見が多い。夢を語るだけならいいが、実際に仕上げていくときの財源の話も今後出てくる。しっかりと方針を立てて、進めていただきたい。

【総務部長】
・素案の報告を受けた時には、これをたたき台に、民間の意見も聞いてとりまとめする、とのことであったが。素案の段階から、そういう作業を経て、変わったところはどこか。

【住宅まちづくり部】
・統合本部での意見、民間のみなさんからの意見、パブコメでの府民のみなさんからの意見色々あった。
・冊子の1ページ、2ページの哲学部分については、都市魅力の理念とも合致させている。橋爪顧問と相談しながら、しっかりしたものに作り上げてきた。
・エリアについては、4エリア2軸であったものを、パブコメや各エリアでの取組みを聞いて、軸ではなく、エリアとして取り組んでいきたいとの話であったので、場所としては変わっていないが、6エリアに変更した。
・取組みについても、長期・中期・短期がバラバラに入っているとの指摘を受け、短期、中期、長期をしっかりと分けて記載した。
・インフラについては、これまでの考え方を整理するとともに、市長会・町村長会からいただいた、周辺も含めた取組みを考えていくように、との意見を踏まえ、一部修正をしている。
・どうやって事業を進めて行くのかとの意見があり、事業推進体制を加えた。

【総務部長】
・前回の議論で、行政計画にする、との話であった。公が担う部分と民間が担う部分を明確にするとの話もあったが、それができていないのはなぜか。

【住宅まちづくり部】
・大きな方向性を示す中で、公がやるべきこと、民間と一緒になって取り組んでいくといった方向性を示している。

【総務部長】
・それは、どこに示されているのか。

【住宅まちづくり部】
・2ページの「仕組みのグレート・リセット」のところで、基本的に「民間主導」でがんばっていこうとしており、それぞれの取組みの方向性をここに示している。

【小河副知事】
・これからエリアで具体の事業推進をしていくときに、もう少し明確化されてくるということ。

【総務部長】
・私が言っているのは、個々の取組みについて、整理して出されると思っていたのだが、それはこれからということか。

【住宅まちづくり部】
・これからエリアの推進体制をつくって、そこで仕分けをしていく予定。

【綛山副知事】
・2ページに「行政主導」でなく「民間主導」と書いている。咲洲庁舎を議論したときに、府市、民間もあわせて、大阪の玄関口をよくしようという議論をしたが、経済界は結局事務所すらつくってくれなかったという経緯がある。
・寄附をもらうとか、お金を出してください、とかいうのではなくて、民間も含めて一緒になって、例えば咲洲の塩漬けになっている土地を動かそう、それによって大阪を変えていこうというように、各論を議論する際にそういった視点をもって進めて行ってほしい。民間は、会社がもうからないと動かない、となってしまうが、それだけではく、もうけるためにも大阪を変えていこうというのが、この思想。

【小河副知事】
・今まで大阪市が取り組んでいるときは、拠点のポイントしか考えていなかったが、今回は、大阪の中心部はこういった大きな方向で変わっていく可能性があり、今動いています、ということをまずは示すことで、みんなが取り組みやすくしようというのが、このグランドデザインの目的。そのため、パンフレットもつくり、今までとは違った動きでPRしてはどうかと考えている。

【住宅まちづくり部】
・6つのエリアごとに推進協議会を民間、経済界とつくっていくが、民間はそのエリアに縁のある地権者、企業、鉄道会社など。基本は民間主導であるが、そこで行政と民間の仕分けをしっかりやっていきたい。

【綛山副知事】
・インフラについても、都市部の装置としてしっかり進めていってほしい。

【総務部長】
・エリアの推進協議会は、目標として今年度内にすべてつくるということでよいか。

【住宅まちづくり部】
・うめきたや咲洲など進んでいる、熟度が上がっているエリアもあるが、それ以外では熟度の低いところもあるので、熟度を高めるための仕掛けもして、すべてのエリアで協議会をつくっていきたい。

【知事】
・民間は、自分の会社がもうからないことには、なかなか投資しない。会社の規模にもよるが、御堂筋イルミネーションや、光のルネサンスなど、民間企業から見て、この程度はお付き合いしていこうかという程度のお金は出してくれるが、大規模投資になると、企業は利益が出るという先行きがないと、やらないもの。咲洲が失敗しているのは、インフラコストだけでも会社の利益を阻害する要因になっているから。では、インフラをどういう形でつくっていくか。鉄道ルートについて、小河副知事や上山顧問、また、顧問や参与に鉄道会社の方に入っていただいているので、それらの方々にも意見を出してほしい、とお願いをしている。ベイエリアに位置するので、川からの移動手段もどうか。
・行政ができることは規制緩和。民間は、規制緩和でもうかるでしょうと言えば、必ずそこに来る。グランドデザインで、それぞれのイベントに少しずつ出してと言えば、利益の5%くらいならお付き合いしましょうというのが、民間。民間が出て行きたいという環境づくりが一番大事。グランドデザインで民間が大阪に進出したいと思ってもらえるようにしたい。
・グランドデザインのインフラ部分については、将来世代のためでもあり、20年、30年のことなので、その間にいい循環に変えれば、借金で将来世代へのツケということにはならないので、そこは総務部長にも考えてもらいたい。

【政策企画部長】
・交通とか、都市インフラは、行政としての議論を十分する必要があると思う。全体、エリアごと、民間との役割分担や連携についてしっかりおさえてもらって、個々具体化するときには、改めて議論するということで、よろしくお願いする。

このページの作成所属
政策企画部 企画室政策課 政策グループ

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